平成7年
平成7年は西暦でいうと1995年。1995年といえば、ウィンドウズ95が発売された年だ。
今からもう24年も前になる。
私もパソコンを買ったなあ。
今はなきゲートウェイ2000のデスクトップだ。
平成7年は小室哲哉率いるグローブがデビューした。
デビュー曲の『Feel Like dance』は100万枚近くを売り上げるヒット。
翌年は小室一色になるのだ。
そんな平成7年に発売されたソニーのステレオラジカセ。
PMC-M2
MDIO エムディオ
98,000円。
ステレオラジカセではない、マイクロコンポ。
今回の機種は、カセットの代わりにMDを搭載した。
それまでのテープ資産もあるし、カセットもつければいいと思うのだが、ついてない。
カタログは
『ラジオカセット/マイクロコンポ総合カタログ』から
『CDラジオカセット/マイクロコンポ/MD-CDマイクロコンポ/ラジオカセット総合カタログ』になった。長いな。
価格は98,000円でかなり高額だが、ラジカセではなくMDコンポと考えたら安い部類だ。
ラジカセのエナジーキューブCFS-F40は99,800円で10万円を超えなかった。
その頃は消費税がなかったが、M2の時代は消費税3%。
税込価格だと10万円を超えている。
型番はM1ではなく何故かM2。
ウォークマンの初代は型番がTSP-L2。
これも何故かL1ではなくL2。
人知れずに消えたM1やL1があったのだろうか。
重さは13.9kgとかなりの重さ。ラジカセではないからこんなものか。
●最大外形寸法 本体:幅180x高さ253x奥行292mm(EIAJ)
●最大外形寸法 スピーカー:幅175x高さ309x奥行250mm(EIAJ)
●重さ:13.9kg
ZS-M3
MDIO エムディオ
72,000円。
エムディオの第2弾。
M2同様エムディオを名乗るが、デザインはM2と違いググッとラジカセっぽくなった。
M2の次だからM3とはわかりやすいが、型番はPMC-ではなくZS-だ。
電池では駆動しないっぽい。
●最大外形寸法 幅520x高さ227x奥行234mm(EIAJ)
●重さ:6.9kg
ZSX-G7000
ドクターチェンジャー
49,800円
愛称がドクターチェンジャー。
なぜチェンジャーかというと、CD3連装のチェンジャーがついているからだ。
3連装なので、1枚聞き終わったら取り替えて次、という手間が省けるから楽だね。
デザインはパナソニックっぽい感じがする。
ソニーっぽさがないし、ソナホークに3連装チェンジャーをつけただけの方が、良かったんじゃないのかな。
何でこんなデザインにしたんだろうね。
ソナホークはそんなに売れなかったんだろうか。
とはいえドクターチェンジャーもそんなに売れたわけでも無いようで、2機種で展開を終了した。
弟機種のZSX-5000共々電池では駆動しない。
●最大外形寸法:幅640x高さ205x奥行304mm(EIAJ)
●重さ:8.5kg
ZSX-5000
ドクターチェンジャー
44,800円
ZSX-G7000の下位機種。
サイズは一緒だがちょっとしたところでコストダウンが図られている。
主な違いは、カセットがシングル。
CD-Gと光出力がない。
そんなところぐらいか。
●最大外形寸法:幅640x高さ205x奥行304mm(EIAJ)
●重さ:8.5kg
CFD-28、CFD-38
22,000円、23,000円。
CFD-28よりも1,000円だけ高いCFD-38。
大きさも重さも一緒。
違いはCFD-38には、再生オートリバースがついている、色がこっちのほうが若干黒っぽい、そんなところだろうか。
1,000円しか値段の違いがないのならば、CFD-38だけの一機種でいいような気がするね。
でも、1,000でも安い方がいいって客層もいるんだろう。
●最大外形寸法:幅400x高さ173x奥行244mm(EIAJ)
●重さ:4.7kg(乾電池含む)
PMC-303
ティミー36,000円
デザインはPMC-M2っぽいが、MDは搭載せずカセットなのでエムディオは名乗れず。
マイクロコンポの一員だが、ティミーの愛称がついている。
●最大外形寸法 本体:幅140x高さ222.5x奥行280.5mm(EIAJ)
●最大外形寸法 スピーカー:幅130x高さ222.5x奥行210mm(EIAJ)
●重さ:6.3kg
CFD-17
17,000円。
CFD-8に再生オートリバースとMEGA BASSを搭載した後継機。
大きさ、重さはCFD-8と同じだ。
新機能は重さがないのか、それともコストダウンで何か部品を減らしたのか。
●最大外形寸法:幅500x高さ156x奥行243mm(EIAJ)
●重さ:4.1kg(乾電池含む)
CFD-340
22,000円。
まあ、手軽な安いCDラジカセだ。
●最大外形寸法:幅525x高さ172x奥行241mm(EIAJ)
●重さ:4.5kg(乾電池含む)
CFD-510
本体とスピーカーが分離出来る3ピースタイプのCDラジカセ。
●最大外形寸法 本体:幅588x高さ230x奥行207mm(EIAJ)
●重さ:5.7kg
まとめ
ラジカセのカセットの代わりに、MDを搭載した機種が発売された。MDはソニーが開発した新世代の記録メディア。
カセットテープに比べると頭出しが素早い。
カセットだと頭出しに時間がかかるがMDは瞬時だ。
CDに慣れた人間にとっては、カセットの頭出しは遅すぎるのだ。
(このページの画像は全てソニーのラジカセのカタログから)