ディスコ
ナショナルのラジカセ、ディスコ。
ステレオMACの中の1機種だったステレオMACディスコが、独立してディスコシリーズになった。
ラジカセが大型化していった時代のラジカセらしく、ディスコは大きく重い機種が多かった。
RX-5500
ディスコ マック
昭和54年
69,800円
映画『サタデーナイトフィーバー』がヒットしてディスコブームが起こったが、ラジカセでもディスコが登場、ディスコマックだ。
デッキ部にはドルビーNRを搭載。
レベルメーターはLEDで左右独立した2連。
スイッチ類は全て前面についていて上面にはアンテナと取手だけ。
●大きさ:幅478x高さ293x奥行163mm
●重さ:約7.5kg
●実用最大出力:5W+5W=10W(EIAJ/DC)
●周波数特性:40~12,000Hz(ノーマル)/40~13,000Hz(FeO2)
●ワウ・フラッタ:0.09%(W.R.M.S)
RX-5700
DiscoM
昭和54年
87,800円
名前はステレオMACが取れてディスコだけになったが『M』がついている。
MはメタルテープのMだろうか、それとも松下のM? ディスコ松下。
ということでメタルテープ対応のディスコ。
レベルメーターはLEDではなく針式。
側面は高級感のある木目調。
新開発ノイズリダクション搭載とカタログにあるが、東芝のアドレスのように何かカッコいい名前をつけなかったんだろうか。
RX-5500はドルビーNRだったが、それよりもイイものだったのか。
●大きさ:幅555x高さ322x奥行153mm
●重さ:9.5kg
●実用最大出力:7.5+7.5=15W(EIAJ/DC)
RX-A2
DiscoBS
115,000円
カラオケするのに最適なディスコ。
●大きさ:本体/幅319x高さ443x奥行242mm、スピーカ部/幅319x高さ443x奥行290mm
●重さ:本体+アクセサリーBOX13.4kg、スピーカ9.4kg
●実用最大出力:15W+15W=30W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.055(W.R.M.S)
●周波数特性:40~12,000Hz(ノーマル)/40~14,000Hz(CrO2、FeCr)/40~17,000Hz(Metal)
RX-5100
DiscoX
昭和54年
43,800円
ディスコのラインナップを増やす為だろうか、ググッと安くなって43,800円。
●大きさ:幅467x高さ267x奥行151mm
●重さ:6.1kg(乾電池を含む)
●実用最大出力:4W+4W=8W(EIAJ/DC)
RX-5600
ザ・ディスコ
昭和55年
69,800円
RX-5500の後釜で、値段は同じ69,800円。
デッキ部の再生や早送り巻き戻しなどの基本スイッチがソフトタッチになった。
先進的だがレベルメーターはLEDではなく針式だ。
●大きさ:幅563x高さ325x奥行139mm
●重さ:7.5kg
●実用最大出力:2.7+2.7=5.4W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.055(W.R.M.S)
●周波数特性:40~12,000Hz(ノーマル)/40~14,000Hz(CrO2、FeCr)/40~17,000Hz(Metal)
RX-5650
DiscoDB
昭和56年
79,800円
RX-5600の後釜?
大きさ、重さはほぼ同じで似たようなデザイン。
ドルビーNR搭載だが、ナショナルの独自開発NRはどうなったのだろう。
まあ、RX-5700以外には搭載されなかったので、独自NRは止めたという事か。
メタルテープ対応。
●大きさ:幅563x高さ325x奥行140mm
●重さ:7.6kg
●実用最大出力:5W+5W=10W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.055(W.R.M.S)
●周波数特性:40~12,000Hz(ノーマル)/40~14,000Hz(CrO2、FeCr)/40~17,000Hz(Metal)
RX-5150
Disco50
昭和56年
54,800円
悪くはないが、コレといった特徴のないディスコ。
●大きさ:幅504x高さ281x奥行175mm
●重さ:6.7kg
●実用最大出力:5W+5W=10W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.055(W.R.M.S)
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