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2019/12/26

【映画の感想】宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマト(劇場版)


昭和52年12月、LPレコードの『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』が発売された。
この年、親からのクリスマスプレゼントはこれだった。
今はiTunesでも買ったけど、レコードも捨てないで未だに持ってるな。
音楽もいいが、このジャケットもいいよなあ。
確かポスターももらえたはずだ。

宇宙戦艦ヤマトは放射能に汚染された地球を救う為、14万8千光年彼方のイスカンダルまで旅をするアニメ。
ヤマトをきっかけにアニメブームなんてのが起こった。
それまではロボットアニメが主流だったが、ヤマトは本格SFっぽい。
それでちょっと年齢層が高い層まで取り込んだんだな。
ヤマトはTVシリーズがヒットしたので昭和52年の夏、劇場版が作られた。
宇宙戦艦ヤマトはTVシリーズの本放送の時には人気が出なくて再放送で人気になった。
私も本放送の時には見ていなかった。
日曜日の19時30分の放送時間は『猿の軍団』を見ていたな。
これは面白かったが、宇宙戦艦ヤマトほど再放送はしなかった。
知名度もヤマトに比べればずっと低いな。
面白かったんだけどね。

宇宙戦艦ヤマトの映画はテレビシリーズの総集編だ。
26話分をまとめたので当然の事だが随分と端折っている。
私はこの時小学6年生。
友達と劇場に見に行ったのだが、小学校に入るか入らないかぐらいの子供が2、3人騒いでいる。
「うるさい」と注意するが10分くらいたつとまた騒ぐ。
親は同伴してなかったのだろうか。
主人公古代の活躍が減って、何だか沖田艦長の物語のようだったし、イスカンダルではスターシャはもうこの世になく、ホログラムで登場。
古代守も死んでることになるのだな。
だがそんなことよりも騒ぐ子供が気になって仕方がない。
「地球か。何もかも…」
「おー」とか「わー」とか沖田艦長の最後のセリフのときにも騒ぐ子供達。
今こうやって思い出してブログに書いているくらいだから、余程気になったのだな。

一度ヤマトの特撮映画が出来ると母が私に語ったことがあった。
母親間の情報網から仕入れてきたのだろうか。
この頃の子供たちの多くがヤマトファンだったので、母は子のためにと情報を持ってきたのだろう。
それはヤマトの特撮版ではなく、『惑星大戦争』という映画だった。

この後テレビでこの宇宙戦艦ヤマト劇場版が放送された。
劇場版とは最後の方が変わっていて、スターシャは生きていたバージョンだ。
テレビ版のストーリー通りだね。
当時は劇場版と違うなんて思わなかったな。
多分劇場版のことはほとんど忘れていたのだろうね。
それにテレビと同じストーリーなので、違和感なく見ていたのだろうな。