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2023/01/12

ソニーのステレオラジカセ・Wキッド

Wキッド

一台の中にカセットデッキを2台搭載したダブルデッキラジカセ。

テープからテープへダビングが出来るし、2台で再生するなら倍の時間が再生可能だ。

昭和59年の世の中にはダブルデッキが溢れ出た。

ソニーも世の流れに従ってダブルデッキのラジカセを発売したが、Wキッドの発売当初は何の愛称もなかった。

途中から『Wキッド』を名乗ったのは、売れたので力を入れたのだろうか。


昭和59年発売

CFS-W600

49,800円

3バンドチューナー搭載。

3バンドということで、お、短波が聞けるの?と思うがそうではなく、テレビチューナー搭載なのだ。

スピーカーは分離可能で、好きな場所へ置くことが出来る。

レコードプレーヤーも発売され、カタログにも『ミニコンポ風のシステムを実現』と書かれている。

色はレッド、ブラック、パールホワイトの3色から選べた。

●最大外形寸法:幅571x高さ179.5x奥行192.5mm

●重さ:5.1kg(乾電池含まず)


CFS-W80

39,800円

CFS-W70発売後、半年ぐらいしてから登場。

値段からすればCFS-W70の後継機かもしれないが、CFS-W70はすぐには消えずCFS-W80と併売していた。

性能は大して違いがなさそうなので、デザインや割引額で好きな方を選べた。

●最大外形寸法:幅488x高さ138.5x奥行117mm

●重さ:2.9kg(乾電池含む)


CFS-W70

39,800円

最初に登場したWキッドなのだが、登場した時にはWキッドの名前はつかず。

CFS-W80が登場した後にWキッドの名前がついた。

●最大外形寸法:幅478x高さ145x奥行108mm

●重さ:3.2kg(乾電池含む)


昭和60年発売

CFS-W50

32,800円

『Wキッドのスリムなベイビー』ということでWキッドの中ではイチバンの小型軽量機。

生意気そうな鳥のイラストはひよこ? 頭にカラを被ったカリメロの逆バージョンのようだ。

選べる色が一番豊富で、ブラック、ホワイト、シルバー、レッドの4種類。

●最大外形寸法:幅434x高さ118x奥行77mm(EIAJ)

●重さ:2.1kg(乾電池含む)


CFS-W90


39,800円

CFS-W80の後継機種。

テレビチューナーがVHFだけではなくUHFも聴けるようになった。

カタログの表紙で松本典子が持っているのがこの機種だ。


●最大外形寸法:幅491.5x高さ138.5x奥行121mm(EIAJ)

●重さ:2.9kg(乾電池含む)


CFS-W660

54,800円

CFS-600の後継機。

大きさはほとんど変わらず、見た目も大きな違いはない。

●最大外形寸法:幅571x高さ180.5x奥行193mm(EIAJ)

●重さ:6.3kg(乾電池含む)


昭和61年発売


CFS-W85

37,800円

CFS-W90と大きさは同じだが、値段が2,000円安くなって37,800円になった。

●最大外形寸法:幅491.5x高さ138.5x奥行121mm(EIAJ)

●重さ:3kg(乾電池含む)


CFS-W30

24,800円

Wキッドも随分と安くなって、2万円台前半の24,800円になった。

●最大外形寸法:幅500x高さ163x奥行116mm(EIAJ)

●重さ:3.5kg(乾電池含む)


Wキッドは全部で全部で8機種。

これ以降もダブルカセットのラジカセが発売されるが、Wキッドの名称はつかなくなった。


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昭和60年に発売されたソニーのステレオラジカセ