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2020/02/26

【映画の感想】さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち


タイトルでネタバレだ。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』だよ。
さらば。
さらばってことはさよならってことでオシマイってことだ。
ヤマトの続編が出来ると知って気になったのはこのタイトル。
今みたいにインターネットがない時代。
情報はあんまり出回らないのだ。

前作『宇宙戦艦ヤマト』はテレビの総集編だった。
本作は完全オリジナルの新作だった。
だから何にもわからない。
そのうち雑誌に設定画なんかが出始めた。
私はそれを見て、ヤマトも随分変わったなあとしみじみ思った。
でもカッコよかったから、これも有りかなあなんて思ったりもした。
それはヤマトではなく地球防衛軍旗艦のアンドロメダだった。
アンドロメダは今見てもヤマトよりカッコいいよね。
アンドロメダのテーマ曲も軽やかでカッコイイな。
宇宙戦艦ヤマトが最近はリメイクされてるが、宇宙戦艦アンドロメダを新作で作って欲しいぞ。

さて物語は前作の1年後。
地球の復興はものすごい速さで進んでいる。
もうすぐ人類が絶滅ってところからの復活劇だ。
スゴイな、人類。

前作のメンバー達がヤマトに乗り込んだが、新顔もいる。
空間騎兵隊の斎藤と今回ヤマトの新艦長になる土方だ。
前作には斎藤のようなデカキャラっていなかったのだな。
カラダもデカいが見せ場も多い。
島や相原なんかよりも目立ったな。
土方はテレビ版の『宇宙戦艦ヤマト2』や松本零士の漫画版『宇宙戦艦ヤマト』ではアンドロメダの艦長だ。
白色彗星を波動砲で蹴散らしたが、中から現れた都市帝国にいち早く攻撃命令を出した場面がカッコよかったな。

ヤマトの相手は白色彗星帝国。
ボスはズォーダー大帝。
髪型の変なヤツだ。
最後の方で高笑いするのが悪役っぽい。

死んだはずのデスラーが再登場。
白色彗星帝国の世話になっている。
無理に出さなくてもよかったような気がするが、人気があったのだろうか。
前作のテレビシリーズの最終話にデスラーが出てきたのも違和感があった。
なんでまだ生きてたのっていう。
それが今回もまただ。
すごい生命力だな、おい。

デスラーもしぶといが、白色彗星帝国もしぶとい。
波動砲で倒したと思ったら都市帝国が登場。
苦労してこれを内部から破壊したと思ったら、今度は巨大戦艦が登場だ。

西暦2201年ヤマトは永遠の旅に旅立っていった…。
最後に沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」が流れる。
変換すると最初は、ヤマト寄り合いを込めてになるな。

ヤマトもこれで終われば良かったのに、テレビ版の『宇宙戦艦ヤマト2』はラストが映画と異なる。
ここから新たなる旅立ち→ヤマトよ永遠に→宇宙戦艦ヤマト完結編と続いていく。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』で完結しているのに、完結編ってなんだよって、当時も今も思っている。
多分死ぬまで言ってるな。



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