ソニーのステレオラジカセ・XYZジィーゼット


XYZ(ジィーゼット)

ソニーのカタログから

CFS-686
定価69,800円。

幅505x高さ325x奥行130mm
実用最大出力:6.4W(3.2W+3.2W)
スピーカー:16cmウーファー、5cmツイーターの2ウェイx2
周波数特性:50~13,000Hz(Cr-O2/FeCr)

XYZと書いてジィーゼットと読む。
ソニーのステレオラジカセだ。
ジルバップよりも高性能、高価格。

これまでのソニーステレオラジカセの大きな違いはドルビーNRがついたことだ。
カセットテープには常にシャーというヒスノイズがつきまとう。
それを軽減するのがドルビーNRで、カセットデッキには大抵ついていた。
ONにするとそれが軽減されるのだが、ONとOFFでは音が違った。
どちらかというとOFFにしておいたほうが好みなのだが、FMの録音だとかだと雑音が減って便利だった。

これまでのジルバップのデザインから一転、シャープなデザインになった。
ボリュームが丸っこいのではなくなり、直線的にスライドさせるタイプに変わった。
それぞれ利点はあるだろうが、直線的だと今のレベルが一発でわかった。

ラジオのロッドアンテナは2本。電波もバッチリ入りそうだ。



メタルXYZ。

ソニーのカタログから
CFS-F5
定価72,800円。

幅522x高さ297x奥行132mm
実用最大出力:7W(3.5W+3.5W)
スピーカー:16cmウーファー、5cmツイーターの2ウェイx2

カセットテープはノーマル、クローム、デュアドとあったが、これに加わったのがメタルテープ。音はいいが価格も高い。私はその価格に尻込みして使用した事はない。

XYZを名乗るだけあって、セールスポイントはドルビーNR。
今回はそれだけではなく、メタルテープが加わったのだ。
キャッチコピーは「メタルステーション」

XYZにただメタルポジションが加わっただけではなく、デザインが大きく変わった。
同じXYZを名乗るも、デザインに連続性は見えなかった。
たいていはデッキ部を挟むように左右にスピーカーをつけるのだが、このメタルXYZは違った。
左のスピーカーの上にデッキ部があったのだ。
実際どこにあってもそれほど操作性に影響はなさそうだが、下のスピーカー部を切り取ったらカセットデッキみたいな感じになる。

段差がついていて、そこに色々スイッチがついている。
他の操作ボタンは前面についていて、上面には何もない。エナジースリーランにつながるデザインだ。
XYZやサースリーのようなスライド式のボリュームではなく、ジルバップのような丸いツマミに戻っている。
録音再生早送り巻き戻し等の操作部はフェザータッチオペレーションとなった。
別売りでリモコンも発売された。
リモコンでは再生や録音、早送り巻戻しができるだけではなく、マイクまでついていた。
ワイヤレスではなくワイヤードであり、コードがついていたので遠くからは操作できない。
実用最大出力はXYZが6.4Wに対してメタルXYZは7Wにアップした。

最後に

XYZはカッコよかったし、ジルバップのようにもっと展開するものだと思っていたが2機種で終了した。


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