時間は30分程度、朝夕合計で1時間ほど。
ちょっと前はもうちょっと歩いていたが、母の体力が最近は落ちてきた。
私が散歩に行こうと言うとまずは断らない。
「いいねえ」と言って一緒に散歩に出かける。
散歩をするといい面もあるが、ちょっと困る面もある。
いろいろあるのでまとめてみた。
まずはいい面をあげていく。
気分転換
家にいるとおかしな行動が多いので、外に連れ出す。ただ歩くだけなので、そんなにおかしな行動はとらない。
同じ場所にいるよりも、いろんな景色を見ることが脳への刺激になっていいようだ。
花
庭や公園には色んな花が植えられている。そんな花々を、季節に応じて楽しめる。
「この花ってなんだっけ」と聞くと、以前はスラスラと答えていた。
今は花の名前はほとんど出てこないが、思い出そうとすることも脳へのいい刺激になるだろう。
体にいい
歩くことによってふくらはぎがよく働く。体を巡る血液が、ふくらはぎがよく働くことによってうまく心臓に戻されるのだ。
当然脳への血流も増えるだろう。
また、歩くことで、足の骨への刺激が入り骨が丈夫にもなる。
顔を売る
認知症の母は時々出て行って迷子になる。そんな時に顔が知られていると、気づいた人が助けてくれる。
毎日朝夕と散歩することで、ああまたあの親子が歩いていると認識してもらえる。
そんな母が一人で歩いていれば、見知った人が助けてくれる。
次に、ちょっと困ったことをあげていく。
転びそうになる
歩くことはいいが、足がもつれることがある。なんでもなさそうな平地で、転びそうになる。
足が段々上がらなくなってきているのだ。
転んで骨折でもしたら大変だ。
その点は気を使う。
トイレ
どこにでもトイレがあるわけではないのでトイレにも気を使う。散歩の前にはまずトイレ。
スッキリしてから散歩に出かける。
途中にコンビニやスーパーがある場所が散歩のルートだ。
わからなくなる
散歩中、散歩をしているということがわからなくなることがある。どこへ行くのとか聞いてくる。
この辺をただ歩いてるんだよと言うと、意味がわからないのか黙っている。
誰かを探し始めることもある。
その誰かはよくわからない人だ。
犬を呼ぶように、口笛をずっと吹いてその誰かを呼び続けることもある。
終わりに
小雨なら散歩を決行するが、ちょっと強い雨だと取りやめる。そういう時は家で体力作りをする。
以前は腹筋とか背筋をやっていたが、だんだんやらなくなってきた。
散歩にいけるように、毎日晴れるのを祈る。
一行日記
今日の母は冷蔵庫の中のモノを虫が付くからとみんな出したり、電子レンジを持ち上げてひっくり返そうとしたり、布団を引きずってどこかへ持って行こうとしたり、とにかくおかしい。〈関連する記事〉
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