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2023/02/02

タロー!ウルトラマンナンバーシックス!

 ウルトラマンタロウ


昭和48年4月6日〜昭和49年4月5日放送

全53話

やはり名前っていうのは大事だ。

ウルトラAがウルトラマンAになってからしばらくは違和感が抜けなかった。

私は柔軟性がないので、一回インプットされると中々変えられないのだ。

そのウルトラマンAの後番組が『ウルトラマンタロウ』だ。

名前が変わった訳ではないのに、ウルトラAよりもコチラの方の違和感がスゴい。

ウルトラマンってSF的でカッコいいイメージだったが、タロウっていうのは日本人の名前。

それがウルトラマンの名前になるなんて、と。

ウルトラエースのように、タロウこそウルトラタロウでよかったんではなかろうか。

ウラシマタロウっぽくなるし、作風も現代のおとぎ話と考えるとウルトラタロウがピッタリだ。

私は当時小学2年生だったが、『ウルトラマンタロウ』はもう少し下の層を狙っていたのだろう。

本放送の時は数本しか見たことがなく、しっかりと全話見たのは再放送の時だ。

前番組の『ウルトラマンA』ではウルトラ兄弟やウルトラの父が登場、そしてタロウにはウルトラの母までが登場した。

こうなってくるとSFドラマっていうよりファミリードラマ。


さてウルトラマンタロウはウルトラ6兄弟の中では抜群の肉体を誇る。

他の兄弟たちの身長が40メートル(ゾフィーだけが45メートル)、体重3万5千トン(ゾフィーとエースが4万5000トン)なのに対して、タロウは身長53メートル、体重5万5000トン。

飛行速度はマッハ20でエースと同じ、ゾフィーはマッハ10、セブンはマッハ7、ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンはマッハ5。

シリーズが続くにつれ能力がインフレして行くのは仕方がない。


ウルトラマンAで敵は超獣になったが、タロウでは怪獣に戻った。

第1話で超獣が出てきたが怪獣に敗北、タロウという名に馴染めなかったが、超獣という名称も好きではなかったので元に戻ってよかった、よかった。


ウルトラマンタロウと並行して『ジャンボーグA』(昭和48年1月17日〜12月29日放送)と『ファイヤーマン』(昭和48年1月7日〜7月31日放送)が放送されていた。

どれも円谷プロ10周年記念作品だ。

ウルトラマンタロウはやはりウルトラマンというブランド。

全53話と3作品の中ではイチバンの話数だ。

ファイヤーマンはウルトラマンへ原点回帰した作品だが、人気が出ずに30話で終了。

『ウルトラマンファイヤー』としてウルトラシリーズにしていたらもう少し人気が出たかもしれない。


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