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2022/12/22

【映画の感想】仮面ライダーZO

 仮面ライダーZO(平成5年公開)


劇場で初めて登場した初めての仮面ライダー。

それまでの映画版仮面ライダーは、テレビシリーズ→劇場版で、まずはテレビシリーズ、その後に映画だった。

なので仮面ライダーZOの初登場はテレビではなく映画なのだ。

いや、映画の宣伝の番組があったらか、やはり最初はテレビか。

映画の後にテレビシリーズが出来る事もなく、ZOはこの映画のみの主人公だ。


ZOはゾーではなくゼットオー。

ウィキペディアによれば、バンダイが提示した仮面ライダー20(ツーオー)をちょっと変えてZOにしたそうだ。

仮面ライダー生誕20周年だったのでツーオーか。

実際の仮面ライダー生誕20周年記念作品は前年のビデオ『真仮面ライダー序章』。

序章といってるので続編を作る予定だったのだろうが、作られたのは新作のZOだ。

名称は20でもよかった気がするが、この映画公開時点での仮面ライダーはまだ20人には足らなかったから変えたのかもしれない。

Zのつく仮面ライダーはZXに次いで二人目。

いてもよさそうなものだが、Zをそのまんま使った仮面ライダーZはいまだにいない。


翌年に公開された映画『仮面ライダーJ』の主人公は仮面ライダーJ。


間違い探しのように仮面ライダーZOに似ているが、1号ライダーが新1号になったように、Jは元々はZOの強化版だったようだ。


さて映画『仮面ライダーZO』。

上映時間は50分弱なので、テレビシリーズだとしたら2話分くらいか。

時間が短いので、ショッカーやデストロンのような悪の組織は出てこない。

望月博士個人によって改造されたネオ生命体が仮面ライダーZO。

仮面ライダーらしくバッタの改造人間だ。

序章の仮面ライダーがバケモノっぽいフォルムだったが、ZOはスッキリしてスマートになった。

戦う相手もネオ生命体のドラス。

クモ女とコウモリ男も出てくる。

クモやコウモリは仮面ライダーでの定番怪人だ。

ZOに比べると凝った造りで、プロトタイプのZOとは違うのだ。

『仮面ライダー』はショッカーに改造された仮面ライダーとショッカーの怪人との戦いだが、今回もネオ生命体同士の戦いになる。


仮面ライダーといえば「変身」。

もちろんZOも変身するのだが、最初は変身ポーズがないままの変身。

あれれれれって感じで物足りない。

だがやはり仮面ライダーはこうでなくちゃねって感じで、最後の変身ではポーズを決める。


テーマソングは『愛が止まらない』。

『愛が止まらない』といえばウインクだが、似ている部分があるけれど別の曲。

でもタイトルは『愛が止まらない』。

どういう事情でこうなった?