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2020/06/16

東芝のステレオラジカセ・マッケンジー

東芝のステレオラジカセ・マッケンジー


昭和57年

MacKenzie

RT-S98
125,000円


ブランドがボムビートではなくマッケンジーになった。
値段は東芝のラジカセ史上最高額の125,000円だ。
ラジカセだけど雰囲気はコンポ。
なのでラジカセのボムビートではなく、新しくマッケンジーを名乗ったんだろう。
カタログではラジカセではなく、ポータブルコンポと表記されているのだ。

ラジカセではボムビートアドレスに続くアドレス搭載機。
アドレスは東芝が開発したテープのヒスノイズを低減するノイズリダクション。
下位機種のRT-S95もアドレス搭載。
マッケンジー=アドレス搭載機なのだ。

カタチはボムビートX1のような3ピース型。
スピーカーが分離してコンポのような形になるのだ。
分離させてない時スピーカーは本体の下にある。
ボムビートX1はスピーカーを上に搭載していたが、マッケンジーは他社の大型ラジカセ同様下部に搭載している。

デッキ部はダブルデッキ。
値段だけあって、なんでも搭載している感じ。
でもドルビーはない。
アドレスだからね。

●最大外形寸法 : 幅740×高さ376×奥行175mm
●重量 : 15kg(乾電池を含む)


MacKenzie

RT-S95
89,800円

これもアドレスを搭載したステレオラジカセ。
ド迫力の上位機種S98に比べると、普通のラジカセっぽいデザイン。
でもスピーカーは分離出来る。
出力は30WでRT-S98と変わらず。
ダブルデッキが必要なければ、こっちを買っても不満はなさそうだ。

●最大外形寸法 : 幅648×高さ262×奥行181mm
●重量 : 11kg(乾電池を含む)


昭和58年

MacKenzie Mini

RT-SX3
47,800円

値段がグッとお安くなったマッケンジー第3弾。
ただのマッケンジーではなく、マッケンジーミニだ。
上位2機種とは違い、こちらはシルバー、パールホワイト、レッドの3色から選べる。
アドレスは搭載していないが、ドルビーの再生には対応している。
互換性を考えたら、ドルビーの方がいいんだよな。

●最大外形寸法 : 幅539×高さ158×奥行144mm
●重量 : 4.2kg(乾電池を含む)

MacKenzie Mini

RT-SX7
69,800円
マッケンジーではなくマッケンジーミニなので、東芝ご自慢のアドレスはなし。
アドレスはついてないが、録再ドルビー対応。
互換性を考えればドルビーの方がいいからな。
特筆すべきは周波数範囲で、メタルが20〜20,000Hz。
本当なのか?

●最大外形寸法 : 幅555×高さ178.5×奥行163.5mm
●重量 : 6.8kg(乾電池を含む)


昭和59年

MacKenzie Mini

RT-SX4
42,800円
最後のマッケンジーは値段が最も安い42,800円。
選べるカラーはレッド、ブラック、ブルーの3色。
フランスの国旗を意識したのか。

●最大外形寸法 : 幅529×高さ171×奥行144mm
●重量 : 4.72kg(乾電池を含む)

シュガー

RT-SX77
62,000円
スピーカーが分離して3ピースになるが、マッケンジーではなくシュガーとして発売されたSX77。
この型番RT-SXを見ればマッケンジーの仲間なんだよなあ。
この時期はシュガーが主力だったのだ。