銀河鉄道999(昭和54年公開)
先月、松本零士が亡くなった。
松本零士といえば『宇宙戦艦ヤマト』、『キャプテンハーロック』、『男おいどん』、『銀河鉄道999』などなど大ヒットマンガの連発で、これらは私の小学校、中学校時代の愛読書だった。
追悼企画で、3月6日〜3月13日までの限定で映画『銀河鉄道999』がユーチューブで公開されている。
映画『銀河鉄道999』は昭和54年の邦画興行ナンバーワンだ。
私も当然見に行ったが、今こうやってまた見ると、当時の記憶が蘇ってきて何もかもみな懐かしい。
この頃はアニメブームであり、中でも松本零士が大人気だった。
アニメブームの実質は松本零士ブームだったのだ。
『銀河鉄道999』のマンガは少年キングで連載していた。
映画が公開された後もマンガは続き、映画と同じようなラストで完結した。
ウィキペディアには『大ヒットした本作は「少年キング」後期の代表作ではあったが、松本がアニメ制作に時間を取られて掲載されないことが何度もあったため、単行本の売れ行きこそ非常に良かったものの同誌の部数を増加させるまでには至らなかった。」とある。
確かに、『銀河鉄道999』の単行本は買っても、少年キングは一度も買った事がない。
テレビでも『銀河鉄道999』が放映されていたが、映画はこの総集編とかというものではない。
完全な新作なのだ。
映画の主人公は星野鉄郎に変わりはないが、テレビやマンガでは10歳だったのが映画では15歳と年齢が引き上げられた。
そのおかげで青春ものっぽくなった。
10歳の鉄郎が成長すればトチローみたいな感じになるのかと思っていたら、そんな事はなくナカナカ凛々しい感じになった。
主題歌はゴダイゴ。
ガンダーラやモンキーマジックが大ヒットした人気グループだ。
映画同様コチラも大ヒットし、映画の公開から雰囲気を盛り上げた。
時折カラオケで歌うが、いつまでたっても英語の部分が上手く歌えない。
映画にはキャプテンハーロックも登場。
キャプテンハーロックはマンガ『キャプテンハーロック』の主人公。
テレビアニメはしっかりと完結したが、マンガが途中で終わったのは999とは対照的だ。
テレビやマンガではナゾの部分があったが映画ではどうなるのか。
哲郎と共に旅をするメーテルは何者?
機械化人間なのか人間なのか。
マンガもテレビもまだ物語の途中。
映画では終着駅まで行くということで正体がわかるはず。
と思ったが結局はよくわからずに終了。
ついでに車掌さんも正体もよくわからなかったが、コチラは脇役なので仕方ナシ。
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