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ソニーのベータマックス・SL-HF701D

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 SL-HF701D 昭和62年 165,000円 昭和62年はVHSの高画質規格S-VHSが登場、ビクターのHR-S7000が1号機。 定価は22万円。 ベータの高画質規格EDベータの1号機EDV-9000の登場は翌年だ。 VHSに対して常に高画質という点をセールスポイントにしてきたベータだが、ここにきて逆にVHSの方が高画質だと宣伝されるようになった。 EDベータ発売まではスーパーハイバンドで頑張るしかない。 ちょっと前までは優位だったスーパーハイバンドの画質だったが今度はS-VHSを追う立場。 そんな時期に発売されたのがSL-HF701D。 SL-HF701DはSL-HF705、SL-HF1000Dに続くベータの中堅機。 SL-HF1000Dの後継機種というよりは下位機種なのか。 SL-HF705、SL-HF1000Dにあった最大の特徴であるリニアスケーティングメカを搭載していないのだ。 リニアスケーティングメカっていうのはまあ、カッコよさの為だけのようなメカだが魅力的。 イジェクトボタンを押すとトレイではなくデッキ部が丸ごと出てくるのだ。 特にSL-HF705はこのメカのおかげで高さが8センチとスリムになっている。 リニアスケーティングメカの魅力がないSL-HF701Dはガンダムに対するジムのような機種。 リニアスケーティングメカを搭載しても値段が高くなるだけだとソニーが気づいたのかもしれない。 リニアスケーティングメカがない点を除けばSL-HF1000Dの機能を継承。 スーパーハイバンドベータ1Sを搭載。 S-VHSとは違い従来のテープを使えるのは利点だが、ベータ1なので録画時間は短い。 ハイバンドはともかく、スーパーハイバンドはすぐにS-VHSが発表されたので画質の頂点をとっていた期間は短い。 とはいえ画質がキレイなことに変わりはない。 型番のDはデジタルピクチャーだろうが、なくても良さそうな機能だが需要はあったのだろうか。 スチルやスローはともかく、画面分割のマルチプレイやモザイクアートなんか1度試してみたらもう使わないんじゃないか。 こんなデジタルピクチャーよりもリニアスケーティングメカを残した方がベータらしい気はするが、そんな余裕はもうない時代。 両端にはサイドウッドがついていて高級そうに見えるがインシュレーターは別売。 悪くはない機種だが...

ナショナルのステレオラジカセ・シーダRX-CD70

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 RX-CD70 昭和61年 99,800円 ナショナルのCD搭載ラジカセ1号機、CDerシーダ。 昭和57年にCD(コンパクトディスク)が登場した。 CDはご存知ソニーとオランダのフィリップスが初めての共同作業で開発した規格。 コンパクトの名の通り、それまでのLPレコードの30センチから12センチへと大幅に小型化した。 これはシングルレコードの17センチよりも小さく、CDシングルなんてさらに小さくてたったの8センチだ。 CDを再生するにはCDプレーヤーが必要だが、発売当初はミニコンポサイズかコンポサイズ。 それから2年後の昭和59年にソニーがポータブルCDプレーヤーD-50を出してようやく小型化、低価格化した。 ラジカセの本質は合体した一体型、テープレコーダーとラジオ、アンプ、スピーカーが合体したのがラジカセだ。 そこに新たな音源を取り込みたいが、レコードプレーヤーはデカかったので基本外付けだった。 レコードプレーヤーを搭載した機種もあったがさすがにデカくて主流にはならず。 昭和60年、ソニーがラジカセにCDを搭載したCFD-5を発売し、ナショナルは昭和61年にRX-CD70を発売した。 ナショナルはラブコールをラインナップしていたが、RX-CD70はラブコールCDではなくて『シーダ』という愛称がつけられた。 CDにerをつけてCDer(シーダ)はテクニクスのポータブルCDプレーヤーにもつけられていた。 テクニクスは松下電器のオーディオブランドだが、RX-CD70はテクニクスブランドにはならずナショナルのままだ。 RX-CD70の後にRX-FD80というシングルカセットのCDラジカセが出て、その後にパナソニックブランドになった。 RX-CD70はスピーカーの取り外しが出来るスリーピースタイプで、本体にはCD、カセット1、カセット2が仲良く横に並んでいる。 CDは縦に入れるが垂直ではなく少し傾斜がある。 スピーカーはツーウェイっぽく見えるがワンウェイ。 カセット1にはドルビーNRがついている。 ダブルカセットのラジカセとして99,800円は高価格だが、そこまで高性能ではない。 高価格になったのはモチロンCDを搭載しているからだ。 SL-XP7の定価は49,800円。 RX-CD70は99,800円なので、49,800円を引くと残りは50,000円。 ラブコー...

ソニーの8ミリビデオデッキ・EV-S700

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 EV-S700 昭和60年 249,800円 日本では昭和60年に登場した8ミリビデオ。 発売当初はカメラ一体型ばかりだったが、半年後に登場した設置型がEV-S700。 この後もコンスタントに設置型が出たが、カメラ一体型とは違いVHSを置き換えるまでにはならなかった 昭和60年といえばベータマックス発売10周年で、ベータプロSL-HF900が登場した。 価格はEV-S700より1万円安い238,000円。 画質の面ではかなわなかったEV-S700が、ベータプロよりも高い値段では購入の選択肢には中々入らなかったんではなかろうか。 8ミリビデオのライバルはベータやVHSだが、画質の面で戦うにはEV-S700の力は足りない。 それでも8ミリビデには8ミリビデオの魅力があった。 EV-S700のサイズは8ミリビデオらしく幅が355mmのミニコンポサイズ。 従来のビデオよりも小さいというのが8ミリビデオの大きな特徴。 その特徴を生かしたコンパクトサイズだ。 同じソニーのベータマックスには似ておらず8ミリビデオ独特のデザイン。 似せてもよかった気がするが、コレはベータとは違うんだ感を出したかったんだろうか。 録画再生は標準モードと2倍のLPモードがある。 カメラ一体型の8ミリビデオでは録画再生は標準モードだけでLPモードは再生のみ。 EV-S700はLPモードで録画再生が出来るのだ。 まあ、VHSやベータからシェアを奪わなければならないのなら、標準モードの2時間だけでは戦えないだろうから当然といえば当然。 だが頑張って3倍は出来なかったのだろうか。 さらに頑張って4倍とか。 テープカウンターは時間表示ではないが、残量表示にすれば時間になるのは何故なのか。 この頃はベータもVHSも時間表示だったので、ちょっと不満は残る。 音声はベータやVHSにはないPCMを搭載している。 スペック的には大したことないがテレビ録画なら十分な性能。 映像を記録しないで音声だけならば、テープを6分割して12時間、LPモードなら24時間もの録音が可能だ。 EV-S600 昭和61年 178,000円 EV-S700登場から1年後の昭和61年に登場。 デザインは変わらず、コストダウンしたマイナーチェンジ版か。 〈関連する記事〉 ソニーの8ミリビデオデッキ・EV-S800 8ミリビデオはここがよか...

ソニーのベータマックス・SL-HF1000D

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 SL-HF1000D 昭和61年発売 188,000円 高さが8センチのハイバンドベータハイファイ、それがSL-HF705。 リニアスケーティングメカを搭載していて、デッキ部が丸ごと出て来るのだ。 これがメカメカしくてカッコよく、繰り返し出したり引っ込めたりしてしまう。 このメカのお陰でソニーの薄さ自慢高さ8センチを実現していたんだろう。 SL-HF705の後継機がSL-HF1000D。 HF705は定価198,000円。 対してHF1000Dは188,000円と10,000円ほど安くなった。 安くはなったが、HF1000Dの方が高く見える。 側面のサイドウッドのお陰で高級感があるのだ。 デザインはHF705の方が私の好み。 やはり高さ8センチというのは魅力的だ。 SL-900とマークⅡの関係のように、HF1000DもHF705と同じデザインにして機能だけ足したマークⅡを出してくればよかったのにと思うが、出来なかったのだろうか。 ベータマックスでリニアスケーティングメカ搭載機はSL-HF705とHF1000Dの2機種のみ。 熾烈なVHSとの戦いにはコストが高くなりそうなメカは不要と判断されたんだろうか。 SL-HF1000Dはリニアスケーティングメカを搭載していても、高さは8センチではなくなった。 これだけの性能で8センチというのを貫いて欲しかった。 HF1000DはHF705同様ベータⅠsの録画再生が可能。 さらに、スーパーハイバンド化したベータⅠsも使える。 SHB6.0メガハイバンドベータⅠsだ。 これって名前が長い。 こんな長ったらしいネーミングもVHSに負けた一因か。 SHBのHBってハイバンド。 SHBかハイバンドのどちらかの文字いらないと思うのだが、まあ、名前はともかく画質はキレイで高画質のベータの名に恥じない。 レベルメーターはFL管になって独立した。 型番についているDは多分デジタルピクチャーのDか。 映像をメモリーに保存してデジタルで静止画を見たりコマ送りが出来たりするのだ。 まあ、いらなかった。 こんなのつけずに高さ8センチのままでいて欲しかった。 この機能を入れたから高さが高くなったのか。 HF705と比較するとデジタルピクチャーのスイッチ分だけ高くなったようなデザインなのだ。 ●大きさ:幅430x高さ105x奥行355mm ●重さ...

ソニーの8ミリビデオデッキ・EV-S800

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EV-S800 ソニーがベータマックスに続いて発売した家庭用ビデオが8ミリビデオ。 テープ幅が8ミリなのがその名の由来だ。 この頃はまだ8ミリフィルムもまだ現役で、8ミリビデオが出る前に8ミリといえばこのフィルムの事だった。 なので、覚えやすさからも8ミリビデオとつけられたのだろう。 8ミリフィルムを8ミリビデオに置き換えようという野望もあったのか。 それは叶ってベータとは違い8ミリビデオはカメラ一体型としてかなり普及した。 据え置き型としても発売されたが、こちらはVHSを置き換えるには至らなかった。 私が買った8ミリビデオは2機種あるが、その1台がEV-S800だ。 EV-S800は幅が430ミリのコンポサイズ。 それまでの8ミリビデオデッキは幅が355ミリのミニコンポサイズ。 8ミリビデオのコンパクトさを生かしたと言う事だろうが、物足りない。 性能はともかく、どうにもカッコよくないのだ。 それがこのEV-S800は違った。 デザインがググッとビデオデッキっぽくなった。 サイドウッドは別売り。 つけると高級感が出る気がするが、他の機種にもサイドウッドをつけないとバランスが悪い。 EV-S800の高さは89ミリだが、ここは8センチにしてほしかった。 ソニーがこだわった高さ8センチ、8ミリビデオと8つながりでね。 後に高さが6センチのビデオデッキEV-PR1が出るが、それはチューナーがついてない。 リニアスケーティングメカで、イジェクトを押すとトレーが出てきてテープを収納する。 これをベータのHF705みたいにデッキ部が全部せり出してくるリニアスケーティングメカにすれば、8センチに収まったんじゃないだろうか。 EV-S800には当時の最高機種の定番で、プロと名付けられた。 ベータマックスならベータプロ、モニターならプロフィールプロ。 ウォークマンにもプロフェッショナルがあったが、VHSプロはない。 EV-S800はビデオ8プロ。 ソニーのビデオデッキでプロとつけばコレ。 ジョグダイヤルがついてる。 ジョグダイヤルの周りにはシャトルリング。 ジョグダイヤルのグルグル回す感触がいい。 一方シャトルリングはまず使わない。 レベルメーターはFL管。 カセットデッキっぽくもあり中々イイ。 カウンターは4桁カウンター、時間表示にしてほしかったがそれは出来ない。 でもなぜか残量は時...

ソニーのVHSビデオデッキ・SLV-7

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SLV-7 昭和63年。 家庭用ビデオのベータマックス対VHSの規格争いはVHSが勝利した。 ベータ陣営の東芝やNEC、三洋なんかがVHSを販売し始めた。 残るソニーは「負けました」と宣言してベータマックスの製造販売を止めたわけではなかったが、世の大勢のVHSも販売し始めたのだ。 ベータ派だった私はベータが劣勢でもソニーがVHSを販売する事はないだろうと思っていたがさにあらず。 テレビ番組を録画して見るだけだったら、ベータだろうがVHSだろうがまあ関係がない。 ベータのテープはVHSに比べるとちょっと高く感じたが、まあ仕方がない。 当初はベータのテープもVHSのテープも似たような値段だったが、売れているVHSのテープはベータよりもどんどん安くなっていったのだ。 テレビ番組の録画はベータでもVHSでもどちらでもいいのだが、ビデオを借りて来て見るとなった時は問題だ。 レンタルビデオ店でVHSもベータも扱ってくれていればいいのだが、レンタルビデオはVHSがメインになっていった。 ベータではレンタルビデオを見れなくなったのだ。 SLV-7はソニーが発売した初めてのVHS録再機。 ベータはVHSよりも優れてますよと言っていたソニーがVHSを発売する。 なので性能の宣伝はせず、「機能が違う」「使い易さが違う」といったコピーになったのだろうか。 ブランドはソニーだったが、中身は日立製だという。 他メーカーとの差別化の為か、幅が当時の普通サイズ430mmより小さなミニコンポサイズ。 日立のビデオデッキは幅430mmのサイズだったから、ソニーはどこか削ったのか? 再生専用のSLV-P3という機種も同時に発売された。 こちらはまさにレンタルビデオ専用という趣だ。 レンタルビデオを見るだけだったらまさにコレでいいのだが、デザインがイマイチで買う気にならず。 SLV-7の幅は355ミリ、ミニコンポのサイズだ。 この頃のビデオデッキの幅は大抵が430ミリ。 それに比べると随分コンパクトだ。 中心部からやや左寄りの下にあるオーディオビデオ端子の主張がデカイ。 右側は操作パネル。 再生録画早送り巻き戻しなどの操作ボタンとエディットスイッチ。 パタンと開けると中にもスイッチ類。 画質も音質も標準的な、特に特徴はないが不満のない作り。 リモコンも多機能だ。 ベータマックス...

ソニーのステレオラジカセ・Wキッド

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Wキッド 一台の中にカセットデッキを2台搭載したダブルデッキラジカセ。 テープからテープへダビングが出来るし、2台で再生するなら倍の時間が再生可能だ。 昭和59年の世の中にはダブルデッキが溢れ出た。 ソニーも世の流れに従ってダブルデッキのラジカセを発売したが、Wキッドの発売当初は何の愛称もなかった。 途中から『Wキッド』を名乗ったのは、売れたので力を入れたのだろうか。 昭和59年発売 CFS-W600 49,800円 3バンドチューナー搭載。 3バンドということで、お、短波が聞けるの?と思うがそうではなく、テレビチューナー搭載なのだ。 スピーカーは分離可能で、好きな場所へ置くことが出来る。 レコードプレーヤーも発売され、カタログにも『ミニコンポ風のシステムを実現』と書かれている。 色はレッド、ブラック、パールホワイトの3色から選べた。 ●最大外形寸法:幅571x高さ179.5x奥行192.5mm ●重さ:5.1kg(乾電池含まず) CFS-W80 39,800円 CFS-W70発売後、半年ぐらいしてから登場。 値段からすればCFS-W70の後継機かもしれないが、CFS-W70はすぐには消えずCFS-W80と併売していた。 性能は大して違いがなさそうなので、デザインや割引額で好きな方を選べた。 ●最大外形寸法:幅488x高さ138.5x奥行117mm ●重さ:2.9kg(乾電池含む) CFS-W70 39,800円 最初に登場したWキッドなのだが、登場した時にはWキッドの名前はつかず。 CFS-W80が登場した後にWキッドの名前がついた。 ●最大外形寸法:幅478x高さ145x奥行108mm ●重さ:3.2kg(乾電池含む) 昭和60年発売 CFS-W50 32,800円 『Wキッドのスリムなベイビー』ということでWキッドの中ではイチバンの小型軽量機。 生意気そうな鳥のイラストはひよこ? 頭にカラを被ったカリメロの逆バージョンのようだ。 選べる色が一番豊富で、ブラック、ホワイト、シルバー、レッドの4種類。 ●最大外形寸法:幅434x高さ118x奥行77mm(EIAJ) ●重さ:2.1kg(乾電池含む) CFS-W90 39,800円 CFS-W80の後継機種。 テレビチューナーがVHFだけではなくUHFも聴けるようになった。 カタログの表紙で松本典子が持っているのがこ...

ソニーのステレオラジカセ ・CFD-5

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ソニーのCDステレオラジカセCFD-5 昭和60年発売 108,000円。 CD(コンパクトディスク)が初めて発売されたのが昭和57年。 それまでの大きかったLPレコードに比べ文字通りコンパクトになった。 LPレコードは直径30センチ、シングル盤でも直径17センチ。 CDは直径12センチなので一気に小型化したのだ。 ラジカセにレコードプレーヤーを合体させた機種はあったが、何しろレコードプレーヤーは大きい。 なので、当然ラジカセも大きくなった。 ソニーからはレコードプレーヤー搭載のラジカセは出なかったが、フラミンゴなど少しでも小さいプレーヤーを作ろうとしていた。 昭和60年、ソニーはCDプレーヤーを搭載したラジカセを発売した。 CDラジカセ、CFD-5。 型番がこれまでのCFS-からCFD-に変わった。 DはディスクのDだろうか? 数字はシンプルに一桁だ。 CFD-5はラジカセのCFS-7000にポータブルCDプレーヤーD-50を合体させたようなデザイン。 CFS-7000は昭和59年発売、定価44,800円。 録音、再生、早送り巻き戻しなどの基本ボタンはフェザータッチオペレーション。 定価は安いがドルビーBの付いている。 スピーカーは普通のスピーカーのようだが、CFD-5はAPMスピーカーにパワーアップしている。 CDプレーヤーのD-50は昭和59年発売。 定価は49,800円。 コンポサイズから一気にポータブルサイズになったCDプレーヤー。 価格も一気に半分以下だ。 CDを普及させる為採算は度外視か。 それともこれで十分利益は出たのか。 ともかくこの機種はヒットしてCDは一気に普及した。 このD-50をCFS-7000に乗っけたような感じのCFD-5。 3ピース型なので、スピーカーは分離出来る。 出力は4W+4W。 CFS-7000は5W+5Eだったのでパワーダウンしている。 もうちょっとパワーがあってもよくなかったか? CFS-7000の上位機種、CFS-9000がある。 コチラにD-50を合体させてくれた方がよかった気がするが、それだと価格が上がってしまうのでCFS-7000にしたのだろうか。 安くするんなら下位機種のCFS-5000もあるが、定価は32,800円。 コレだと79,800円くらいで出せたんではないだろうか。 CF...

ソニーのビデオデッキ・ベータプロ

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 ソニーのビデオデッキ・ベータプロ SL-HF900 239,800円。 昭和60年はベータマックス発売10周年。 電気店でもらった10周年記念グラスはずっと使っていたが、残念ながら最近割れてしまった。 ベータプロの初代SL-HF900はベータマックス発売10周年記念モデルだ。 ベータマックスという名称も『ニュー』がついてニューベータマックスとなっている。 ベータプロSL-HF900がニューベータマックスと名乗っても、この機種で一気にすべて新しくなったわけではない。 ベータマックスは以前から少しずつ変化を繰り返して来た。 標準のベータ1は再生のみになりベータⅡが標準になった。 音声はベータハイファイ化。 ベータハイファイ化した時にすでにハイバンド化していたが、HF900でそこからまたハイバンド化して高画質化した。 S-VHSのように一気に高画質化したのではく、ハイバンドベータハイファイはチマチマと少しずつ変化していったのだ。 再生のみ対応で録画は出来なかったベータ1がSL-HF900でベータ1sとして復活。 当時のベータファンにはベータ1こそ最高っていう思いがあった。 それをそのまま復活させて欲しい気はしたが、sがついたベータ1sとして復活したのだ。 それらをひっくるめてニューベータマックスを名乗ったのだろう。 だがしばらくしてニューは取れてベータマックスに戻った。 まあ、ニューもしばらくすればニューじゃなくなるし、ない方がスッキリしていていい。 SL-HF900の大きな特徴はジョグシャトルリング。 放送局で使っているジョグダイヤルが搭載されて、プロっぽさをアピールだ。 SL-HF900MKⅡ 240,000円。 先代のSL-HF900の発売から1年。 ベータプロがマークⅡになった。 本体はほどんど変化がないのだが、リモコンが大幅に進化した。 ワイヤレスコマンダー。 SL-HF900でも使えるので、買い換えなくてもリモコン購入だけもアリだ。 SL-HF3000 288,000円。 HF900はベータマックスの決定版みたいな感じで登場したが、このHF3000はベータプロの決定版みたいな感じだ。 この後EDベータが発売されるので、ベータマックスとしては最高峰のビデオデッキ。 VHSに比べるとコンパクトなカセットを生かしたスマートさが一つのセールスポイントだったが...

ソニーのビデオデッキ・EDV-9000

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 ソニーのビデオデッキ・EDV-9000 EDV-9000 295,000円。 昭和62年9月発売。 EDV-9000はEDベータの1号機。 EDV-9000はベータマックスと呼ばずにEDベータビデオデッキとなった。 この頃は毎年1月8日にビデオ関連の発表が何かしらあった。 昭和62年はS-VHSの発表だ。 互換性重視の為に思い切った高画質化をしないと思っていたVHSがまさかのS-VHS化。 チマチマとハイバンド、スーパーハイバンドで高画質化してきたベータをあっさりと追い抜いた。 高画質がセールスポイントのベータがVHSに負けるわけにはいかないという事で、S-VHS対抗に発表したのがEDベータ。 水平解像度がS-VHSの400本に対してEDベータは500本。 テレビ録画するのにはかなりのオーバースペックだが、将来普及するかもしれないEDTVを見込んでの事だ。 自動車でも、制限速度以上のスピードは出る。 スペックには余裕があった方が画質は上がるのだろう。 もしS-VHSが出てこなかったらEDベータも出てこなかった? それともいずれ出て来たのだろうか。 EDベータの開発開始はSL-HF3000の発表時だという。 S-VHSよりもEDベータの発表の方が早かったら、S-VHSのインパクトもさほどなかったかも知れない。 EDV-9000は発売当時の定価が295,000円。 当時のランナップの中では最高機種だ。 歴代ベータマックスの最高機種の価格は以下の通り。 SL-J7は279,000円。 SL-J9は298,000円。 薄さ8センチのSL-F11は278,000円。 ベータハイファイ初搭載のSL-HF77は299,000円。 ベータプロSL-HF900は意外(?)と安く239,800円。 EDV-9000のベースになったっぽいSL-HF3000は288,000円。 これまでの30万円を切る価格設定はEDベータになっても同様だ。 いくらマニア向けのEDベータとはいえ30万円を超えた値付けはしなかったのだ。 EDベータはベータの高画質バージョンだが、テープは専用のメタルテープを使用する。 なので従来のベータではEDベータの録画再生は出来ない。 EDベータ用のテープはED-Metal。 EL-500で3,500円、EL-250で2,800円。 なんとまあ、お高いことか。 ...

ソニーのステレオラジカセ・CFS-9000

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ソニーのステレオラジカセ・CFS-9000 CFS-9000 昭和59年5月。 74,800円。 昭和57年2月、ソニーはミニコンポ『ヘリコンポFH-7』を発売した。 コンポっていうのはラジカセに比べると大きい。 小さくも出来るのだが、レコードのサイズはLPだと直径30センチ。 レコードプレーヤーを基準に考えると、これ以上は小さく出来ない。 そのレコードプレーヤーを小さくしたのがヘリコンポ。 どうやって小さくしたのかと言えば、レコードをプレーヤーの中に収めるのをあきらめた。 つまり、レコードがはみ出しているのだ。 ヘリコンポのレコードプレーヤーはPS-Q7。 別売で定価は35,000円。 これはヘリコンポ専用ではなく、別売なのでラジカセでも使える。 このプレーヤーはFMトランスミッターを内蔵しているので、ラジカセにも電波を飛ばせるのだ。 ブルートゥースみたいで便利だったね。 半年後に上位機種のFH-9が登場。 148,000円。 プレーヤーのPS-Q9も新発売で、本体に合わせてブラックだ。 こちらは1,000円高い36,000円。 ラインナップを拡充する為、さて次は下位機種かと思ったが発売されず。 ヘリコンポとしては発売されなかったが、ラジカセとして発売されたのがCFS-9000だ。 ヘリコンポのFH-7は別売のDCパワーサプライユニットを購入すれば、単1電池12本でも駆動出来た。 だがラジカセ扱いにはならずにコンポとして扱っていた。 ヘリコンポからちょっと性能を落とし、値段を下げてラジカセとして扱ったのがCFS-9000だ。 ヘリコンポはオーディオ部門からラジカセなんかのゼネラルオーディオ部門へと移籍したのか? ラジカセらしく、ヘリコンポでは別売だったキャリングハンドルもついていた。 CFS-9000にはブランドがない。 CFS-9000という型番だけなのだ。 ヘリコンポという名称は使えなかったのかな。 オーディオ部門からゼネラルオーディオ部門へ移ったので使えなかった? CFS-9000には当然ヘリプレーヤーPS-Q7がピッタリとマッチするが、CDプレーヤーのD-50が発売されるとこちらもピッタリ。 時代はCDに変わろうとしていたのだ。 CFS-9000のスピーカ...

ソニーのステレオラジカセ・ドデカホーンCFD-DW95

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CFD-DW95 ダイナミックドデカホーン。 昭和62年発売。 定価87,800円。 もともとドデカホーンはダイナミックな重低音をセールスポイントにしていたが、しっかり『ダイナミックドデカホーン』と表記したのがこの機種、CFD-DW95だ。 色はブラックだけではなく、スペシャルブラックと称したオレンジをあしらったバージョンもある。 初代ドデカホーンCFS-DW60は中堅機だった。 43,800円だったからね。 それがCFD-DW88で一気にトップになった。 定価が86,800円。 そのCFD-DW88よりも1,000円高いのがこのCFD-DW95、定価は87,800円。 文句なく最上位機種になったのだ。 これまでのドデカホーンとはあきらかに違ったデザイン。 CDを縦にしてカセットと並べていた従来機から、上面に持っていった。 ラジカセの上にディスクマンを置いて一体型にしたようなデザインだね。 上面は平らではなく、このCD部分が飛び出している。 ジルバップやらジィーゼットやらの直線基調とは変わり、曲面が多い。 とはいえ後年のもっと丸っこいのとも違い、カッコいい。 スタイリッシュというのだろうね。 角を少し削ったような感じだ。 重厚感はないけどね。 性能も充実している。 この時代の流行りのダブルカセットは当然で、どちらもオートリバース。 テレビのVHF/UHFの音声も聞ける。 チューニングはアナログ式だ。 ここはシンセサイザーチューナーが欲しかったところだ。 ボリュームはツマミではなくボタン式。 目盛りはLEDになっている。 リモコンは別売りではなく付属する。 リモコンでもこのボリュームが操作出来るぞ。 ラジカセの総合カタログでは、基本的なパターンはずっと同じだった。 表紙の次のページに見開き2ページで載っている。 発売から1年間ずっとトップを守り続けていたぞ。 発売から一年後、CFD-DW95はいきなり消えた。 マークⅡに変わったのだ。 従来の機種では、後継機が発売されてもすぐには消えない。 品薄マークがついて値段がオープン価格になり、そして消えていく。 だが、このCFD-DW95は余韻を残さずスッパリと消えた。 その変わりにマークⅡが登場したのだ。 実際にはマー...