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2018/06/23

平成2年に発売されたソニーのステレオラジカセ

平成2年。

『おどるポンポコリン』が年間ヒットチャート1位。ご存知今に続くちびまる子ちゃんの主題歌だ。作者のさくらももこは私と同じ昭和40年5月生まれ。まあ、だからどうしたって話なんだが、なんか親しみがわくよね。

2位は米米クラブ『浪漫飛行』。よくカラオケで歌ったなあ。

前年デビューのLINDBERG『今すぐKiss Me』が第3位。これもよくカラオケでよく歌ったなあ。

たまの『さよなら人類』は4位。なんか変な人たちが変な曲を歌ってるなあみたいな感想だが大ヒットした。でも一発屋でこの後は知らない。

そんな平成2年に発売されたソニーのステレオラジカセ。

CFD-300


ドデカホーンCD
43,000円。

型番が3桁になった新世代のドデカホーンCD。上位機種CFD-900や700に似たシルエットだが旧世代っぽさも残るね。
昭和61年に発売された初代ドデカホーンは43,800円。この機種とほぼ同額だ。
4年の進歩でCDがついてリモコンがついてドルビーNRがついて液晶のディスプレイがついた。

●最大外形寸法:幅660x高さ228x奥行235mm(EIAJ)
●重さ:8.0kg(乾電池含む)

CFD-200


ドデカホーンCD
38,000円。

型番は3桁の200だが、デザインはCFD-900や700の流れではない。
旧世代機CFD-DW83(46,100円)の廉価版だ。
数字に騙されてはいけない。

他にもある、タイトルと中身が違うもの
・東京ディズニーランド(千葉にある)
・日立造船(日立グループでもないし造船もなし)
・おそ松くん(途中からはイヤミとチビ太ばっかり)
・ファンタグレープ(無果汁)
・ファンタオレンジ(無果汁)

●最大外形寸法:幅636.5x高さ211x奥行226mm(EIAJ)
●重さ:8.3kg(乾電池含む)


CFS-E22

11,000円

安いラジカセだね。
でも黒か赤か選べる。

●最大外形寸法:幅480x高さ147x奥行148mm(EIAJ)
●重さ:3.0kg(乾電池含む)

CFD-K10


PRESH
64,000円。

久しぶりに出たドデカホーン以外のブランド、プレッシュ。
この頃には使われなくなったソニーの公式「小型化=高性能化」。
カタログにはもうそんな表記はないが、そういう表現をしたくなるラジカセだな。
デジタブルZX-7的な四角いフォルム。その小さなボディーの中に高音質化の技術が詰め込まれている。
リモコンもカード型で、全体的におしゃれっぽさを演出している。

●最大外形寸法:幅480x高さ133x奥行157mm(EIAJ)
●重さ:7.0kg(乾電池含む)


CFD-T50


64,000円。

PRESHと同価格の64,000円。
この頃発売されていたソニーのミニミニコンポ、ピクシーっぽい。
ピクシーをさらに小型に、そして安くしたようなラジカセだ。
特に愛称はない。
なんで?
ドデカホーンコンポなんてどうだろう。
あるいは、ラジカセのくくりではなく、ピクシーの方に入れてピクシーAC/DCとか。

●最大外形寸法:幅686x高さ250x奥行234mm(EIAJ)
●重さ:11.0kg(乾電池含む)

CFD-330

ドデカホーンCD
52,000円。

CFD-300のカラオケバージョン。
ボーカルマイクとエコー回路がついている。
サイズや重さはCFD-300と同じ。
CFD-300よりも機能があるのに、重さが同じっていうのはどういう事なんだろうね。
100グラム未満の違いって事か。

●最大外形寸法:幅660x高さ228x奥行235mm(EIAJ)
●重さ:8.0kg(乾電池含む)


CFD-500


54,800円。
CFD-300や200は3桁の型番でも旧世代のドデカホーンっぽかったが、今度の500と400はいかにもCFD-900や700の仲間っぽい。
CFD-500が兄貴で400が弟だ。
CFD-500だけの機能としては、
1、2WAYスピーカー
2、スペースサウンド
3、ドルビーB・NR
4、7.5W+7.5W
5、CD高速ダビング
の5つ。
液晶ディスプレイの色もちょっと違っている。
兄の方が機能が多いがサイズと重さは一緒だ。

●最大外形寸法:幅640x高さ213x奥行266mm(EIAJ)
●重さ:8.0kg(乾電池含む)

CFD-400

49,000円。

CFD-500から5つの特徴を取り除いたのが本機。

●最大外形寸法:幅640x高さ213x奥行266mm(EIAJ)
●重さ:8.0kg(乾電池含む)

カタログ



まとめ

長らく続いたドデカホーンの隆盛も終焉が見えてきた感じの平成2年。
前年に発売された最上位機種CFD-900の後継は出ずに、違う愛称のプレッシュが誕生した。
ドデカホーンの主力はCFD-500と400の中堅機となり、12月のカタログではCFD-900、700共に生産完了品のマークがついた。

(このページの画像は全てソニーのラジカセのカタログから)


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