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2017/04/24

パイオニアのヘッドホンステレオ、ターザン

ソニー ウォークマン

私はソニーファンだったが、ウォークマンは買った事がない。
再生専用というのが物足りなかったのだ。

どうせ買うなら録音も出来るのが欲しい。
どうせ買うならごちゃごちゃと機能が色々付いている方がいい。

なので、ウォークマンプロフェッショナルWM-D6が出た時は欲しいなあと憧れた。
録音が出来る。
ドルビーBが付いている。
ドルビーCが付いているマイナーチェンジ版WM-D6Cも出た。
5連LEDのレベルメーターまであった。

だがしかし、値段が高かった。D6が60,000円。D6Cだと64,000円。
同級生がD6を学校に持ってきた事があった。私はそれをうらやましく眺めていた。

パイオニア ターザン

ウォークマン同様のヘッドホンステレオはソニー以外からも発売された。
パイオニアから出たヘッドホンステレオがターザン。
型番はPK-R7AW。

これは機能が充実している。
録音が出来る(再生専用の下位機種もあった)。
オートリバース。
防水。
レベルメーターは欲しいがこれはまあ妥協点だ。

何といってもデザインが気に入った。
ゴツくてカッコイイ。
ゴツくて防水でアウトドアで使えるというのがターザンの名前の由来なのだろう。

私は発売から1年ぐらい後に、電気屋で展示してあった機種を安く売る店頭展示品を購入した。

主な仕様

大きさ:W86×H116×D33(mm)
重量:440g(電池含む)
周波数範囲:ノーマルテープ 40~12,000Hz(EIAJ)
      メタルテープ 40~15,000Hz(EIAJ)
実用最大出力:20mW+20mW(32Ω負荷、EIAJ/DC)

(取扱説明書より)

箱。中身が見えるのだが経年劣化で曇っていて見にくい。


本体

正面から。ALL WEATHERの文字。防水が大きなセールスポイント。ヘッドホンステレオの防水は確かこのターザンが世界初だったか。

赤いボタンがデカい。赤い△▽が早送り、巻き戻しボタン。再生専用の下位機種は赤ではなく黄色だった。


左側面。中央がノーマルとメタルを切り替えるテープセレクター、ドルビーBのON/OFFスイッチ。右側がポーズボタン、テープのA面B面切り替えボタン。


右側面。


上面。左側が再生ボタン、録音ボタン、ストップボタン。右側がマイク入力とヘッドフォン出力。付属のヘッドホンとマイクは差込口がネジになっていて、しっかりと防水出来るようになっていた。


底面。右がACアダプターの入力端子。左は予備のキャップ入れ。両方ともキャップがはまっている。


裏面。ベルトなんかに取り付けるクリップがある。右上の丸いのはボリューム。


蓋を開けたところ。

電池はここに入れる。単三電池二本使用。電池の持ちが良かったという記憶はない。

取扱説明書

ポケッタブルステレオカセットレコーダーと書かれている。


ヘッドホン

さて、問題はヘッドホン。
私は当時ラグビーをしていたのだが、スクラムで耳がつぶれた。いわゆるギョウザ耳で、ヘッドホンを耳に入れても時間がたつとポロっと落ちてしまう。
ヘッドホンを横にして耳の穴に突っ込むと落ちないのだが、それでは音がうまく聞こえない。
それでいつの間にかあんまり使わなくなった。
こうやって箱までとってあるのにヘッドホンはなくしてしまった。