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2018/06/20

平成元年に発売されたソニーのステレオラジカセ

平成元年。
昭和から平成になった1989年。
この頃はもう大学を卒業して働いてたんだよなあ。
シングルヒット曲はプリンセスプリンセスの『Diamonds』と『世界で一番熱い夏』がワンツーフィニッシュ。赤坂小町が出世したもんだ。
3位は長渕剛の『とんぼ』
自身が主演したドラマのテーマソングだ。
清原が打席に立つ時に流れていた。
Winkがデビューしたのは前年だが、この年にブレイクした。

そんな平成元年に発売されたソニーのステレオラジカセ。

CFD-DW97


ドデカホーンCD
69,800円。

カタログからはCFD-DW95MKⅡが消え、最上位機種となったドデカホーンCD。型番も95の上の97だ。とはいえ値段は69,800円と安い。
CFD-DW93の上位版という感じで、サイズは高さが4ミリこっちが大きい程度だが重量はこっちがググッと重くなる(DW93が8.1キロ、DW97は9.5キロ)。
CDの曲を選択するテンキーがついている。
この後CFD-700という新世代のドデカホーンが発売される。なのでこのDW97はこの世代の最終形だ。カタログには『進化の頂点に君臨する先進ドデカホーンCD』とある。

●最大外形寸法:幅640x高さ206x奥行224mm(EIAJ)
●重さ:9.5kg(乾電池含む)

CFD-DW95MKⅤ

ダイナミックドデカホーンCD
58,000円。

突如登場したMKⅤ。
マークⅢとマークⅣをすっ飛ばして、マークⅤが出たのだ。
当時からいきなりマークⅤになって変だと思っていたが、どういう事なのかね。
知らぬ間にマークⅢとマークⅣが発売されてたのか?
MKⅡからは値段が一気に下がった(71,000円→58,000円)。色も変わった(ブラック→チタニウムブラック)。それ以外は変わらないようだ。

他にもある、数字が飛んだ例。
ウィンドウズ8→10
Xbox→360→one
ジョーズ3→87
アパートの部屋103→105
漢字Talk2.0→6.0

●最大外形寸法:幅630x高さ190.5x奥行200mm(EIAJ)
●重さ:8.1kg(乾電池含む)


CFD-DW87


ダイナミックドデカホーンCD
49,800円。

ドデカホーンの中堅機種。

●最大外形寸法:幅640x高さ227.5x奥行225mm(EIAJ)
●重さ:8.6kg(乾電池含む)

CFD-700


ドデカホーンCD
59,800円。

これまでのドデカホーンとは一目で違うデザインで登場したCFD-700。型番もDWってつかなくて、700と三桁になった。重さも10キロを超えた。
正面の2つある液晶ディスプレイがオレンジで、これが目立つ。
リモコンもこれまでの長方形から、キャットハンドコマンダーと呼ぶネコの手に似せたリモコンになった。
ゴチャゴチャしたデザインは好きだけど、ちょっと子供っぽい気もするな。
ラジカセのカタログもCFD-700に4ページ使っている。表紙もCFD-700なので、それも入れると5ページだ。単体のカタログではなく、ラジカセの総合カタログで一機種にこれだけのページをさいたのはこのCFD-700が最初かな。

●最大外形寸法:幅640x高さ210x奥行265mm(EIAJ)
●重さ:10.5kg(乾電池含む)


CFD-900



76,800円。

真打登場って感じで出てきたCFD-700の上位機種。
オレンジのディスプレイもCFD-700から更に1個増えて3つになった。外見上の違いはそれぐらいかな。

●最大外形寸法:幅640x高さ210x奥行265mm(EIAJ)
●重さ:10.6kg(乾電池含む)

CFD-60


37,800円。

ドデカホーンの名がつかないステレオラジカセ。

●最大外形寸法:幅593x高さ175.5x奥行197mm(EIAJ)
●重さ:4.6kg(乾電池含む)


CFW-404


22,000円。

これもドデカホーンの名がつかないステレオラジカセ。
扱いは小さいが、それはまあ値段相応だ。
安いけれど5連グライコ、テレビの音声多重チューナー搭載。それにダブルラジカセだ。

●最大外形寸法:幅566x高さ148x奥行150mm(EIAJ)
●重さ:3.9kg(乾電池含む)

CFS-D30


21,000円。
一番安いドデカホーン。
これまで一番安いドデカホーンはCFS-DW30の21,400円だったが、これはそれより400円安くなった。
カタログによるとこの機種は妹らしい。

●最大外形寸法:幅552x高さ172x奥行188mm(EIAJ)
●重さ:4.8kg(乾電池含む)

カタログ

普通は白地のカタログだが、CFD-700登場の10月のみ背景が青い。この号からカジュアルオーディオ2ラジオカセット/ディスクマン総合カタログだったのが、ドデカホーンCDラジオカセット総合カタログになった。

まとめ

11月のカタログには14機種のステレオラジカセが記載されている。
その中でドデカホーンは11機種。約8割がドデカホーンだ。
残りの3機種には特に愛称はない。
ドデカホーンにあらずんばラジカセにあらず、みたいな状況になった。

(このページの画像は全てソニーのラジカセのカタログから)