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2020/05/17

東芝のステレオラジカセ・アクタスボムビート

東芝のステレオラジカセ・アクタスボムビート
東芝のラジカセといえばアクタスパラボラ。
あのパラボラアンテナのついたラジカセがなぜか欲しかった。
何であんなのが欲しかったんだろうな。
まあ、今でも欲しいんだが。
東芝のラジカセのブランドがアクタス。
パラボラアンテナがついていたのでアクタスパラボラだ。
たいていはアクタスの後ろに型番をつけていた。
ステレオラジカセが登場した時にはアクタスステレオ。
そのまんまだな。
もうちょっとヒネリが欲しかったのか、その後アクタスボムビートとなった。
カタログの表記はボムビートだが、本体にはACTASS BomBeatとある。
昭和54年頃から本体もボムビートの単独表記になった。

昭和52年

昭和52年にまずボムビート11とボムビート7が登場した。
それまでのアクタスステレオからアクタスボムビートと愛称が変わったのだ。
数字だけのボムビートだと、数字の大きい方が上位機種だ。

ボムビート11

RT-8800S
66,800円。

ボムビートの最上位機種、それがこのボムビート11。
カセット部の性能が自慢で、『ワウフラッターは0.08%(WRMS)と優秀』とカタログにある。
確かにラジカセとして優秀だ。
録音、再生、走行ボタンなどは本体前面にある。
カセットデッキを意識したレイアウトなんだろうな。
下位機種は全部上面にある。

■幅484x高さ296x奥行126mm
■重量:6.7kg(乾電池を含む)

ボムビート7

RT-8300S
46,800円。
ボムビート11の弟機。
出力が7Wだからボムビート7なのかな。
ボムビート11と一緒にデビューした最初のボムビート。

■幅427x高さ247x奥行132mm
■重量:5.9kg(乾電池を含む)


昭和53年

ボムビート5

RT-8100S
42,800円。

大きさはボムビート7と同じで、重さだけが0.5キロ軽い。
ボムビートの底辺。

■幅427x高さ247x奥行132mm
■重量:5.4kg(乾電池を含む)

ボムビートX1

RT-8700S
79,800円。

デザインはラジカセっていうよりはコンポ。
2個のスピーカーが分離するのだ。
本体から離して置けば普通のコンポのようになる。
一体化しているときは、本体の上にスピーカーが乗っかる。
あんまりカッコよくはないな。
やはりここは一体型として使うよりは、スピーカーを分離させて使った方がいい感じ。

■幅420x高さ270x奥行150mm
■重量:7.2kg(乾電池を含む)

ボムビート9

RT-8450S
59,800円。
ボムビート空白の5万円台を埋める機種。
ゴッキュッパの製品だが、ラジカセもこの価格は激戦区だったのだろうか。
ラジカセの場合はもうちょっと下?
MQSS搭載という事で、テープの無録音部分を感知して一発頭出しが出来るのだ。
テープの頭出し機能は各社が様々な名称で呼んでいたが、東芝はミュージック・クイック・セレクト・システムだ。

■幅430x高さ270x奥行135mm
■重量:6.0kg(乾電池を含む)

ボムビート6

RT-8350S
42,800円。
大きさはボムビート5と一緒。
重さが0.2キロ重くなっている。
値段は同じ42,800円。
という事で、MQSS搭載を搭載したマイナーチェンジ版だな。
MQSS搭載なので、テープの一発頭出しが出来るのだ。

■幅427x高さ247x奥行132mm
■重量:5.6kg(乾電池を含む)

ボムビート4

RT-8050S
39,800円。
■幅238x高さ410x奥行127mm
■重量:5.9kg(乾電池を含む)
カタログの表記はなぜか幅と高さが反対。
ただの間違い?
ボムビートの中では一番安い機種。

昭和54年


ボムビート12

RT-8900S
69,800円。
テープの頭出しが従来のMQSSからMQJSへと進化した。
MQJSはミュージック・クイック・ジャンピング・セレクターの略。
MQSSは今聞いている次の曲か、今聞いている曲の頭の部分への頭出しだった。
それが1〜10曲先への選曲と進化したのだ。
サイズ、重さともボムビート11と同じ。
『ワウフラッターは0.08%(WRMS)と優秀なのだが、ボムビート11から向上はないのか。
まあ、正常進化版だ。
■幅484x高さ296x奥行126mm
■重量:6.7kg(乾電池を含む)

ボムビート10

RT-8550S
64,800円。

オートリバースの驚異。
という事で録再オートリバースを搭載しいてる。
値段が高目のボムビートの基本操作ボタンは前面が多いが、これは上面にある。

■幅440x高さ272x奥行120mm
■重量:6.2kg(乾電池を含む)

ボムビート2

RT-8160S
39,800円。
低価格ボムビート4と同価格。
後継機種だ。

■幅427x高さ247x奥行132mm
■重量:5.5kg(乾電池を含む)

他にもボムビートは発売されたが、アクタスの名称がつくのは上記のみだ。
まあ、チェック漏れがあるかもしれない。

オマケ 

ボムビート新入学セールとして東芝のステレオラジカセを買った人にプレゼントしていたのがボムビートバック。
私は東芝のラジカセを買ったわけではないが、親戚からこのバッグをもらった。
でも全然使わなかったな。
当時の私は中学生。
スポーツバッグとして使うにはちょっと小さかったのだ。

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