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2017/08/31

こんなベータマックスはどうだ


以前ビデオ戦争と言われたベータ対 VHSの戦いがあった。
ベータはソニー、VHSはビクターが作ったビデオの規格。
勝利したのはVHSだが、今となってはどちらも敗者のようなものだ。
私はベータが好きだった。
今でもベータが好きだ。
EDベータを出す前に、こんなベータがあったらどうだったろうか。

ベータX(ベータテン)

録画時間が短いのがベータの欠点だった。
最初の規格ベータ1が1時間に対してVHSは倍の2時間。
ベータはベータⅡで2時間、ベータIIIで3時間。
対してVHSは3倍で6時間になった。
ベータⅣとかⅤとか言わないで、一気にX。ベータⅠの10倍のベータX。
L-500で10時間の録画が可能だ。


ベータ0.5

最初のベータは録画時間1時間のベータⅠ。それを半分の30分にして、その分画質と音質の向上に当てる。
オープンリールもテープスピードを変えることができた。
テープスピードが早い方が音がいい。
ベータも速度を早め、その分を画質に振ったベータ0.5があればマニアに受けただろう。
30分あればアニメ番組1本を十分に録画できる。

ダブルベータ

カセットではダブルカセットが大流行した。
テープからテープへとダビングしやすいのだ。
ベータもダブルカセットにする。
ダブルベータだ。
片方がVHSの機種も作る。
VHS陣営ではVHSとVHSのダブルデッキは作れても、ベータとVHSのダブルデッキはソニーにしか作れまい。

コンパクトベータ

VHSではカメラでの録画用にコンパクトサイズのVHSを出した。
ビデオカメラではソニーはベータムービーよりも8ミリビデオを推進したが、コンパクトベータを作る。
小型化軽量化はソニーの得意技。
実際、計画くらいはあったんだろう。
録画時間の短さは、先述したベータXで解決だ。

L-1000のテープ

βIsモードで2時間録画できるL-1000(βIs:2時間、βII:4時間、βIII:6時間)というテープの開発も進んでいたが、試作段階で終わり製品化されることはなかった。(ウィキペディアより)

カセットテープの120分テープのように、薄くなった分取り扱いが難しくなるのだろう。
だが、難しいで終わらせないで、発売する。
ベータXを使えば20時間の録画が可能だ。
30分26話のアニメなら1巻で済む。

最後に

アマゾンでは未だにベータのテープが買える。
未だに使っている人がいるのだろうか。