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2017/06/29

最初の仮面ライダーカード


仮面ライダースナック(かめんライダースナック)は、1971年から1973年1月までカルビー製菓(現・カルビー)が発売したスナック菓子。
特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を題材としたカード(仮面ライダーカード)がおまけとして付属したことで、社会現象になるほどの爆発的な人気を得た。

以上、ウィキペディアから引用。→仮面ライダースナック

仮面ライダースナック。

何人かの友達が仮面ライダーのカードを持っている。
どこで手に入れたのかは教えてくれない。
欲しいと思っていたある日、カルビーの仮面ライダースナックを見つけた。

これか。

これを買うとカードがついてくるのだ。
カードの入った袋を破りカードを取り出す。
出てきたカードは20番、ムササビートル。


仮面ライダースナックは爆発的に売れたが、カードをもらった後、スナックを食べずに捨てる子供がいた。社会問題化するくらいだったから、結構な数が捨てられたのだろう。仮面ライダーV3スナックは15円に値下げされた。スナックをつけないでカードだけ売ればよかったのにと思う。


カードが盗まれた事例。

仮面ライダーカードが盗まれたりもした。
私が小学一年生だったある日、クラス全員が教室に集められた。
先生が言う。カードを持ってきて自慢していたS君のカードが盗まれた。なので犯人は名乗り出るように。
当然誰も名乗り出ない。みんな見ている目の前で、私が犯人ですなんて言うやつはいない。
先生は今度は全員に目をつぶらさせた。
「全員、目をつぶって」
その後厳かに言った。
「盗んだ人は手をあげて」
誰も手をあげなかったのだろう。
犯人は見つからない。

先生は今度は違う手を考え出した。
私たちは何かをなめさせられた。当時はわからなかったが、後で思うにあれはリトマス試験紙だった。犯人を探し出す為にリトマス試験紙を犯人発見用の紙の設定にしたのだろう。
先生は言った。「これで犯人がわかります」
みんなまた目をつぶり、先生は犯人に手をあげるように言う。
ほほぅ、これで犯人がわかるのか。便利なのものだ、と幼い私は他愛もなく信じたが、半信半疑やほとんど信じてない子もいたのではないか。なぜならここでもまだ手を挙げる子がいなかったのだから。
先生はリトマス試験紙を回収し、それを持ってどこかへ行って帰ってきた。

しばらくしてから、隣の教室の先生がやってきて担任の先生に言った。
「ここに犯人の名前が書いてます」
小芝居を打ったのだろう。だが、犯人はそれで観念したのだろう。
同じパターンの目をつぶれ→手をあげろで、ようやく犯人が手を上げたのだった。
犯人はその場で公表されO君だったと判明した。
ああ、やっぱりなという気持ちがあった気がする。