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2019/03/20

ソニーのステレオラジカセ・デジタブルZX-7

デジタブルZX-7


ソニーのステレオラジカセ、ZX-7は小型のラジカセだ。
定価は62,800円。
コレぐらいの価格のラジカセならば、たいていは大きくそして重くなる。
同じソニーのラジカセであれば、ジルバップにしてもXYZにしてもエナジーにしてもみんなデカくて重かった。
だがこのデジタブルZX-7は違う。
性能を上げ、なおかつ小型化する為に労力を払ったようなラジカセなのだ。

ラジカセなので電池を使う。
ZX-7は単1の電池を4本だ。
結構な場所を取る。
そのスペース以外にメカを詰め込んである。
この価格帯のラジカセに付いていそうなものが無かったりする。
まずは取っ手がない。
まあ無くても小型なので、むんずと掴んで持ち運べるが、重さはそれなりにある。
女性だと持ちにくいだろうし、ちょっとした距離を移動させるには不便だ。
その為にキャリングケースが別売りで用意されている。

再生や早送り巻き戻しなどの基本ボタンがフェザータッチではない。
昔ながらの押し込み式だ。
デジタブルという名称からデジタルっぽい仕様を期待するとあららってなるぞ。
スピーカーはフルレンジ。
大きなスピーカーは付いてない。
どれだけ大きなスピーカーを搭載するかを競っていたラジカセとは一線を画す。
ツィーターとかはなし。
その代わりがソニー自慢のAPMスピーカーだ。
『同サイズのラジオカセットなどと聴き比べてみえれば、そのハイフィデリティサウンドをはっきりと確認できます』とカタログには書かれいてる。
いや、同サイズじゃなくて、同価格の大型のラジカセと比べても遜色なし、それどころかそれ以上だと書いて欲しいね。
このAPMスピーカー、従来のスピーカーとは違い丸くなく四角いのだ。
スピーカーに合わせたのか、ZX-7のデザインは直線基調。
四角四角したデザインだ。

型番は従来のCFS-○○ではなく、ZX-となった。
ZXの型番はZX-7と、本機の後に出たZX-5とZX-3の3機種だけだ。


●周波数範囲:TYPE1ノーマルカセット40~13,000Hz(EIAJ)
       TYPEⅡCrO2カセット40~14,000Hz(EIAJ)
       TYPEⅣMETALLICカセット40~16,000Hz(EIAJ)
●ワウ・フラッター:0.04%(WRMS)、±0.1%W•Peak(EIAJ)
●最大外形寸法:幅354x高さ105x奥行105.5mm(EIAJ)
●重さ:2.6kg(乾電池含む)   ソニーのカタログから引用


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