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2019/05/14

宇宙鉄人キョーダイン

宇宙鉄人キョーダイン(昭和51年)


子供の頃の私にとって、特撮と言えばウルトラシリーズ。
ウルトラマンやウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンやウルトラマンエース、タロウ、レオの円谷ヒーローたちだ。
それに対して東映ヒーローは等身大のアクションヒーローで、特撮って感じはしなかった。
その東映が作った特撮ヒーローが『宇宙鉄人キョーダイン』だ。
当時買っていたテレビランドの告知ではスカイブラザーとなっていた。
それが変更されてキョーダインになった。
兄弟だからキョーダインって、安易だな。
数字の京と単位のダインにもかけているようだ。
京はきょうじゃなくてけいって読むんだけどね。

キョーダインは等身大ヒーローではあるが、変形してジェット機や車に変化、そこからはミニチュアによるアクションなのだ。
テレビランドやテレビマガジンでも、その辺を強調していた。
兄貴ロボット、スカイゼルはスカイミサイルやスカイジェットに、弟ロボットのグランゼルはグランカーやグランミサイルに変形。
ミサイルに変形したら爆発してそれで終わりになるんじゃないのかな。
実際はミサイルと言うより、ただのジェット機だったね。

戦う相手はダダ星地球侵略ロボット軍。
こちらのダダロイドも変形してキョーダインと戦う。
最初の頃のタンクーガやバズカード、ダイキライやガトリンガーなんかはキチンと変形していたが、ちょとずつ変形がショボくなり、途中から変形しなくなった。
それに伴い、キョーダインも変形しなくなった。
変形がセールスポイントだったのに、その変形が見られないのはどういう事だ?
子どもたちの反応が良くなかったのだろうか。
そんな事はなかったと思うがな。
でもキョーダインは手だけ変形してデカくしたりはしていたぞ。

途中から敵にガブリンというのが出てきた。
こいつが大将だが右手だけのロボットだ。
ということは左手や左足、右足、頭、胴体など他のパーツのガブリンもいるんだろうかね。
ガブリン5人衆というのも出てきた。
こいつらが毎週出てきてキョーダインと対戦、ダダロイドは出てこなくなった。
一体で出てきたり全員で出てきたり、再生されて出てきたり、ブラックナイトにされて出てきたりと忙しい。
ガブリンクィーンというのも出てきた。
普通のヒーロー物のように毎週新たな敵が出てくるのではなく、がブリン5人衆やガブリンクィーンが出てくるだけになった。
当初の変形するヒーロー物から、毎回同じ敵相手のヒーロー物に変形したのだ。

最後はダダ星に特攻して終わるキョーダイン。
本物の兄弟が無事だったので、ハッピーエンドなのか。
キョーダインはロボットなので、寂しかったらまた作ればいいしね。