東芝のステレオラジカセ・マッケンジー
昭和57年
MacKenzie
RT-S98125,000円
ブランドがボムビートではなくマッケンジーになった。
値段は東芝のラジカセ史上最高額の125,000円だ。
ラジカセだけど雰囲気はコンポ。
なのでラジカセのボムビートではなく、新しくマッケンジーを名乗ったんだろう。
カタログではラジカセではなく、ポータブルコンポと表記されているのだ。
ラジカセではボムビートアドレスに続くアドレス搭載機。
アドレスは東芝が開発したテープのヒスノイズを低減するノイズリダクション。
下位機種のRT-S95もアドレス搭載。
マッケンジー=アドレス搭載機なのだ。
カタチはボムビートX1のような3ピース型。
スピーカーが分離してコンポのような形になるのだ。
分離させてない時スピーカーは本体の下にある。
ボムビートX1はスピーカーを上に搭載していたが、マッケンジーは他社の大型ラジカセ同様下部に搭載している。
デッキ部はダブルデッキ。
値段だけあって、なんでも搭載している感じ。
でもドルビーはない。
アドレスだからね。
●最大外形寸法 : 幅740×高さ376×奥行175mm
●重量 : 15kg(乾電池を含む)
MacKenzie
RT-S9589,800円
これもアドレスを搭載したステレオラジカセ。
ド迫力の上位機種S98に比べると、普通のラジカセっぽいデザイン。
でもスピーカーは分離出来る。
出力は30WでRT-S98と変わらず。
ダブルデッキが必要なければ、こっちを買っても不満はなさそうだ。
●最大外形寸法 : 幅648×高さ262×奥行181mm
●重量 : 11kg(乾電池を含む)
昭和58年
MacKenzie Mini
RT-SX347,800円
値段がグッとお安くなったマッケンジー第3弾。
ただのマッケンジーではなく、マッケンジーミニだ。
上位2機種とは違い、こちらはシルバー、パールホワイト、レッドの3色から選べる。
アドレスは搭載していないが、ドルビーの再生には対応している。
互換性を考えたら、ドルビーの方がいいんだよな。
●最大外形寸法 : 幅539×高さ158×奥行144mm
●重量 : 4.2kg(乾電池を含む)
MacKenzie Mini
RT-SX769,800円
マッケンジーではなくマッケンジーミニなので、東芝ご自慢のアドレスはなし。
アドレスはついてないが、録再ドルビー対応。
互換性を考えればドルビーの方がいいからな。
特筆すべきは周波数範囲で、メタルが20〜20,000Hz。
本当なのか?
●最大外形寸法 : 幅555×高さ178.5×奥行163.5mm
●重量 : 6.8kg(乾電池を含む)
昭和59年
MacKenzie Mini
RT-SX442,800円
最後のマッケンジーは値段が最も安い42,800円。
選べるカラーはレッド、ブラック、ブルーの3色。
フランスの国旗を意識したのか。
●最大外形寸法 : 幅529×高さ171×奥行144mm
●重量 : 4.72kg(乾電池を含む)
シュガー
RT-SX7762,000円
スピーカーが分離して3ピースになるが、マッケンジーではなくシュガーとして発売されたSX77。
この型番RT-SXを見ればマッケンジーの仲間なんだよなあ。
この時期はシュガーが主力だったのだ。
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