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2019/06/10

イナズマン

イナズマン


雷のことを稲妻とも言うが、それに「ン」をつけただけのヒーロー、それがイナズマンだ。
イナズマンの放送が始まったのは昭和48年10月。
私が8歳の頃だ。
この頃の超能力は、子供にとって憧れの能力だった。
今もかね。
サイコキネシス、テレパシーはバビル2世が使いこなしていた。
テレポーテーションはエスパー魔美だ。
で、その超能力を使うのが主人公の渡五郎。
超能力を発揮してサナギマン、そしてイナズマンに変身するのだ。
だが、色んな超能力を自在に操って活躍すると言うよりは、イナズマンに変身するのが超能力なのだ。
いきなりイナズマンには変身出来ず、まずはサナギマンに変身、そこでエネルギーを蓄えてからイナズマンに変身だ。
という事は、渡五郎はイモムシと言う事だね。

対するは帝王バンバの率いる新人類帝国。
超能力集団のはずだが、あんまりショッカーとかと変わりがなかった。
もう少し超能力バトルを展開してほしかった。
バビル2世的な戦いの実写バージョンを期待したが、全然そんな事はなかったね。

イナズマンを助ける少年同盟という集団が登場した。
仮面ライダーにおける少年仮面ライダー隊だね。

以前の記事→イナズマンの少年同盟は超能力がなくても入れた

少年仮面ライダー隊は自転車に乗って走り回ってただけだったが、少年同盟はキチンと敵と戦うのだ。
さすが超能力があれば、子供でも新人類帝国と戦えるのだ。
この少年同盟、元々はマンガ。
それがイナズマンに脇役として登場したのだ。
少年同盟は子供達の集団だが、それに混ざる渡五郎はもう少年ではないよね。

イナズマンが乗るのはオートバイではなく自動車だった。
この自動車がカッコよかった。
ライジンゴーだ。
道路を走るときはそれなりに自動車っぽいが、これは空も飛べるのだ。
空を飛ぶ時はもっと獣っぽくなる。
これがカッコよかったのだ。

イナズマンは25話で終了。
あんまり人気がなかったのだろうか。
リニューアルしてイナズマンフラッシュに番組が変わった。

イナズマンフラッシュの敵はデスパー軍団。
デスパーって、エスパーのもじりなのだろうかね。

イナズマンの原作は少年サンデーで連載。
こちらはけっこう超能力の戦いが描かれていた。
マンガでは最後まで敵はバンバだ。
総統も出てきたが、実際の総統ではなくて、あだ名みたいな感じだったな。