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2017/07/05

ザテレビジョンの創刊号

ザテレビジョン創刊号
週刊カドカワザテレビジョン創刊号の表紙

ザテレビジョン創刊

昭和57年9月22日創刊。
定価180円。

新聞のテレビ欄には当日のテレビ番組が載っている。
もっと先の番組を知りたいときには、週刊テレビガイドがあった。
そこに登場したのが角川書店のザテレビジョン。
角川映画が公開され、角川文庫がキャンペーンを打ち、そしてこの週刊カドカワザテレビジョンも創刊。この頃の角川書店は勢いがあった。



表紙

表紙は角川三人娘の筆頭、薬師丸ひろ子。
まあ、当然というか無難というか、これ以外ないという選択だと思う。
薬師丸ひろ子の手にはレモン。
未だに続く伝統だ。表紙だけではなく、中のページにもテニスをする薬師丸ひろ子の写真が載っている。

主な番組

主な新番組として『笑っていいとも!』と『タモリ倶楽部』が出ている。笑っていいともは終了したが、どちらも長寿番組だ。
NHKの朝ドラは『ハイカラさん』。まったく覚えていない。見ていなかったのだろう。まあ、放送時間が朝の8時15分からなので、朝ドラはほとんど見たことがないのだ。
3年B組は金八先生ではなく貫八先生をやっている。金八先生と同じ桜中学が舞台だが、こちらは川谷拓三が主役。
貫八先生の裏番組『太陽にほえろ!』ではゴリさんが殉職。え?あのゴリさんもって感じで、放送開始からのメンバーがほとんど消えてしまった。

DAD

真ん中辺のページに、DADってなあに!?って記事があった。
「全世界の注目を浴びて、いよいよこの10月1日から登場するニューオーディオシステムDAD」とあるが、これがなあにって言ってる割りにはDADが何の略かはさっぱりわからない。
デジタルオーディオディスクの略だと思うが、それがどこにも書かれていないのだ。
当時は誰もが知っていて当たり前の言葉だったか?
いや、そんなことはない。「なあに」ってうたっているのだから。
記事の中頃には、CD方式を採用している、と書いてある。
DADには複数の規格があって、今回出るのはその中のCDということなのだ。

同じページの下の方にはソフト情報が書いている。ビデオソフトに混じってビデオディスクの「太陽がいっぱい」の情報。CDが出るより早く、レーザーディスクが発売されていたのだ。CDは昭和57年、LDはその前年の昭和56年に登場した。

FMの番組表

ザテレビジョンという割にはFMの番組表も載っていた。誌面が余ったのだろうか。
テレビの方は大雑把な番組表だったが、こちらのFM番組表はちゃんとタイムスケジュールが書かれていた。

最後に

未だに発売されている雑誌だが、私は最初のうちは買っていたがそのうち買わなくなった。後発のテレパルを買っていたがそれもいつの間にか買わなくなった。