ソニーのステレオラジカセ・エナジー

写真はソニーのラジカセのカタログ(昭和56年2月)

昭和56年 ソニーの新型ラジカセ エナジー登場

ソニーから新しいラジカセ、エナジーというシリーズが出た。
これまでのジルバップやXYZのように1機種ずつ小出しにするのではなく、4機種が同時に登場した。
仮面ライダーは1号、2号、そしてV3と順番に出てきたが、ゴレンジャーみたいに最初から勢ぞろいみたいな感じだ。

エナジー99(CFS-99)84,800円
エナジー77(CFS-77)59,800円
エナジー66(CFS-66)42,800円
エナジーキューブ(CFS-F40)99,800円

というラインナップだった。
エナジー99がリーダー格。今でいうセンター。ゴレンジャーならアカレンジャー。

エナジー88っていうのが当初のラインナップにはなかったが、ちょっと遅れてエナジースリーラン(CFS-88)79,800円というのが出た。これが型番から見て実質エナジー88か。

昭和56年7月エナジー20発売。これでエナジーシリーズは終了した。


エナジー99

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-99
定価84,800円。

エナジーシリーズのエース。
ウーファーの口径が20センチとなった。
テープの曲の頭出しAMS(オートマチックミュージックセンサー)も曲数がキチンと表示される。他の機種では機能があっても曲数の表示ができないのだ。

何色というのか、天板の色が独特で、後にも先にもこの機種だけの色。エナジーシリーズなのに、他の機種には展開しない色。他にもスピーカーの周りに赤を配したり電源ボタンに緑、ファンクションスイッチに青や赤を使ったりと、色使いが楽しいラジカセになっている。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅594×高さ347×奥行169mm
重さ:10.8kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合12W(6W+6W EIAJ/DC)

エナジー77

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-77
定価59,800円。

エナジー99同様20センチウーファー搭載。
ラジオを録音して再生して楽しむ、それだけならこれで十分な気がする。
デザインは大したことがないから、私が選ぶならエナジー99だが。
値段が59,800円と手頃だったから、エナジーシリーズで最も売れたんではないだろうか。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅575×高さ286×奥行145mm
重さ:7.5kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)

エナジー66

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-66
定価42,800円。

エナジー20が発売されるまでは、エナジーシリーズの末弟だった。
上位機種に比べると、スピーカーの口径が小さくなったり、操作スイッチがフェザータッチではなくなったりしているが、特選街(後述)での評価も高いし、まあこれで十分かという性能だ。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅520×高さ252×奥行146mm
重さ:6.5kg
スピーカー:16cmウファー、4cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)

エナジーキューブ

写真は昭和56年3月のカタログ

CFS-F40
定価99,800円。

普通ならば価格の高いこのキューブがエースとなるのだが、なぜかそうはならずエナジー99がイチオシの機種らしく、エナジーシリーズの写真でも99がメインになっていた。
型番も他のエナジーシリーズは99とか77とかと数字のゾロ目なのに対して、キューブはFがついていてゾロ目でもない。愛称も数字ではなくて英語のキューブ。
型番のFはメタルXYZ(CFS-F3)にもついている。

エナジーキューブの99,800円という価格はこの時点でのソニーラジカセ史上の最高値機種だった。別売りでリモコンもある。

エナジーシリーズの一員なのだが、途中からAC/DCコンポという名も記され、最後はエナジーが消えAC/DCコンポF40となった。

エナジースリーランが、登場時はAC/DCコンポ、途中でAC/DCコンポエナジースリーラン、最後にエナジースリーランの単独表記となったのとは逆パターンだ。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅460×高さ267×奥行161mm
重さ:12.5kg
スピーカー:10cm×4
実用最大出力:総合28W(14W+14W EIAJ/DC)
周波数特性:ノーマル30〜14,000Hz メタル30〜16,000Hz

エナジースリーラン

写真は昭和56年7月のカタログ

CFS-88
定価79,800円。

CFS-88は登場時にはエナジースリーランを名乗らず、AC/DCコンポを名乗る。
途中からエナジースリーランを名乗った。
スピーカーが折りたためるギミックが楽しそうな機種。折りたたんだ姿がサイコガンダムっぽい気がする。

■下記はカタログから引用。
大きさ:本体/幅465×高さ254×奥行127mm、スピーカー部/幅233×高さ247×奥行127mm
重さ:10kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合12W(6W+6W EIAJ/DC)

雑誌での評価

昭和57年3月号の特選街。

ラジカセ特集の中でエナジー66とエナジーキューブの記載がある。

記事『最新ラジカセ売れ筋18機種のNo.1発見テスト』
18機種の中の1機種がCFS-66。総合評価は18機種中2位。

『全一八機種のうちで最も廉価な価格帯に属しながら大型スピーカーを採用しており、非常にコストパフォーマンスが高いラジカセである。』と書かれている。
ちなみに1位はパイオニアSK-350。

記事『ラジカセかコンポか10万円台の15機種徹底比較』
こちらにはエナジーキューブCFS-F40が登場している。
『バランスのよい音だ。Fレンジもゆとりを感じる。』
『ピアノの音がきれい。ドラムスもしまっている。』と書かれている。
ラジカセ部門では順位はついていない。

エナジー20

昭和56年7月発売。
写真は昭和56年7月のカタログ

エナジーシリーズの末弟だが、総合出力はエナジー66と並ぶ7W。レベルメーターはエナジーシリーズ唯一のLED。
エナジーシリーズはこのエナジー20でエネルギー切れとなった。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅468×高さ206×奥行120mm
重さ:4.4kg
スピーカー:12cm2個
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)
周波数特性:80〜8,000Hz

最後に

エナジーシリーズは全部で6機種が発売された。
エナジーキューブとスリーランがやや異色だが、他の機種は単純だ。
エナジー99を頂点に、その機能削減版が下位機種だ。
ジルバップがTVやRRを出したりして、機能が色々と違ったのに比べると、エナジーは単純に価格差だけの、実にわかりやすいシリーズだった。

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