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2018/01/09

昭和60年に発売されたソニーのステレオラジカセ

昭和60年
中森明菜が依然として絶好調でヒット曲を連発。
昭和40年生まれの中森明菜は私と同年齢。
『飾りじゃないのよ涙は』は私のカラオケの定番だ。
そんな昭和60年に発売されたソニーのステレオラジカセ。

CFS-W50

Wキッド
32,800円

CFS-W80より価格の安い弟機というよりは子供。
『Wキッドのスリムなベイビー』とカタログには書かれていて、イラストも鳥の雛っぽい。

●最大外形寸法:幅434x高さ118x奥行77mm(EIAJ)
●重さ:2.1kg(乾電池含む)

CFS-5000

32,800円

いつの間にか発売されていた、CFS-9000、7000の弟機。
カタログでも同じページに載っているが、愛称もないし、兄弟機だという記載もない。
でも弟機だろうな。

CFS-9000やCFS-7000では搭載されていない短波放送が聞ける。
時折こうやって短波の聞けるステレオラジカセが出たが、最上位機種には搭載されないのは何故だ。

●最大外形寸法:幅482x高さ179x奥行168mm(EIAJ)
●重さ:3.5kg(乾電池含まず)

CFD-5

108,000円

ついにラジカセにCDが搭載された。
いつか出るとは思っていたが、これが第1号機だ。
CDは昭和57年に発売された。
2年後の昭和59年にソニーからポータブルCDプレーヤーD-50が発売。
小型軽量なだけでなく、値段が49,800円。
ソニーのCDプレーヤーの1号機CDP-101が168,000円、それに比べると一気に半分以下の低価格だ。
これが大ヒットしてCDの普及に弾みがついた。
レコードプレーヤーはちょっと無理だが(それでも他社製で搭載された機種はある)、CDは小型なのでラジカセに搭載はおあつらえ向きだった。

で、このCFS-5。ラジカセの部分は大した事はない。
CFS-7000にCDプレーヤーD-50をくっつけた感じだ。
どうせなら上位機種のCFS-9000に搭載して欲しかったな。
当時の最上位機種にCDを搭載すれば最高のCDラジカセの完成だ。
だが、そうすると値段が13〜4万になってしまうので見送ったのだろうか。
あるいはデジタブルに搭載。
元々デジタブルは小型なので、CDを搭載しても普通のラジカセぐらいの大きさにおさまったのはないだろうか。
小型化=高性能化が当時のソニーの公式だった。
デジタブルのカタログにもその記述がある。それを考えればCD搭載して高性能化してもおかしくはないよなあ。

●最大外形寸法:幅556x高さ203x奥行196mm(EIAJ)
●重さ:7.8kg(乾電池含まず)

CFS-V75

32,800円

水がかかっても大丈夫なスポーツラジカセ。
ウォークマンでも展開していた「ギグ・スポーツ」シリーズだ。
色はイエロー、グレー、レッドから選べる。

●最大外形寸法:幅450x高さ139.5x奥行95.5mm(EIAJ)
●重さ:2.5kg(乾電池含む)

CFS-W900

89,800円。

CFS-9000の上位機種的なステレオラジカセ。
CDを搭載しないラジカセの中ではこの年の最高値。重さも久々に10キロ台だ。
色は赤がなくて黒だけ。

●最大外形寸法:幅620x高さ276x奥行261mm(EIAJ)
●重さ:10kg(乾電池含まず)

CFS-W90

39,800円

ダブルラジカセWキッドの新作。
CFS-W80(39,800円)にもテレビ音声はついていた(VHF1ch-12ch)が、これはそれにUHF13ch-62chが加わった。
それにグラフィックイコライザーまで搭載。
それでも値段は据え置きなステレオラジカセ。

●最大外形寸法:幅491.5x高さ138.5x奥行121mm(EIAJ)
●重さ:2.9kg(乾電池含む)

CFS-W660

54,800円

CFS-W600の後継機種。大きさはほとんど変わらないが、重さが1.2キロ増えた。でもそれは、乾電池含むと含まないの違いか。他に違いは再生デッキがオートリバースになったぐらい。値段は5,000円アップした。

●最大外形寸法:幅571x高さ180.5x奥行193mm(EIAJ)
●重さ:6.3kg(乾電池含む)

CFS-V6

22,800円

低価格でもテレビチューナー付きのラジカセV5の後継機。
兄機種よりも図体はデカい。

●最大外形寸法:幅442x高さ157x奥行96mm(EIAJ)
●重さ:2.9kg(乾電池含む)

CFS-V11


29,800円
低価格でもテレビチューナー付きのラジカセV10の後継機。
V6よりも小さいサイズだ。

●最大外形寸法:幅424x高さ139x奥行89.5mm(EIAJ)
●重さ:2.3kg(乾電池含む)

まとめ


カセットとラジオが合体して出来たラジオカセット。
とってもいい組み合わせだ。
そのラジカセに今度はCDが搭載された。
これもまたいい組み合わせ。

(画像はすべてソニーのラジカセのカタログから)