Wキッド
一台の中にカセットデッキを2台搭載したダブルデッキラジカセ。
テープからテープへダビングが出来るし、2台で再生するなら倍の時間が再生可能だ。
昭和59年の世の中にはダブルデッキが溢れ出た。
ソニーも世の流れに従ってダブルデッキのラジカセを発売したが、Wキッドの発売当初は何の愛称もなかった。
途中から『Wキッド』を名乗ったのは、売れたので力を入れたのだろうか。
昭和59年発売
CFS-W600
49,800円
3バンドチューナー搭載。
3バンドということで、お、短波が聞けるの?と思うがそうではなく、テレビチューナー搭載なのだ。
スピーカーは分離可能で、好きな場所へ置くことが出来る。
レコードプレーヤーも発売され、カタログにも『ミニコンポ風のシステムを実現』と書かれている。
色はレッド、ブラック、パールホワイトの3色から選べた。
●最大外形寸法:幅571x高さ179.5x奥行192.5mm
●重さ:5.1kg(乾電池含まず)
CFS-W80
39,800円
CFS-W70発売後、半年ぐらいしてから登場。
値段からすればCFS-W70の後継機かもしれないが、CFS-W70はすぐには消えずCFS-W80と併売していた。
性能は大して違いがなさそうなので、デザインや割引額で好きな方を選べた。
●最大外形寸法:幅488x高さ138.5x奥行117mm
●重さ:2.9kg(乾電池含む)
CFS-W70
39,800円
最初に登場したWキッドなのだが、登場した時にはWキッドの名前はつかず。
CFS-W80が登場した後にWキッドの名前がついた。
●最大外形寸法:幅478x高さ145x奥行108mm
●重さ:3.2kg(乾電池含む)
昭和60年発売
CFS-W50
32,800円
『Wキッドのスリムなベイビー』ということでWキッドの中ではイチバンの小型軽量機。
生意気そうな鳥のイラストはひよこ? 頭にカラを被ったカリメロの逆バージョンのようだ。
選べる色が一番豊富で、ブラック、ホワイト、シルバー、レッドの4種類。
●最大外形寸法:幅434x高さ118x奥行77mm(EIAJ)
●重さ:2.1kg(乾電池含む)
CFS-W90
39,800円
CFS-W80の後継機種。
テレビチューナーがVHFだけではなくUHFも聴けるようになった。
カタログの表紙で松本典子が持っているのがこの機種だ。
●最大外形寸法:幅491.5x高さ138.5x奥行121mm(EIAJ)
●重さ:2.9kg(乾電池含む)
CFS-W660
54,800円
CFS-600の後継機。
大きさはほとんど変わらず、見た目も大きな違いはない。
●最大外形寸法:幅571x高さ180.5x奥行193mm(EIAJ)
●重さ:6.3kg(乾電池含む)
昭和61年発売
CFS-W85
37,800円
CFS-W90と大きさは同じだが、値段が2,000円安くなって37,800円になった。
●最大外形寸法:幅491.5x高さ138.5x奥行121mm(EIAJ)
●重さ:3kg(乾電池含む)
CFS-W30
24,800円
Wキッドも随分と安くなって、2万円台前半の24,800円になった。
●最大外形寸法:幅500x高さ163x奥行116mm(EIAJ)
●重さ:3.5kg(乾電池含む)
Wキッドは全部で全部で8機種。
これ以降もダブルカセットのラジカセが発売されるが、Wキッドの名称はつかなくなった。
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