甲斐バンドのヒーローやチューリップの虹とスニーカーの頃がヒットしたが、テレビ出演はしなかった。
西城秀樹のヤングマンはTBSのザ・ベストテンで9週連続1位になった。
そんな昭和54年に発売されたソニーのステレオラジカセ。
CFS-D7
SIRⅢ サースリー
79,800円。
私が最初に買ってもらったステレオラジカセ、それがこのサースリーだ。
録音再生早送り巻き戻り停止ボタンがフェザータッチになった。
軽く触れるだけというより、ちょっとだけ手応えがある感触がいい。
カセットデッキみたいでカッコよかった。
液晶ディスプレイがついて、時間やラジオの周波数がデジタルで表示された。
時計がついたのでタイマー録音もできる。
便利だった。他の機種にも搭載すればいいと思ったが、発売時期が近いところでの他のステレオラジカセへの搭載はジルバップRRだけだ。
サースリーに後継機が出れば名前がどうなるんだろうかと当時はあれこれ考えた。
サースリーツーだと変だ。
上位機種ならサーファイブ、下位機種ならサーワンか。
しかし、後継機は発売されずサースリーツーは出なかった。
CFS-70
ジルバップWW
39,800円。
総合出力8W(4W+4W)が特徴の廉価版ジルバップ。
兄弟機ジルバップRRや同時期の最高機種SIRⅢが4W(2W+2W)だから倍の出力だ。
レベルメーターは針から5連のLEDになった。
サイズはほとんどジルバップRRと同じだが、重さがちょっと重い。パワーが上だから重いのか。
上面のスイッチ類のデザインもジルバップRRと似ているが、スピーカーの形が違うのでパッと見は結構違う機種に見える。
CFS-D3
ジルバップRR39,800円。
デザインはジルバップというよりSIRⅢっぽい。
スピーカーの形とラジオのデジタル表示がそう見せるのか。
タイマーが付いているのは留守録音ができるので便利。
ジルバップRRではなく、サースリージュニアとかにした方が良かったんじゃないだろうか。
型番もサースリーがD7に対してこれがD3。
DはデジタルのDだろうか。
同じ流れの製品なのだ。
CFS-V1
ジルバップTV49,800円。
この頃始まったテレビの音声多重放送に対応。テレビの音声がステレオや二ヶ国語になったのだ。
そのテレビ音声を聞くことができるのがこのジルバップTV。
デザインはジルバップとサースリーを足したような感じだ。
CFS-V8
ジルバップ・ニューエイジ
69,800円。
スピーカーが3ウェイになったジルバップの最高機種。
ドッシリしていてWWやRRとは格が違うという感じだ。
値段も69,800円とジルバップとしては最高値だがドルビーNRは搭載されない。
ニューエイジはアメリカ発のニューエイジからネーミングしたのだろうか。
CFS-60
33,800円。
特徴のない、普通のステレオラジカセ。
愛称もついてない。
カタログ
昭和54年3月 |
昭和54年6月 |
昭和54年11月 |
まとめ
昭和54年前半のイチオシはサースリー、後半はサースリーとジルバップニューエイジのツートップ。ジルバップは4機種が新登場し、充実のラインナップになった。