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【映画の感想】大怪獣決闘ガメラ対バルゴン

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 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(昭和41年公開) ヒットした映画の続編は多い。 昭和40年にヒットした『大怪獣ガメラ』の続編、それが『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』だ。 公開は昭和41年4月。 『大怪獣ガメラ』の公開が昭和40年11月だから、わずが4か月で製作されたのだ。 映画ではゴジラ、テレビではウルトラQが放送されていて世は怪獣ブーム。 ドゴラやギララは勢いに乗れなかったが、ガメラはブームにうまく乗っかった。 1作目の『大怪獣ガメラ』はモノクロだったが、予算が増えたのか2作目の『ガメラ対バルゴン』はカラー作品になった。 『ガメラ対バルゴン』は『大怪獣ガメラ』の続編らしく、物語は『大怪獣ガメラ』の続きから始まる。 火星に追放されたガメラをくくりつけたロケットが隕石と衝突、ガメラは地球に戻ってきた。 『ゴジラ』だと最後に倒してしまったので、続編の『ゴジラの逆襲』では実はゴジラは2匹いたなんて苦しい言い訳をしていたが、ガメラはラストで倒さなかったのが功を奏した。 ガメラは黒部ダムを破壊した後、火山に隠れた。体がデカいから隠れる場所も限られるのだ。 つかみはこれでOKとばかりに話は変わってニューギニア。 戦争中ジャングルでオパールを発見した平田という男の弟圭介が、小野寺、川尻という男達と共にジャングルに向かう。 行ってはいけないと現地の日本人に言われるが、知ったこっちゃないと進む3人はオパールを発見。 見つけはするのだが、小野寺がオパールを独り占めして一人で日本へ帰国する。 洞窟に残された圭介は、オパールが実は怪獣バルゴンの卵であることを知り村長の娘カレンと日本に向かう。 ということで、子供の味方のガメラだが本作にはその子供が一人も出てこないのだ。 オパール=バルゴンの卵は貨物船の船倉で赤外線を浴びて孵化、ワニにツノをつけたような姿のバルゴンが登場する。 バルゴンはあっという間に巨大化し、口からは冷凍液、背中からは虹色の破壊光線を放って大阪を破壊し始める。 この殺人光線は虹色なのだが、やはりカラーになったことを意識したんだろう。 大阪に行って大阪城を凍らせるバルゴンに対し、ガメラが飛来。 ジョジョのスタンドのように、怪獣は怪獣を引き寄せるのだろう。 で、ガメラシリーズ初の怪獣対決が始まる。 メインウェポンはガメラが火炎放射で、バルゴンは破壊光線と冷凍光線の二つあ...

カプセル怪獣アギラ

 カプセル怪獣 ウルトラセブンが使うカプセル怪獣。 あんまり強い印象はないが、地球を侵略に来る宇宙人が強過ぎるという事だろうか。 ダンはカプセル怪獣達の実力はわかっているだろうから、まあ大丈夫だろうと思って出現させているハズだ。 それを軽く蹴散らす侵略者達。 セブンガーがかなり強かったのはその反省からか。 アギラ モロボシダンが使うカプセル怪獣は3体いるが、最も地味な感じの怪獣がアギラ。 ウィキペディによれば、 『名前は円谷英二の三男である円谷粲(あきら、元円谷プロダクション副社長、元円谷映像社長)から採られたもの。』 との事で、あきらという名前に゛を足してアギラにしたのだ。 じゃあバジメとノボルがいても良さそうだがいない。 いや、出てこなかったカプセル怪獣にその名の怪獣がいたのかもしれない。 アギラは第32話『散歩する惑星』にて初登場。 第1話でウインダム、第3話でミクラスが登場したのに比べると随分と遅い初登場。 ウインダムもミクラスもアギラが出るまで2回ずつ登場していたが、ようやく新顔のカプセル怪獣が登場。 ダンのカプセルケースには最高で5個のカプセルが並んでいたから、怪獣も5匹はいるハズだったのだ。 眠い目をしたトリケラトプスのような姿のアギラ、初登場はリッガーとの戦い。 リッガーはかなり強い怪獣のようで、フルハシは「怪獣は滅法強い」と基地へ報告している。 アギラが出現した後にダンが気絶した為、リッガーと戦い続けるが劣勢。 このままいけば死んでしまうってところでダンが復活、回収された。 第46話『ダン対セブンの決闘』でアギラ2回目の登場。 今回はにせウルトラセブンとの戦い。 つり目のにせウルトラマンは顔を見れば一目でニセモノと分かるが、にせウルトラセブンはわかりづらい。 肘や膝に細いバンド、腹には金属製の腹巻きみたいなのをつけているが、顔や体はセブンと同じだからだ。 にせウルトラセブンを作ったサロメ星人も間違えるくらいは似ている。 アギラもそれで戸惑ったのか、セブンと戦う気持ちはなさそうで一方的に痛めつけられた。 カプセル怪獣の出番は第46話で終了。 ダンが著しく体調不良になった第48話、最終回の第49話には出てこない。 セブンがかなりピンチな時にこそカプセル怪獣の出番だと思うが、パンドン相手にアギラやミクラスでは厳しいと考えたのか。 意識は朦朧として...

カプセル怪獣ミクラス

 カプセル怪獣 『ウルトラセブン』に登場したカプセル怪獣。 モロボシダンが使うが、セブンに変身してからは使った事はない。 まあ、セブンに変身すればほぼ自分で解決出来るのでカプセル怪獣の助けはいらないのだろうが、キングジョーみたいな強敵には一緒に戦って共闘する場面も見たかった。 『ウルトラセブン』は『ウルトラマン』とは違い地球を侵略してくる宇宙人とセブンの戦い。 『ウルトラマン』に比べると怪獣の出番は大きく減った。 メインの視聴者の子供達はやっぱり怪獣が見たいハズ。 そんな願いを少しだが叶えたのがカプセル怪獣達だった。 ミクラス 第3話『湖のひみつ』で初登場。 長い角2本、短い角2本の計4本ある角が強そうだが口がオバQ。 緑色のカプセルから登場。 登場してエレキングに体当たり、お互い後ろにひっくり返る。 突進力がありそうなミクラスだが、パワーはエレキングと互角なのか。 取っ組み合いになりグラウンドの攻防戦。 どちらも寝技は得意ではないのか、画面が切り替わるとスタンディングに戻っている。 ハラハラしながらミクラスの戦いを見守るダンはウルトラアイを盗まれて変身出来ないのだ。 エレキングは尻尾をミクラスに巻きつけるが、そのまま振り回されてぶん投げられる。 めげずに立ち上がるエレキング、口から光線を放ちミクラウスの周囲を炎で囲む。 口を開けて光線を放つのならわかりやすいが、エレキングの口は閉じたままで光線を放つので出すタイミングがわかりづらい。 尻尾をムチのように振り回しミクラスを3度ぶっ叩く。 3度目の脳天への打撃がかなり効いたようでフラフラしているミクラス。 エレキングはなぜか一度自分にグルグル巻いた尻尾をミクラスに巻きつけた。 抵抗せず尻尾に巻きつかれたミクラスにエレキングは電流を流す。 ビリビリビリと効いている様子。 これで十分と思ったのかエレキングが尻尾を解くとミクラスは両膝をつき倒れる。 「ミクラス、戻れ」とダンが回収、ミクラスは敗北した。 第25話『零下140度の対決』で再登場。 ウルトラアイを落としてしまい変身出来ないダンが黄色のカプセルを「ミクラス、行けー」の掛け声と共に投げて出現させた。 対決するのはガンダー、三角の顔に飛び出した目、逆三角形の翼が左右にある凍結怪獣だ。 吹雪の中の対決、ミクラスは突進するもガンダーは飛び上がる。 着地したミクラスは...

カプセル怪獣ウインダム

 カプセル怪獣 ウルトラセブンに登場したカプセル怪獣。 ミクラス、ウインダム、アギラーの3体だ。 自分が戦いたくない時やセブンに変身出来ない時などに使うが、どいつもあんまり強くない。 もっと強い怪獣をカプセル怪獣にしなかったのは、主役の座を取られたくない為だったのか。 ウィキペディアによれば、 『企画段階では『Q』と『ウルトラマン』の怪獣をカプセル怪獣にする構想があり、『ウルトラアイ』の企画書や準備稿ではレッドキング、ペギラ、アントラー、パゴスの名前が挙がっていたが、前作を踏襲しない番組の方針によって上記の新造怪獣に決定した。』 という事だ。 レッドキングやペギラはわかるが、パゴスなんて人気があったのか。 ウインダム ウインダムはロボットのような外見だがロボットではなく怪獣だという。 サイボーグみたいなものか。 頭にはセブンのアイスラッガーのようなものをつけているが取り外せない。 第1話『侵略者を撃て』にて初登場。 モロボシダンが「ウインダム、頼むぞ」と言いながら投げた黄色いカプセルから出現。 クール星人の円盤を叩き落としたり額から光線を出して撃ち落とす。 動きがいかにも頭が悪そうな感じなのは、あんまりいい電子頭脳を使ってないのだろうか。 合体した円盤に逆襲されダンが回収して出番は終わり。 第24話『北へ還れ!』で2回目の登場。 カナン星人の灯台へ向かうが、電子頭脳を狂わされてダンを襲い始める。 ダンはウインダムをカプセルに戻さずセブンに変身した。 ウインダムを狂ったまま回収しても、次に出すときに狂ったままだと困るので正気に戻そうとしたのだろう。 ウインダムとセブンの戦いになるが、ウインダムは弱すぎて相手にならず。 グルグルと同じ場所を回ってひっくり返る。 セブンはウインダムを正気に戻すが、灯台に向かわせたら再び狂わされた。 同じ事の繰り返しで学習しないセブンとウインダム。 倒れたウインダムを回収するセブン。 番組的にはこの回に敵の怪獣が出てこないので、ウインダムを狂わせてセブンの相手にしたんだろう。 3回目は『セブン暗殺計画(前編)』に登場。 ガッツ星人が悪巧みしてそうなので、ダンはセブンに変身せずウインダムを出現させる。 ウインダムは圧倒的な体格差で人間大のガッツ星人を踏んづけようとするが逃げられる。 ガッツ星人がパッと移動したのはテレポートか、それとも...

帰ってきたウルトラマン第5話〜第8話

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帰ってきたウルトラマン第5話〜第8話 第5話『二大怪獣 東京を襲撃』 第6話『決戦!怪獣対マット』 前後編となり、第5話にしてクライマックスだ。 エヴァンゲリオンの庵野監督は、学生時代に帰ってきたウルトラマンの映画を作っている。 エヴァンゲリオンの5話、6話が前半のクライマックスなのはこの影響だろうか。 サブタイトルの二大怪獣とはグドンとツインテール。 ツインテールを食べるのがグドンだ。 ツインテールっていうのは逆立ちしているような格好だが、いつもはモスラみたいにイモ虫状態で、攻撃するときだけ立ち上がった方がいいと思うんだが。 それだと格闘しずらいのか。 物語はまずこのツインテールのタマゴが発見される。 マットシュートで焼き払う岸田隊員。 それだけでいいのかと疑問に思う郷だが、岸田隊員のマットシュートへの信頼は覆らない。 で、タマゴからはツインテールが現れ、続いてグドンも現れる。 2大怪獣の登場だ。 帰ってきたウルトラマンはこの2大怪獣を相手にすることになった。 ツインテールはグドンと一緒になってウルトラマンと戦うが、ウルトラマンを倒し終えればグドンに食べられてしまうかもしれないのにな。 ウルトラマンと共闘してグドンを倒したほうが良かったんじゃないのかね。 夕日の中で翌週に続く。 怪獣を倒すため東京にスナイパーを使おうとする長官。 スナイパーはウルトラセブンにも出てきた強力な爆弾だ。 マットと地球防衛軍に繋がりがあるのだろうか。 スナイパーを使えば東京も廃墟になる。 でも使わなくても怪獣が暴れれば廃墟になる。 ならば使って退治した方がいいという判断か。 MATは怪獣退治のためにジープで戦う。 なんでマットアローなんかの戦闘機を使わないんだろうな。 まあ、迫力は伝わってきた。 第7話『怪獣レインボー作戦』 坂田一家とハイキングの郷。 平和だな。 こういう場面は第2期ウルトラシリーズの特徴だ。 郷は怪獣の気配を感じるがどこにもいない。 カメレオンのような怪獣なのだ。 でも怪獣の気配って、どんな感じなんだろうか。 怪獣はゴルバゴス。 MATにより塗装されてカラーになった。 第8話『怪獣時限爆弾』 怪獣ゴーストロンの尻尾にささった爆弾。 爆発しなかったのは10時間...

帰ってきたウルトラマン第1話〜第4話

帰ってきたウルトラマン第1話〜第4話 私が生まれたのは昭和40年。 ウルトラマンやウルトラセブンは私が生まれた後の放送開始だが、本放送はさすがに見た記憶がない。 帰ってきたウルトラマンは昭和46年4月から翌47年3月の放送。 このウルトラシリーズがリアルタイムで見た記憶がある初めてのウルトラマンだ。 第1話『怪獣総進撃』 『怪獣総進撃』のサブタイトルだけのことはあって、怪獣は3匹も登場する。 まずはタッコングとザザーンが登場。 タッコングは名前の通りタコのようで、ザザーンは海藻をまとわりつけたような格好だ。 仲が悪いのか二匹は戦っているが、ザザーンはタッコングに破れた。 弱いな、ザザーン。 名前もなんかいい加減につけたっぽいし。 石森ヒーローのビビューンやバシャーンやズシーンと同じ感覚。 ザザーンに勝ったタッコングも光に包まれて、海の中へ逃げ去った。 当時はわからなかったが、これは帰ってきたウルトラマンの仕業だったのだな。 透明な姿の帰ってきたウルトラマンがスペシウム光線を放ったのだ。 主人公は郷秀樹。 昭和の人気アイドル、郷ひろみと西城秀樹を足したような名前だが、登場は郷秀樹の方が早いのだ。 子犬を助けようとした郷はマンションの下敷きになり、病院に運ばれたが死亡。 その病院にウルトラマンが現れた。 地上では3分しかいられないのだろうが、どこにいたんだろうな。 「郷秀樹、君の勇敢な行動に感動した。君に私の命を預ける。地球の平和のために一緒に頑張ろう」 そう言って郷に乗り移るウルトラマン。 子供の頃はこのシーンが怖かった。 今もちょっと怖い。 だってウルトラマンが乗り移ってくるんだものな。 死んでいる郷に選択の余地はない。 後半には3匹目の怪獣アーストロンが出現する。 ゴジラ型の怪獣で見るからに強そうだ。 郷はウルトラマンに変身。 ウルトラマンとアーストロンの格闘。 最後はお約束のスペシウム光線で退治だ。 第2話『タッコング大逆襲』 郷はMAT入隊の試験を受け、剣道や柔道や射撃の腕前を試される。 戦う相手はMATの隊員達だ。 MATに入ってからこういう訓練をするのではなく、入るときの試験なのだな。 郷は途中入隊だから、即戦力が求められるのだ。 今回はタッコング大逆襲のサ...

ウルトラマンに出てきた宇宙人

 ウルトラマンに出てきた宇宙人 ウルトラマン 昭和41年7月17日〜昭和42年4月9日放送 全39話 ウルトラマンは怪獣対ウルトラマンが基本だが、時折地球を狙う宇宙人も登場した。 リンク ウルトラマン テレビドラマ『ウルトラマン』の主人公。 他の宇宙人は地球上での活動に制限時間はなさそうだが、ウルトラマンには制限時間がありカラータイマーが鳴ってエネルギー切れを知らせる。 バルタン星人 第2話『侵略者を撃て』にて初登場。 ウルトラシリーズの中でバルタン星人はかなりの知名度ではないだろうか。 フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッという笑い声(?)は誰でも一度は聞いたことがあるはずだ。 ウルトラQに出てきたセミ人間に太い眉毛を足し、両手が大きなハサミになっている。 故郷の星が爆発してしまったが、旅行中の20億3000万の一団が助かった。 20億3000万って、どんな団体旅行だ。 総人口がわからないので、どれくらいのバルタン星人が助かったのかはわからない。 苦手なスペシウム光線を浴びて撃退されたが、第16話『科特隊宇宙へ』に2代目が登場。 初代に比べるとノッペリとした印象だが、コチラの方がデザイナー成田亨のデザインに近いそうだ。 第33話『禁じられた言葉』には3代目が登場。 3代目はメフィラス星人の手下になっているが、登場してすぐに消えた。 人気があるなあ、バルタン星人。 ザラブ星人 第18話『雄星から来た兄弟』に登場。 他の星を滅ぼす事が目的という迷惑な宇宙人。 肩がなく首もなくておちょぼ口。 にせウルトラマンに変身する。 にせウルトラマンは目が吊り上っていて一目でニセモノと分かるのだが、ムラマツ隊長たちは気がつかない。 第33話『禁じられた言葉』にも登場するが、暴れもせずすぐに消えた。 メフィラス星人 第33話『禁じられた言葉』に登場。 子供に「地球をあげます」と言わせようとした宇宙人だが、言わせたからって地球はメフィラス星人のものにはならない。 地球は子供のものではないからだ。 知能指数10000以上というが、頭がいいのか悪いのかよくわからない。 暴力はキライだというメフィラス星人だが、ウルトラマンと互角に戦い戦闘能力は高そうだ。 その力でバルタン星人、ザラブ星人、ケムール人を配下にしたのだろうか。 ゼットン星人 第39話『さらばウルトラマン』に登...

タロー!ウルトラマンナンバーシックス!

 ウルトラマンタロウ リンク 昭和48年4月6日〜昭和49年4月5日放送 全53話 やはり名前っていうのは大事だ。 ウルトラAがウルトラマンAになってからしばらくは違和感が抜けなかった。 私は柔軟性がないので、一回インプットされると中々変えられないのだ。 そのウルトラマンAの後番組が『ウルトラマンタロウ』だ。 名前が変わった訳ではないのに、ウルトラAよりもコチラの方の違和感がスゴい。 ウルトラマンってSF的でカッコいいイメージだったが、タロウっていうのは日本人の名前。 それがウルトラマンの名前になるなんて、と。 ウルトラエースのように、タロウこそウルトラタロウでよかったんではなかろうか。 ウラシマタロウっぽくなるし、作風も現代のおとぎ話と考えるとウルトラタロウがピッタリだ。 私は当時小学2年生だったが、『ウルトラマンタロウ』はもう少し下の層を狙っていたのだろう。 本放送の時は数本しか見たことがなく、しっかりと全話見たのは再放送の時だ。 前番組の『ウルトラマンA』ではウルトラ兄弟やウルトラの父が登場、そしてタロウにはウルトラの母までが登場した。 こうなってくるとSFドラマっていうよりファミリードラマ。 さてウルトラマンタロウはウルトラ6兄弟の中では抜群の肉体を誇る。 他の兄弟たちの身長が40メートル(ゾフィーだけが45メートル)、体重3万5千トン(ゾフィーとエースが4万5000トン)なのに対して、タロウは身長53メートル、体重5万5000トン。 飛行速度はマッハ20でエースと同じ、ゾフィーはマッハ10、セブンはマッハ7、ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンはマッハ5。 シリーズが続くにつれ能力がインフレして行くのは仕方がない。 ウルトラマンAで敵は超獣になったが、タロウでは怪獣に戻った。 第1話で超獣が出てきたが怪獣に敗北、タロウという名に馴染めなかったが、超獣という名称も好きではなかったので元に戻ってよかった、よかった。 ウルトラマンタロウと並行して『ジャンボーグA』(昭和48年1月17日〜12月29日放送)と『ファイヤーマン』(昭和48年1月7日〜7月31日放送)が放送されていた。 どれも円谷プロ10周年記念作品だ。 ウルトラマンタロウはやはりウルトラマンというブランド。 全53話と3作品の中ではイチバンの話数だ。 ファイヤーマンはウルトラマンへ原点...

ウルトラマンAでの新しい試み

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 ウルトラマンAでの新しい試み リンク 昭和47年4月に放映が始まった『ウルトラマンA』。 『帰ってきたウルトラマン』に続く第2期ウルトラシリーズの2作目だ。 『ウルトラマン』から数えると4作目、『ウルトラQ』から数えると5作目になるウルトラシリーズ。 これまでと同じパターンでは飽きやすい子供たちには人気が出ないだろうと、新しい試みがいくつかある。 ライバルとなるヒーロー番組も多かったしね。 怪獣ではなくて超獣 それまでのウルトラシリーズに出てきたモンスターは怪獣と呼ばれていたが、『ウルトラマンA』では超獣と呼ばれた。 怪獣を超えているという意味なのだろうが、なんかイマイチだった。 怪獣が好きだったのに、その怪獣という呼び名が変わったんだから違和感があったんだろう。 50メートルを超えるような怪物はやっぱり『怪獣』なんだよな。 それでも超獣という呼び名はともかく、ベロクロンやバキシム、バラバなど魅力的なモンスターも結構出てきてはいた。 変身が男女の合体 ウルトラマンAには男の北斗星司と女の南夕子が合体して変身する。 この設定もなんかイマイチ。 ウルトラマンAは一人なのに、なんで二人で変身なんだという疑問があったんだろうな。 同じ頃の作品に『超人バロム・ワン』があるが、こちらは少年二人が変身する。 二人が合体してバロム・ワンになるのだが、まあ形は違うが合体ロボみたいなものだ。 それに対してウルトラマンAは元々一人として存在している。 北斗と南にはAが半分ずつ入っていて変身すると元に戻るのかなと思ったりして、設定がなんかしっくりしなかったのだな。 番組の途中で南夕子は退場し、この設定はなくなり北斗一人での変身になった。 光線技の多用 ウルトラマンといえばスペシウム光線。 ドラマの水戸黄門の印籠のような、トドメに使う必殺技だ。 ウルトラマンAもメタリウム光線が必殺技だ。 だがウルトラマンがスペシウム光線だけではなく時折八つ裂き光輪も使うように、Aもメタリウム光線だけではない。 このだけではないの数がやたらと多い。 スペースQやらウルトラギロチンやらハンドビームやらギロチンショットやらアタックビームやらバーチカルギロチンやらアロー光線やらマルチギロチンやらタイマーショットやら…。 まだまだあるが何故かギロチン技が多い。 エースの嗜好なのか。 ヒーロー番組のライ...

ウルトラマンA第52話『明日のエースは君だ!』

ウルトラマンA 第52話「明日のエースは君だ!」 昭和48年3月30日放送 リンク 2機の空飛ぶ円盤が飛んでいる。 お互い光線を出し合うが、1機が撃墜される。 TACは調査に行くが、全員で出動だ。 最終回だから、全員をしっかりと見せる為か。 全員地上にいるが、1機は無傷で飛んでいるんだから、そっちも調査しないとなあ。 ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブンのお面をつけた子供たちが、サイモン星人をいじめている。 強いというか無謀な子供たち。 宇宙人がどんな能力を持っているかわからないのにな。 サイモン星人は撃墜された円盤に乗っていたのだ。 「ねえ、そいつ、死刑にするの?」と聞いてくる子供。 宇宙人は死刑にすると思っているのだ。 北斗は「ウルトラ兄弟は弱い者いじめはしない。何もしない宇宙人の子供を、訳もなくいじめたりはしない」と答える。 お面を取る子供たちに北斗は続ける。 「ウルトラ兄弟はゾフィーもマンもセブンも弱い者の味方なんだ」 サイモン星人を車に乗せて基地へ向かうTACの面々。 サイモン星人は普通に座席に座っているが、TACは無防備すぎるな。 そもそもこのサイモン星人の乗っていた円盤を撃墜したもう1機の円盤を探せよな。 ヤプールが超獣たちの怨霊を合体させてジャンボキングが登場した。 ジャンボでキング、最後の相手にふさわしい名前だな。 攻撃してくるジャンボキング。 北斗はサイモン星人を連れて逃げる。 「隊長、とても応戦出来ません」 「このままでは全滅してしまいます」の言葉で退避の指示を出す竜隊長。 誰も北斗の事を気にかけない。 全員=北斗以外。 北斗は子供たちの基地へ退避した。 サイモン星人と仲直りする子供たち。 医者の息子が手当をしてくれる。 サイモン星人を引き渡せとヤプールは要求してくる。 サイモン星人を守ると決意する子供たち。 「超獣は俺に任せておけ」と超獣を攻撃に行こうとする北斗の足を、後ろからサイモンが光線を浴びせる。 歩けなくなる北斗。 サイモン星人は北斗を行かせたくなかったんだと勝手に解釈している。 タック基地。 出撃するタックファルコンとタックアロー。 暴れ回るジャンボキング、口からは炎を吐いている。 ジャンボキングの鳴き声が聞こえ、「俺が様子を見...

ウルトラマンAとウルトラ兄弟

ウルトラマンAとウルトラ兄弟 リンク ウルトラA改めウルトラマンAでは、ウルトラ兄弟なるものが登場する。 ウルトラマンに登場したゾフィーを長兄として、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、そしてウルトラマンAの5兄弟だ。 長男のゾフィーは名前にウルトラマンどころかウルトラさえつかない。 ウルトラ兄弟の設定が出来た後もゾフィーのままだ。 帰ってきたウルトラマンは名前がいつの間にかウルトラマンジャックになっていたが、ゾフィーはいつまでたってもゾフィー。 ただ、映画では『ウルトラマンZOFFY』という作品がある。 タイトルが『ゾフィー』だけだと何の映画かイマイチ分かりにくいからだな。 ウルトラセブンに登場したセブン上司はウルトラ兄弟に入れてもらえなかった。 名前さえついてないくらいだから存在感がないからか。 まずはウルトラマンA第1話『輝け!ウルトラ五兄弟』。 サブタイトル通り5人のウルトラ兄弟が登場する。 番組が始まるエース以外は出てくる必然性がまったくないが、ファンサービスだったのだろう。 地球に向かうエースの出発式のようだ。 兄弟たちに見送られて地球に来るエースだが、なぜ来るのか理由はさっぱりわからない。 第5話『大蟻超獣対ウルトラ兄弟』ではゾフィーが登場。 エースのウルトラサインに応えて助けにやって来たのだ。 ゾフィーはウルトラマンの最終回にゼットンに敗れたウルトラマンを迎えに来ただけで、テレビでの戦闘シーンはこれまでなかった。 雑誌ではM87光線を武器にかなりの強さの設定で、幻の強豪の戦いがようやく見られると期待していたのだが、光線技がなくてガッカリ。 第13話『死刑!ウルトラ五兄弟』、第14話『銀河に散った5つの星』ではウルトラ5兄弟が勢ぞろい。 だが『死刑!』や『銀河に散った』などのサブタイトル通り、ゾフィー、マン、セブン、帰ってきたウルトラマンらは十字架に磔にされ、ほとんど活躍しない。 エースにエネルギーを分け与えるだけだ。 第23話『逆転!ゾフィ只今参上』ではゾフィーが登場。 異次元空間に夕子を送り届ける(だけ)。 超獣ではなくその親玉のヤプールとの戦いなのだから、ゾフィーが参戦しても良さそうなものだが。 第26話『全滅!ウルトラ5兄弟』ではウルトラ5兄弟とヒッポリト星人との5対1のハンディキャップマッチ。 ヒッポリト星人はかなり強...

ウルトラAとウルトラマンA

 ウルトラAとウルトラマンA リンク ウルトラマンAは番組が始まる前にウルトラAとして登場した。 当時私が買っていた『小学一年生』や『小学館ブック』ではウルトラマンAではなくウルトラAだったのだ。 仮名ではなくウルトラAで製作は進行し、主題歌もウルトラAで作られたそうだ。 ユーチューブに時折動画が上がるが、なるほどウルトラAでしっくりくる。 ウルトラシリーズは『ウルトラQ』から数えると『ウルトラマンA』で6作目。 『ウルトラQ』『ウルトラマン』、東映のウルトラシリーズ『キャプテンウルトラ』、『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』に続くウルトラシリーズだ。 円谷プロのウルトラシリーズとしては5作目になる。 この中でヒーロー名にウルトラマンの名がつくのはウルトラマンと帰ってきたウルトラマンしかいない。 エースが始まる前までは、ウルトラマンといえばこの二人の事だったのだ。 ウルトラマンの最終回に出て来たゾフィーはウルトラマンどころかウルトラもつかない。 ウルトラセブンはウルトラセブンでありウルトラマンセブンではない。 ウルトラセブン最終話に出てくるセブン上司はこれ、名前なの? ここまでのウルトラヒーローのネーミングはウルトラの後に名前だ。 なのでウルトラAというネーミングは自然だし円谷プロもそう考えて名付けたんだろう。 それがウルトラマンAに変更された。 何で名前が変わったかは当時はわからなかったが、今だとネットで検索すればすぐに理由がわかる。 ウィキペディアによれば、『当初のタイトルは『ウルトラA』と予定されていたが、玩具メーカーのマルサンから『怪傑透明ウルトラエース』という商品がすでに発売されていたことから、商標の問題を考慮して『ウルトラマンA』に改題された』ということだ。 ではキャプテンウルトラのように、ウルトラを後に持ってきてエースウルトラではどうだろう。 ウルトラとエースの間に☆を入れてウルトラ☆エースにするとか。 私の脳にはウルトラAでインプットされたので、ウルトラマンAという名前には違和感がありまくった。 ワクワクして放送開始を待ちわびていた主役の名前が変わったのだ。 違和感があるのは仕方がない。 ウルトラマン○○というのはこの後定着し、タロウはウルトラタロウではなくウルトラマンタロウ、レオはウルトラレオではなくウルトラマンレオだ。 タロ...

ヘドラはかなり強い

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 ヘドラはかなり強い 公害怪獣ヘドラは昭和46年公開の映画『ゴジラ対ヘドラ』に登場。 昭和ゴジラシリーズで敵怪獣が単体で登場するのはアンギラス(ゴジラの逆襲)、キングコング(キングコング対ゴジラ)、メカゴジラ(ゴジラ対メカゴジラ)、そしてヘドラの4体だけだ。 昭和40年生まれの私にとって、ゴジラ映画は前年の『オール怪獣大進撃』やこの『ゴジラ対ヘドラ』辺りが原体験。 ヘドラは身長60メートル、体重4万8千トン。 対するゴジラは身長50メートル、体重2万トン。 体格ではヘドラが勝っている。 『ゴジラ対ヘドラ』が公開されたのは昭和46年、この頃は公害が社会問題だった。 テレビヒーロー『スペクトルマン』では怪獣が公害を元に生み出されていたし主人公がいた組織は公害Gメンだ。 第1話と2話に登場した怪獣ヘドロンなんてネーミングもヘドラに近い。 どちらもヘドロから生まれた怪獣だ。 ゴジラ映画に公害問題が反映されたのが『ゴジラ対ヘドラ』。 宇宙から飛んで来たオタマジャクシのような生物が巨大化したのがヘドラだ。 この公害怪獣ヘドラによる被害が凄まじい。 1000万人を超える犠牲者というから、ゴジラ映画の中ではイチバンではないだろうか。 空を飛んだだけで公害を撒き散らし人間はガイコツになるのだ。 柴俊夫が登場、松明持って戦うがあっけなく死亡。やはりヘドラは強かった。 ゴジラとの戦いでは、ゴジラの左目を潰し、ゴジラのパンチはヘドラにめり込んで溶け白骨化する。 原爆でも死なないゴジラがかなり苦戦したのだ。 そりゃ空でも飛ばないと勝てないな。 『ゴジラ対ヘドラ』の次作は昭和47年公開の『ゴジラ対ガイガン』。 ガイガンの相棒にキングギドラが登場したが、キングギドラの代わりにヘドラを出したらどうだったろう。 キングギドラは人気もあり知名度はバツグンかもしれないが、ヘドラだって前年に公開されたばかりだし公害問題だって解決したわけではない。 ヘドラはもう1匹いるようなので、登場しても不思議はない。 だが出番はなく、2代目ヘドラが登場したのは実に33年後の平成14年公開『ゴジラファイナルウォーズ』においてだ。 身長120メートル、体重7万トンとかなり大型化したヘドラだったが、コチラのヘドラはサッパリ強くなかった。 ゴジラの放射熱線で簡単に吹き飛ばされ、ガッカリだ。 『ゴジラ対ヘドラ』の後に続編...

【映画の感想】ゲゾラ・ガニメ・ガメーバ 決戦!南海の大怪獣

 ゲゾラ・ガニメ・ガメーバ 決戦!南海の大怪獣(昭和45年公開) 映画のタイトル通り、本作には3匹の怪獣が登場する。 東宝映画だが、ゴジラやモスラといった既存の怪獣ではなく、すべて新怪獣だ。 一匹目はゲゾラ。 元々舞台になる島にはゲゾラという怪物の伝承があったようだが、映画に出てきた個体の事ではないのだろう。 イカに宇宙生物が取り憑いて巨大化した怪獣。 子供の頃雑誌なんかで見たコイツの絵が怖かった。 怪獣じゃなくても、イカっていうのはカタチが気持ち悪い。 それが大きくなるんだから怖いのだ。 ゲゾラはイカのくせに海中だけではなく地上も闊歩する。 デカいのだが、ドシンドシンと歩かないで、フワフワした感じで歩き回る。 それがまた気持ち悪い。 火に弱いのでガソリンを撒いて火をつけた。 海に逃げ込んだが、ここで復活するのかと思ったらそのまま死んだ。 映画のポスターは3匹が戦っているような場面だが、メインっぽい怪獣のゲゾラは一番に退場だ。 2匹目はガニメ。 宇宙生物が今度はカニに取り憑いた。 カニだけあって甲羅で覆われているので体が硬い。 ただ目は硬くないのでライフルで撃たれたのは効いたようだ。 退治されたと思ったのだが実は生きていて最後にカメーバと戦う。 3匹目はカメーバ。 コイツだけ普通の状態の姿が最初の方に出てきており、宇宙生物に取り憑かれて怪獣化した。 カメだけあって首を出したり引っ込めたりする。 ガニメとカメーバは甲羅つながりで、どっちがどっちだか曖昧だ。 もうちょっと離れた関係の生物に取り憑いて(例えば鳥とか)暴れた方がウケた気はする。 ガニメと戦うがどちらも光線とか出したりしないので、殴り合ったりするだけのちょっと長めの対決が退屈だ。 宇宙生物が取り憑いたとはいえ、3匹とも元々の生物が大きくなっただけの怪獣だ。 生物図鑑に載ってない怪獣とはチト違ってインパクトが弱い。 怪獣ではないが、登場人物の一人、佐原健二演じる小畑にも取り憑く。 取り憑かれてもなぜか怪獣のようには巨大化はしてない。 小畑の正体は産業スパイなのだが、最初から怪しさ満載だ。 スパイとしてはもうちょっと控えめにしていた方が、スパイの成功率は上がるんじゃなかろうか。 で、途中でバレてあっさりスパイであることを認めた。 最後は改心して火口に飛び込んだけど、あんまり感動はナシ。 舞台は南の島で物語...

【映画の感想】日本沈没

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 日本沈没(昭和48年公開) 小松左京の小説『日本沈没』を映画化した。 原作は上下巻が発売され、ウィキペディアによれば上巻が204万部、下巻が181万部、合計385万部も売れた大ベストセラーだ。 私は映画の公開からずっと後、それも古本屋で買ったので、この数字には含まれてないだろう。 下巻の方が少ないが、上巻を読んでイマイチと感じ下巻は買わなかったのだろうか。 私は半分読んだらば残りも読まないと気持ち悪く感じるのだが、そうでない人も一定数いるのだ。 映画も原作同様大ヒット。 昭和49年邦画部門の配給収入第1位だ。 東宝の特撮映画だが、ゴジラや他の怪獣が出てくるわけではない。 宇宙人が攻めてくるわけでもない。 それでも日本が沈没するというインパクトは怪獣や宇宙人よりも大きかった。 数年前から公害が問題になっていたし、オイルショックなんてのもあった。 紙が不足し毎月買っていたテレビマガジンが薄くなった。 何となくどよよーんとした空気にマッチしたのが『日本沈没』だったのだ。 で、『日本沈没』のヒットがさらにどよよーんとした空気を加速した。 テレビシリーズにもなった。 ウィキペディアによれば、最初からテレビシリーズになる事は決まっていたそうで、撮影も一緒にしていたそうだ。 映画ではテーマソングはなかったが、テレビでは五木ひろしの主題曲が印象的。 映画の主人公は小野寺役の藤岡弘だが、総理大臣役の丹波哲郎も主役っぽい。 小野寺は藤岡弘が演じるだけあって熱血漢っぽいが、さっさと日本から脱出しようとするドライさもある。 だが行方不明になったいしだあゆみ演じる玲子を探しながら人々を助ける事になった。 この辺の描写はほとんど駆け足。 まあ全体的に詰め込んだ映画なので仕方がない。 田所博士はちとコミュニケーションのとりづらい学者。 沈む日本に留まるが、日本から脱出しない人間も一定数いたのだろうな。 映画の前半では早くも東京が壊滅。 関東大震災の再来だ。 ゲームでいえばラスボスを倒したような感じなのだが、実は物語の核心はこれからだ。 日本が沈没するという研究のDワン計画から、日本人が日本を脱出するDツー計画へと移行する。 小松左京は日本を失った日本人を書きたかったのだ。 『日本沈没』が公開された翌昭和49年には『ノストラダムスの大予言』が公開された。 コチラもベストセラーになった五島...

【映画の感想】大怪獣ガメラ

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 大怪獣ガメラ(昭和40年公開) 東宝にゴジラがいるならば、大映にはガメラがいる。 ゴジラの公開は昭和29年だが、それから11年後の昭和40年に『大怪獣ガメラ』は公開された。 私が生まれたのは昭和40年なので、同い年のガメラにはなんとなく親しみがわく。 ガメラが還暦になれば私も還暦だ。 この頃のゴジラ映画はカラーだが、昭和29年の第1作目『ゴジラ』はモノクロ作品。 昭和37年公開の第3作『キングコング対ゴジラ』からカラーになった。 『大怪獣ガメラ』は昭和40年公開なのだがモノクロだ。 予算が取れなかったのだろう。 『大怪獣ガメラ』のヒットのおかげでガメラ映画はシリーズ化、2作目の『ガメラ対バルゴン』からはカラー作品だ。 子供を助ける人類の味方ガメラも、第1作の本作ではまだ人類の敵。 魅力は何と言ってもガメラという怪獣。 ストーリーは核爆弾でガメラが復活、暴れまわる怪獣対人類というパターンなので新鮮味はない。 それをいかに面白くするかは強烈なキャラクターが必要だ。 ゴジラは空想の生物だが、ガメラは大きいとはいえカメ。 誰もが知ってるし、ペットで飼ったりもして馴染み深い。 映画に出て来るカメ好きの少年も、隠れて飼ったりしている。 灯台でこの子供を助けたのも、カメ好きだとガメラがわかったからだろうか。 ガメラはカメとはいっても怪獣。 ただデカいだけではなく、ぐるぐる回って空を飛ぶ。 目が回るんじゃないかと心配になるくらい、早いスピードで回転して空を飛ぶのだ。 世界のアチコチで空飛ぶ円盤騒ぎが起こるが、それは空飛ぶガメラの仕業。 誰もカメが空を飛ぶなどとは思わないだろう。 地上での大きさに比例した重厚な動きではなく、素早い動きはアニメーションだ。 空を飛ぶ姿はエスキモーに伝わる石にも描かれていた。 カメの弱点はひっくり返すと自力では起き上がれなくなるというものだ。 デカいカメのガメラに対しても自衛隊が攻撃してひっくり返す。 手足を引っ込めたガメラを見て「手も足も出ないとはあの事さ」と笑っていたらジェット噴射で空を飛び危機を脱出するガメラ。 東京に来て暴れまわるガメラ。 この倒せないガメラをどうするか。 Zプラントいう、ガメラをロケットで火星に送ってしまおうという作戦に出た。 元々火星に行く計画だったロケットにガメラを乗っけてしまおうという作戦だが、火星にとってはいい...

ウルトラマン 第1話 『ウルトラ作戦第1号』

 ウルトラマン 第1話 『ウルトラ作戦第1号』 ウルトラマン第1話『ウルトラ作戦第1号』バンダイチャンネル 『ウルトラマン』は『ウルトラQ』に続くウルトラシリーズの第2弾。 昭和41年7月17日に始まって昭和42年4月9日まで全39話が放送された。 昭和41年7月4日からは『マグマ大使』が始まっていて、テレビのカラー特撮モノとして『ウルトラマン』は2番目だ。 視聴率も良かった『マグマ大使』だが続編はない。 今もシリーズが続くウルトラマンとは大きな違いだ。 第1話 『ウルトラ作戦第1号』 昭和41年月日放送 『ウルトラQ』のタイトルが出てくる。 それを破るように『ウルトラマン』のタイトル。 赤のバックに白で文字。 その下に空想特撮シリーズと書かれている。 この頃のコズミ家にはテレビはあったようだが白黒テレビ。 カラーテレビを買うのはまだまだ先だ。 星空を背景に青い球体と赤い球体が追いかけっこをしている。 パトロール中の科特隊隊員ハヤタがそれを見つけ、本部に連絡する。 連絡を受けるのは前作『ウルトラQ』で由利子を演じていた桜井浩子だ。 青い球体はキャンプ中の若者たちがいる側の湖に入っていく。 ハヤタのビートルは赤い球体と共に墜落して大爆発した。 赤い球体とビートルが衝突したと警察から連絡を受けた科学特捜隊。 フジはビートルのハヤタに連絡を取るが応答ナシ。 隊員たちはブレザーから隊員服に着替えて出動する。 着替えてというか、隊員服はブレザーの下に着ているようだ。 ビートルの外にハヤタ隊員が倒れていたが、突然浮き上がり赤い球体に包まれた。 そのまま浮かんでいく赤い球体。 赤い球体の中で会話が始まる。 「おい誰だそこにいるのは。君は一体何者だ」 「M78星雲の宇宙人だ」 「M78星雲の宇宙人?」 M78星雲人がウルトラマンなのだが、エコーがかかっていて聞きにくい声。 どうやらウルトラマンはベムラーを宇宙の墓場に送る最中、逃げられたようだ。 ウルトラマンは命をハヤタにあげようと申し出るが、ウルトラマンと一心同体になるという意味らしい。 困った時にこれを使えとベーターカプセルをよこすが、「そうするとどうなる」と当然の疑問を口にするハヤタ。 「ハッハッハッハッ…」 と笑って済ますウルトラマン。 「心配することはない」と言うが心配しかない。 変身してみてのお楽しみというところ...

ウルトラQ第1話『ゴメスを倒せ!』

ウルトラQ第1話『ゴメスを倒せ!』   ウルトラQ第1話『ゴメスを倒せ!』バンダイチャンネル ウルトラQは昭和41年1月2日から7月3日まで27話が放送された。 令和の今に続くウルトラシリーズの原点だ。 ウルトラ怪獣図鑑みたいな本にも、ウルトラQの怪獣はチャンと出てくる。 ウルトラシリーズの原点ではあるが、ウルトラマンは出てこない。 ウルトラQの世界にウルトラマンと科特隊を足したのが『ウルトラマン』なのだ。 現在ウルトラマンはいっぱいいるし、そろそろウルトラマンQってのが出てきてもいいんじゃなかろうか。 ウルトラマンQ、身長はQメートル、体重はQトン、必殺技はQリウム光線、活動時間はQ分だ。 変身するのはモチロン万城目。 最初の対戦相手はゴメスだ。 リンク ウルトラQ第1話『ゴメスを倒せ』 昭和41年1月2日放送 ウルトラQの第1話は『ゴメスを倒せ』 「ここは、東京と大阪を結ぶ弾丸道路のトンネル工事現場です。中ではたくさんの人が、一刻も早くトンネルを完成させようと働いています。今夜は、このトンネルの奥で起こった、ある事件をお伝えしましょう」 トンネル工事現場の映像に石坂浩二のナレーターで始まる。 画面は真っ暗になり目玉がギョロリ。 テーマ曲が流れる中、動く怪獣にかぶさるように『ゴメスを倒せ!』とタイトルが登場。 歩き始めるゴメス。 ゴジラが歩いているようだ。 ゴジラに角をつけたような怪獣ゴメス。 それは当然で、実際ゴジラの着ぐるみを改造したのがゴメスなのだ。 ゴジラの頭部に角、口に牙、手の爪を伸ばし、背中に甲羅、胸から腹にはヒレみたいなのが付いている。 改造したとはいえ番組にゴジラを出すとはやはり円谷プロ。 東映やピープロにはマネが出来ない。 『ゴメスを倒せ!』には怪獣がもう一体、原始怪鳥リトラが出てくるが、こちらはラドンの改造だという。 映画にはなかった『ゴジラ対ラドン』がテレビ番組で実現だ。 ゴメスの目撃者の作業員はアル中扱いされるが、演じるは大村千吉。 他にも何か演じてるんだろうが、特撮モノで怪獣を見つけては大騒ぎしてばかりのイメージしかない。 ヘリコプターで現場へと出発する3人組。 万城目と由利子と一平の3人だ。 パイロットの万城目を演じるは佐原健二。 東宝の特撮映画を見れば必ず出てくる感じがするが、今度は特撮テレビ番組での主人公だ。 ウルトラ...

ウルトラセブン第4話『マックス号応答せよ』

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 ウルトラセブン第4話『マックス号応答せよ』 昭和42年10月22日放送 机の上に差し出された青い封筒。 ウルトラ警備隊のマークが入っている。 中々カッコいい封筒なので商品化してくれないものだろうか。 中には命令書が入っているようだ。 「極秘命令。両隊員はこの命令書に従って某地点まで行き、そこである男に会い、彼の指揮下に入れ」 ソガとアマギがマナベ参謀から極秘命令を受けたのだ。 ポインターを運転しているダン。 後ろには命令を受けたソガとアマギが乗っている。 指示された地点にはボートが一艘、海上にはマックス号が停泊している。 「マックス号だ。僕も一度は乗ってみたかったんですよ」とハシャギ気味のダン。 「ダン、遊覧船じゃないぞ」としかめっ面のアマギ。 ボートでマックス号に向かうソガとアマギ。 極秘命令なので、ダンは必要なかったんじゃないかな。 ダンが基地へ戻る最中、女がボンネットを開けた車の前で手を振っている。 「故障ですか。見てあげましょう」 エンジン内を見るダン。 「どこも悪くないですよ」と言いながら女の方を振り返ると、女がスパナで殴りつけた。 結構デカいスパナだが、ダンを気絶させる為にはこれくらいないとダメなのだろう。 女はウルトラアイを奪って逃走した。 ダンは美女にウルトラアイを盗まれてばかりとよく言われるが、確かに第4話にしてウルトラアイが盗まれるのは2回目だ。 「こちらです」とソガとアマギが案内されると、腰掛けていたタケナカ参謀が振り返った。 「マックス号は一体どこへ行くんですか」 「地獄だ」 「何ですって」 「いや、場合によっては本当に地獄行きだぞ」 原子力タンカー2隻が消え、原因調査の為に出動した海上保安庁の調査船までが消えてしまった。 何者かの陰謀ではないかという説が出て、極秘に調査を進めていると参謀が説明する。 「それで、我々の任務は」とソガ。 「消息を絶った船の捜索と、陰謀団を突きとめ、それを撃滅することだ」 とは言え何の手がかりもないらしい。 殴られたダンは、アンヌの治療を受けていた。 「ね、何があったの」と尋ねるアンヌ。 「そいつは僕も知りたいんだ」とダン。 「だって自分でやったことでしょ」 女に殴られたとは言えないのかな。 アンヌはお守りとしてペンダントをダンの首にかけた。 「お守りよ。これでどんな時でも大丈夫。アンヌがついてるわ」 ...