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2017/10/04

ウルトラマンレオ第8話『必殺! 怪獣仕掛人』の感想

ウルトラマンレオ DVD VOL.2
ウルトラマンレオの光線技のひとつ、エネルギー光球は劇中では特に名前を呼ばれていなかった。
私は朝日ソノラマのファンタスティックコレクションでその名を初めて知った。
ウルトラマンのスペシウム光線とかウルトラセブンのエメリウム光線とかの○○○ウム光線はレオにはないのだ。
出身がウルトラの国ではなくL77星だったからないのだろうか。
L77星の出身でも勝手にウルトラマンを名乗ったのだから、光線も勝手に名乗ればよかったのではないか。

レオの名前をとって『レオニウム光線』
ゲンの苗字から『オオトリウム光線』
主題歌から『燃えろウム光線』
MACにちなんで『マッキーウム光線』
ゾフィーは○○○ウム光線はなくM87光線を使っているので『L77光線』なんてのでもいいか。

第8話『必殺! 怪獣仕掛人』

怪獣出現の報を受けマッキー2号と3号が出動する。
暴れているのは怪獣ベキラ。
「厳重なMACの警戒網をくぐって忍び込んだ奴だ、用心してかかろう」と青島隊員。
そうなのか。厳重なのか。
実際厳重なのかもしれない。
放送はされないが、MACは地球に来る前に数多くの怪獣、星人を倒しているのかもしれない。
だからこそ、警戒網を突破する怪獣や星人はレオを倒すほど強いのだ。

いつものようにマッキー2号、3号でベキラを攻撃するが、珍しくレーザーを使った攻撃。
レーザーを使った攻撃は初めてだろうか。
私的にはレーザーの方がSFっぽくて好きなのだが、あんまり使わないところをみると予算がかかるのだろうか。

ベキラの目を狙った攻撃が効果的だと踏んだ青島隊員、マッキー3号やゲンに目を攻撃させる。
ゲンは逃げ遅れた人を見つけ攻撃を止める。
そして命令を無視してマッキー2号から脱出して助けに行く。
助けられた人物はスポーツセンターの大村だった。
パチンコに夢中になっていて逃げ遅れたのだ。

ベキラを地上から銃で攻撃するゲン。こっちも珍しくレーザーだ。
後ろから撃つと煙になってどこかへ消えてしまった。
「そうか、奴の弱点は背中だったのか」
目はどんな怪獣にとっても弱点だとは思うが、ベキラはそれよりも背中が弱かったのだ。

MAC基地に帰った隊員たち。みながゲンを攻め立てる。
そこに現れたダン。ゲンに「一週間ばかり勤務を離れろ」と命令する。
チームワークを大切にしろと言われ不満に思うゲン。「馴れ合いの友情やチームワークに何の価値があるんですか」と言うが「バカヤロー」とダンに一喝される。

怪獣は背中が弱点だが、その背中を攻撃できないと言うダン。
「俺の背中を攻撃してみろ」とダンに言われたゲンは攻撃を試みるが、なるほどことごとくかわされる。
だが、いちいちそんなことをしなくても、ダンがウルトラ念力を使い、その隙にレオに背中を攻撃させればいいんではないか。
「俺がウルトラ念力で怪獣に後ろを向かせるから、その間に攻撃するんだ」
二人がかりだとウルトラマンレオの成長がないのでダメなのだろうか。

ゲンは、ダンが言っていた十貫という坊さんを尋ねるが、相手にされない。
十貫とダンとは知り合いなのだろうか。

十貫に後ろから棒で殴りかかるゲン。多分かわすだろうと思って殴りかかったのだろうが、そのまま打たれる十貫。
ゲンは黒い胴着に着替え、一人で特訓を始める。
ゲンを相手にしない十貫だが、ゲンは勝手に後ろをついて回る。
後ろをついてくるゲンに、川を飛び越える技を見せる十貫。
そのジャンプを見て閃いたゲンは特訓を開始する。

ゲンに「肩から力を抜いてやってみなされ」と言う十貫。
肩に力をいれまくって繰り返し練習するゲンは、夜明けとともに技を完成させた。

技の完成を見た十貫。怪獣が現れたとゲンに告げる。
ゲンはオートバイで東京へ向かう。
レオになって飛んでいかないのか。

暴れるベキラ。
呆気なく撃墜されるマッキー2号3号。
地上から攻撃をする。
ゲンを命令違反だと激しく叱責した青島隊員が、ダンの命令を無視して怪獣に立ち向かう。後ろから攻撃しようというのだ。
懸命に立ち向かうのだが、誰もが思った通り役に立たない。
オートバイで駆けつけるゲン。
青島隊員を助け、銃でベキラに立ち向かう。
その内ピンチになりウルトラマンレオに変身。
格闘が始まる。
ジャンプして弱点の背後に回る。そこで尻尾をとり引っ張ってひっくり返す。
立ち上がったところにエネルギー光球を使うレオ。
レオが光線技を使ったのは第8話になった今回が初めてだ。
だが、背後に回ったときになぜ使わないのだ。

で、ベキラを倒すには至らなかったが、光線技を使えないのではなかったのだ。
それとも、あれ?なんか出たよって感じのアクシデントだったのだろうか。
レオの額にはウルトラセブンのエメリウム光線を出すようなビームランプがついているが、ここからは何か出ないのか。
ここからは何か出そうだなと考えてもよさそうなものだが。

光線技は痛め技であり、再び格闘するレオ。
ベキラがフラフラになってきたところで三段跳びで後ろに回り、レオキックでトドメをさした。

レオが正面から攻撃しているときに、MACが背中を攻撃するのはダメなのか。
レオの成長ばかりに重点を置いているが、MACの成長はどうしたのだ。
MACを成長させないダンは隊長としてどうなのだ。

(昭和49年5月31日放送)


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