ステーション
『ステレオMAC』や『ディスコ』よりも高価格帯のラジカセ、『STATION』。
『ディスコ』も10万円を超えた機種もあったが、『 STATION』RX-7200は145,000円でナショナル史上最高価格か。
あんまり展開されず、3機種で終わった。
高いだけあってあんまり売れなかったんだろうか。
RX-7200
ステーション
昭和55年
145,000円
ステーションの中の最上位機種。
出力は25Wとパワフルだが値段も145,000円とパワフルだ。
普通のラジカセの下にレシーバーでも置いたようなデザイン。
チューナーはシンセサイザーチューナーでチューナーで12局のプリセットが可能。
側面は高級感のあるウッドパネル。
別売りでリモコンもある。
この時代はまだワイヤレスではなく有線だ。
●大きさ:幅612x高さ345x奥行178mm
●重さ:10.8kg
●実用最大出力:12.5W+12.5W=25W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.05(W.R.M.S)
RX-7000
ステーション
昭和55年
97,800円
RX-7200に比べればちょっと小さく軽いRX-7000。
とはいえコレもかなりデカくて重い。
雑誌『特選街』昭和55年3月号はラジカセ特集、RX-7000の記事がある。
以下引用。
『・ディスクは中域が張り出していい。ミュージックテープは水準。
・箱鳴りを感じる。低域がもの足りない。
・低音部の重量感はあまりないが、レンジ感はある。
・高域寄りのバランス。ディスクはキレイな中高音。
・箱鳴りが評価を悪くしてしまったがめずらしく両サイドを木目板で押さえたデザインは、和室でも使えるふんい気である。以前に聴いた記憶では、パワー感はもう少しあったようだ。熟年層の書斎などに置くのには好適だろう。こっそりとカラオケの練習もいいものだ。
・低域は無理なく出ている感じ。ごく標準レベルのラジカセ。
・Fレンジはやや狭いが、ディスクの再生音はかなりいい。』
という事で、特別な才能はないフツーのラジカセのようだ。
引用中の『ディスク』はレコードプレーヤーを接続して再生した音。
この頃はまだCDではなくレコードだ。
●大きさ:幅560x高さ333x奥行176mm
●重さ:9.0kg
●実用最大出力:7.5W+7.5W=25W(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.05(W.R.M.S)
RX-5350
ビッグステーション
昭和57年
84,800円
ステーションの中では一番安いが一番大きい。
なのでただのSTATIONではなくBIG STATIONだ。
安いといっても84,800円するが、上の2機種とは違ってサイドは木目調ではないしあんまり高級感はない。
●大きさ:幅642x高さ396x奥行187mm
●重さ:10.8kg(電池を含む)
●実用最大出力:12.5+12.5(EIAJ/DC)
●ワウ・フラッタ:0.055(W.R.M.S)
●周波数特性:40~14,000Hz(ノーマル)/40~16,000Hz(CrO2、FeCr)/40~17,000Hz(Metal)
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