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2017/05/30

2号といえば

昭和40年代


2号と言えばサンダーバード2号。
子供の頃に作ったプラモデルの中では、ダントツでサンダーバード2号が人気だった。
2号自体は丸っこくてあんまりカッコイイとは思えなかった。
コンテナを積んで中には救助メカというギミックが良かったのだろう。
持っている友達はそれだけで人気者になれた。

私も欲しかったのだが中々売っているのを見かけなかった。
1度見かけた事もあったが、スポンサーの父の意向でサンダーバード5号を買った。
こっちの方がいいだろう? みんなが持っている2号よりも。
5号というのは宇宙ステーションで、宇宙にぽつんと浮かんでいるだけの存在だった。
私としても、5号を持っている友達はいなかったので、その希少性から人気者になれると勘違いした。

組み立てて翌日に友達に見せたのだが、ふぅーん、みたいに気の無い反応。
一人サンダーバード3号を持っている子がいて、その子だけがやや興奮していた。
番組では、3号と5号がよく一緒に出てくるのだ。

結局、あまり買う人がいないという事はやはり人気がないという事で、5号を持っていたとしても人気は出ないという事なのだった。

今度は3号を買った。こちらはウルトラホーク3号。
ウルトラホーク1号は持っていた。2号は欲しかったが売ってない。で、見かけた3号。これは持っている友達を見かけた事がない。

自分の中ではウルトラセブンはサンダーバードよりもランクが上だったので、これはこれは人気者になれるに違いないとの魂胆だった。

私が意気揚々と「3号買ったよ」と言うと友達連中は「え? サンダーバード?」「ガッチャマンか」等等と言う。
で、家にあるウルトラホーク3号を見せると、ふぅーん、みたいに気の無い反応。

初めての出来事なのに以前にも経験した事のある感覚、デジャビュー。
既視感だ、いや、初めての出来事ではない。サンダーバード5号の時と同じ反応だった。