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2022/12/19

【映画の感想】宇宙怪獣ガメラ

宇宙怪獣ガメラ(昭和55年公開)

『ガメラ対深海怪獣ジグラ』から9年。

大映が倒産したので、もう見る事がないと思っていたガメラ映画が復活した。

それが、昭和55年に公開された『宇宙怪獣ガメラ』だ。

昭和59年に復活したゴジラは事前に盛り上がって出てきた感じがしたが、ガメラは唐突に復活したな。


敵の宇宙船ザノン号はスターウォーズに出てきそうな戦艦だ。

見せ方もそれっぽくて、スターウォーズが流行ったしかっこいいから使っちゃえって事かな。


今回出てくるガメラは以前のシリーズのガメラとは違って、主人公ケンイチの逃したカメが変身した姿だ。


マッハ文朱を先頭に地球を守る3人のオネエチャン。

マッハ文朱だけでもいいような気もするが、変身するとレオタード姿になり子供の付き添いで映画を見にきたオトウチャンたちの好みに合わせてくれる。

新怪獣は出てこないが、これまでガメラと対戦した怪獣たちが出てくる。

ガメラを倒す為なら一匹ずつ出てくるのではなく一気に全員が出てきてやっつけてしまえばいいと思うが、それは出来ない。

何故ならば戦闘シーンはこれまでのガメラ映画のフィルムだからだ。

東宝の『怪獣総進撃』のような映画がガメラにもあれば一気に登場も出来るのだろうが、ガメラ映画では怪獣が総出演した映画はない。

それで一匹ずつの登場となったのだ。

まず出てくるのはギャオス。

ギャオスは『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』に登場。


ガメラのライバル怪獣の中では一番人気ではないだろうか。

空を自在に飛び回り、口から出すビームが中々強力だ。

最後はガメラに火山の噴火口に落とされた。


続いて登場はジグラ。

ジグラは『ガメラ対深海怪獣ジグラ』に登場。


海中ではサメのような姿で飛行機のように素早く動いてガメラを傷つけるが、地上だと途端に弱くなりあっさりと火炎放射で焼かれた。


次に出てくるバイラスは『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』に登場。


イカのような怪獣だが手は6本、宇宙怪獣だが今回は水中怪獣として登場だ。

今回のガメラは宇宙怪獣だからね。

ガメラの腹に尖った頭を突き刺すが、突き刺されてもガメラはなんともなさそうで、グルグル回転しながら空を飛んでバイラスを落下させて退治した。


その後はジャイガーが登場。

ジャイガーは『ガメラ対大魔獣ジャイガー』に登場、怪獣とは呼ばず魔獣と呼ばれている。


針を飛ばしてガメラを攻撃するが、尻尾を持たれて叩きつけられ簡単に敗北。


敵にコントロールマシーンを取り付けられて、今度は主役怪獣ガメラが暴れまわる。


後半はガメラ対人類かと思いきや、スーパーガールの悲壮な覚悟の割に簡単にコントローラーを破壊、ガメラは自由になる。


という事でガメラ対ライバル怪獣に戻り、次はギロンが出てくる。

ギロンは『ガメラ対大悪獣ギロン』に登場、怪獣ではなく悪獣、それも大悪獣だ。


私が子供の頃にイベントでこのギロンの人形をもらった。

ホントはガメラが欲しかったのだが仕方がない。


最後はバルゴンが出てくる。

バルゴンはガメラ映画第2作『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』に登場。


1作目の『大怪獣ガメラ』は白黒作品だったが『ガメラ対バルゴン』はカラー作品。

それにふさわしく虹色のレインボー光線を出して暴れる。


宇宙戦艦ヤマトも何故か登場、でもコレはケンイチくんの夢の中だったが、銀河鉄道999も登場は意味がわからない。

こち亀のエピソードも含めて話題集めだったのか。

怪獣ファンの私としては、新怪獣が出てきた新作が見たかったな。


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