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2019/12/07

【映画の感想】ゴジラ・ミレニアムシリーズ

【映画の感想】ゴジラ・ミレニアムシリーズ


ゴジラ2000ミレニアム(平成11年)



前作『ゴジラvsデストロイア』でゴジラのvsシリーズが完結。
それから4年で復活したゴジラ映画、それが『ゴジラ2000ミレニアム』だ。
4年前、ハリウッドでゴジラ映画が作られるので、日本版のゴジラは製作を終了したのだ。
そのハリウッド版ゴジラ、これじゃないよ感が強すぎて不評。
それなら日本で作った方が出来がいいはずと作られたのが本作。
20世紀も終わりに近づき、映画のタイトルにもミレニアムがついた。
映画の出来はまあ、普通のゴジラ映画だ。
これまでのゴジラ映画と比べても劣っているとは思えず、でも突出しているとも思えない。
今回のゴジラがカッコイイと思えれば評価は上がるんだろうね。
ハリウッド版と比べても、どっちが優れているとも言えないな。
でも予算が違う割には健闘しているとは言えるぞ。



ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(平成12年)


昭和29年に初登場したゴジラ。
そのゴジラが死んではおらず、まだ暴れまわっているというのが本作品。
で、今回ゴジラの対戦相手はメガギラス。
こいつはメガヌロンの羽化した姿。
メガヌロンはラドンの餌だった。
それがゴジラの敵とな。
本来であればこんなの敵じゃないよなあ。
映画のタイトルG消滅作戦とは、ゴジラ映画消滅作戦だったのか。
ホント、こんなのばっかり作ってりゃゴジラ映画が消滅してしまうぞ。



ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(平成13年)


ゴジラといえば怪獣なのだが、今回のゴジラは太平洋戦争で死んだ人たちの怨念だ。
これが引っかかる人には引っかかるだろうね。
やっぱりゴジラはゴジラであって、怪獣であって欲しいぞ。
護国聖獣としてバラゴン、モスラ、キングギドラが登場する。
なんとキングギドラが味方の怪獣なのだ。
とはいえこれまでの映画に登場したモスラやキングギドラに比べると弱っちいな。



ゴジラ×メカゴジラ(平成14年)


ストーリーは単純明快。
変な伏線とかもなく、ゴジラとメカゴジラが戦うだけ。
じゃあ何がこの映画の魅力かというと、それは機龍と呼ばれるメカゴジラだ。
こいつをカッコいいと思えればこの映画はハマる。
ゴジラはこの映画においては主役ではなく、メカゴジラの引き立て役みたいだね。
いっそゴジラじゃなくて他の怪獣にしても良かったんじゃないかな。
「怪獣が暴れている? よし、メカゴジラ出動だ」みたいな感じにして。
でもそれだと興行的にハズレるんだろうな。



ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(平成15年)


本作は前作『ゴジラxメカゴジラ』の続編。
続編と言っても前作の主人公釈由美子が早々に退場するのが残念だ。
『モスラ』の続編でもあるようで、以前にモスラは日本を襲っていたことになっている。
モスラはいつものパターンで、成虫がやられても芋虫の幼虫が出てくるぞ。
この映画、メカゴジラ2というタイトルにして(前作がメカゴジラ1)、ゴジラもモスラも出さないでも良かったんじゃないかね。
平成モスラもモスラ2、モスラ3と続いたんだから、メカゴジラも同様にしたらどうだ?
まあ、これも興行的に動員を見込めないだろうけどね。



ゴジラ FINAL WARS(平成16年)



怪獣総進撃的な映画で、かなりの数の怪獣が登場だ。
総数14匹。
ゴジラ映画史上最大だよ。
でも私の好きなメガロが出てないのが残念だ。
後メカゴジラも。
これだけの怪獣が出てくるんだから、人間のドラマ部分は全部削って、怪獣対怪獣だけやってれば良かったんじゃないかな。
ウルトラファイトみたいにね。
でもウルトラファイトは3分だが、2時間の映画でそれはキツいか。



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