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2019/04/20

ファンタスティックコレクション

ファンタスティックコレクション

ファンタスティックTVコレクションは朝日ソノラマが出していたムック。
No.4からTVの表記がなくなり、ファンタスティックコレクションとなった。
愛称はファンコレだ。
それまでの特撮本はというと、たいていは子供向けだった。
まあテレビの特撮番組はたいていは子供が見るものだから、子供向けなのは当たり前だ。
それがちょっと年齢が上の層にも、客層がいると気づいて発行されたのがこのファンコレや徳間書店のロマンアルバムだ。
ロマンアルバムは様式が決まっていて、最初はカラーページでストーリーの紹介、その後はスタッフの話や設定資料などだった。
毎号そんなパターンで違いは作品だけだった。
ファンコレもひな形らしいものはあるが、後半はひな形以外の号もどんどん出た。
ウルトラマンやウルトラセブンなど、人気がありそうなのは何回も発行しているから当然だろうね。
子供向けのファンコレが出たりパズルの本が出たりもした。
以下、私が買ったファンコレを紹介する。

No.2.空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン/ウルトラセブン/ウルトラQ


全66ページ
500円
初期のウルトラシリーズ、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンの特集。
初期のファンコレは薄いのだが、薄い中に3作品も入っているぞ。

No.10.空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマンPARTII

950円
130ページ
第2次特撮ブームの頃の帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオの特集号。
これが出たのは昭和53年12月。
テレビではウルトラシリーズも終わり仮面ライダーも終わった。
リアルタイムで見るものがない特撮マニアが求めたのは、過去の作品だ。
ビデオも普及していなかったし、ファンコレのような資料本は本当に貴重だったのだ。

No.15.未来少年コナン

全118ページ
950円
ご存知宮崎駿が監督をしたアニメーション。
アニメがNHKで放送されるっていうので話題になった。
私が宮崎駿を意識したのはこの作品からだった。
ずっと駿がなんて読むのかわからなかったんだけどね。

No.19.火の鳥2772

全130ページ
1,200円
手塚治虫のアニメーション。
火の鳥は以前に黎明編が映画化されたが、火の鳥2772は映画オリジナルだ。
火の鳥が映画化されるって聞いて、何編だろうと思いを巡らした。
黎明編の後だから未来編?
鳳凰編とかいいよねえ。
そんな思いは無視されて、出来上がったのは火の鳥2772。

No.20.ウルトラマン 特撮ヒーローのすばらしき世界

全114ページ
1,100円
全39話のストーリーを1ページから4ページで紹介している。
39話の最終話『さらばウルトラマン』はシナリオっぽくして6ページある。

No.23.マイティジャック

全66ページ
650円
ファンタスティックコレクションの愛称はファンコレ。
これは表紙にデカデカとファンコレと書かれていた。
大きさもそれまではA4版だったのがAB版になっている。
マイティジャック全13話のストーリーの紹介だ。

No.28.特撮映像の巨星・ゴジラ

全68ページ
600円
No.5の表紙を新しくした新装版。
No.5のままにしてもらえた方がわかりやすくていいんだが、No.は5ではなくNo.28になった。
私はNo.5を持ってなかったので買ったけど、間違って買ってしまったオッチョコチョイもいただろうね。
あるいはわかっていて両方買うマニアとかを狙ったのかな。
No.5はちょっと子供向けっぽい表紙だったが、こちらは少し大人びているぞ。

No.29.ウルトラセブン SFヒーローのすばらしき世界

全128ページ
No.11の表紙を新しくした新装版。
これもNo.29にしないでNo.11のままでいいんだけどね。
これもわかっていても買うマニアを狙ったのかね。

No.31.ウルトラQ&怪奇大作戦 SFドラマのすばらしき世界

全114ページ
950円
No.14の新装版。
他の新装版同様中身は一緒だ。
以前買いそびれた私はこれを購入。

スペシャル.不滅のヒーロー ウルトラマン白書

全202ページ
2,000円
中身はNo.2とNo.10、それに発行後に放送されたザ・ウルトラマンとウルトラマン80を足した本。
カバーまでついて中々豪華な一冊だ。
No.はついてない。
ファンタスティックコレクションスペシャルだ。

No.35.ウルトラセブングラフィティ 空想特撮の怪獣世界 PARTIII

550円
全52ページ
なぜかページの表記がない。
数えたら52ページ。
左開きになっている。

No.36.宇宙刑事シャリバン

全66ページ
680円
AB版の変形サイズ。
宇宙刑事、カッコよかったね。

No.37.科学戦隊ダイナマン/超電子バイオマン

全66ページ
680円
ダイナマンは放送終了後だったが、バイオマンはまだ放送中だった。
であるからバイオマンの資料は途中までだ。

No.44.SFX GODZILLA ゴジラ特撮のすべて

全58ページ
650円
新作ゴジラの作成風景。
メカゴジラの逆襲以来の久しぶりのゴジラ映画だ。
後ろの方はコレまでのゴジラシリーズの紹介。
新作のゴジラが封切られたのにあわせて発行されたのだ。

No.40.大魔神グラフィティ

全58ページ
600円
ウルトラセブングラフィティとかと同様の大魔神バージョン。

No.46.ウルトラマン/ウルトラセブン スーパーマシン・ファイル

全50ページ
550円
ウルトラマンやウルトラセブンの特集は何回目だって感じだが、マニアは大人しく出れば買うのだ。
今回は兵器に焦点を当てた一冊。
帰ってきたウルトラマンとか第2期ウルトラシリーズのは出なかった。

最後に

朝日ソノラマはもうない。
後を継いだホビージャパンからもファンコレはもう出ないっぽい。
電子書籍で再販してくれないものかね。