ソナホーク
長年続いたドデカホーン。その後に出たソナホーク。
重低音はそのままに、ジャイロステージで本体を動かすというカッコいいCDラジカセだ。
ZS-7
平成3年11月。69,800円。
ZS-7の大きな特徴は、電動スタンドのジャイロステージ。
自分の方へ向かってソナホークを動かす事が出来るのだ。
左右だけではなく、上下にも動かせる。
まあ、実用性はともかく、動かす事自体が楽しいのだな。
また、幅480mmというコンパクトボディーをアピールしている。
同じカタログに載っているドデカホーンCFD-500の幅は640mm。
確かに、ググッと凝縮されたデザインだな。
プレッシュCFD-K10も幅480mmだが、こちらはシングルカセット。
ZS-7はダブルカセットなのだ。
型番は従来のCFDではなくZSになった。
ZSはソニーの製品にいまだに使われている。
使われているがCDラジカセではなく、カセットのないCDラジオだ。
●最大外形寸法:幅480x高さ198x奥行252.5mm(EIAJ)
●重さ:7.9kg(乾電池含む)
ZS-5
平成3年10月。54,800円。
サイズ、重さはZS-7と一緒。
だがこちらには、ソナホークの一番の特徴であるジャイロステージがついてない。
動かす為には別売の電動スタンドを購入する必要があるのだ。
まあ、動かなくたっていいやって人がこちらを買ったんだろう。
この別売の電動スタンド、ソナホーク以外のラジカセにも取り付けられたら良かったのにな。
●最大外形寸法:幅480x高さ198x奥行252.5mm(EIAJ)
●重さ:7.9kg(乾電池含む)
ZS-3
平成4年5月。46,000円。
ソナホークの下位機種。
双子のようなZS-7とZS-5とは違い、ZS-3は幅が530mmとデカくなった。
ジャイロステージがついてないので動かせないが、別売りのジャイロステージ(11,000円)は使える。
●最大外形寸法:幅530x高さ210x奥行233.4mm(EIAJ)
●重さ:6.7kg(乾電池含む)
ZS-6
平成4年10月。54,800円。
ソナホーク4機種目。
ソナホークの型番は7、5、3と奇数で展開するのだと思っていたが、ここで偶数の6だ。
値段は54,800円。
これはZS-7の弟機ZS-5と同額だが、ZS-6にはジャイロステージが付属する。
お得になったね。
ゴチャゴチャしていたボタンはパネルの中に引っ込めて、スッキリしたデザインになった。
●最大外形寸法:幅480x高さ191x奥行225mm(EIAJ)
●重さ:7.6kg(乾電池含む)
ZS-8
平成5年2月。69,800円。
ZS-7(69,800円)の後継機種であり最上位機種。
ZS-6の強化版といった感じだ。
本体を動かすジャイロステージが『スーパージャイロステージ』にバージョンアップした。
リモコンのボタンを押すとその位置を感知してくれて、最適な音場を提供してくれるのだ。
●最大外形寸法:幅480x高さ191x奥行225mm(EIAJ)
●重さ:7.6kg(乾電池含む)
ZS-66
平成5年10月。55,000円。
型番がZS-9とはならず66と二桁になった。
デザインも幅480mmの凝縮サイズを止めて、532.4mmと一気に巨大化した。
ソナホークの特徴のジャイロステージは本体と一体化。
上下には動かず、左右のみになった。
別売りもなくなったので、ジャイロステージのない下位機種もなくなった。
当時私はこのZS-66を購入した。
カセットの音はあんまり良くなかったのでCDばっかり聞いていた。
ジャイロステージは楽しくて、ついつい動かしてしまったな。
●最大外形寸法:幅532.4x高さ226.7x奥行258.2mm(EIAJ)
●重さ:8.4kg(乾電池含む)
ZS-70
平成6年10月。ソナホークZS-66発売の1年後に登場の後継機種。
ZS-66に光デジタル出力端子をつけたマイナーチェンジモデル。
それ以外は変化なし?
間違い探しのような機種だな。
●最大外形寸法:幅532.4x高さ226.7x奥行258.2mm(EIAJ)
●重さ:8.4kg(乾電池含む)
ZS-607
平成6年10月。型番が3桁になった。
だが新世代というわけではなく、ZS-70から光端子を省いた廉価版。
ということはZS-66と同じなのかな。
ソナホークはこれが最後の機種で、この後は新型が出なかった。
●最大外形寸法:幅532.4x高さ226.7x奥行258.2mm(EIAJ)
●重さ:8.4kg(乾電池含む)
ソナホークは全部で8機種。
初期のソナホークはともかく、最後のZS-70や607は明らかに力が入ってないよな。
CDラジカセの全盛期は過ぎ去った。
ソナホークは寂しい時期のラジカセなのだ。
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