寺尾聡が大ヒット。ザベストテンに3曲同時ランクインの快挙だ。ルビーの指輪、シャドーシティ、出航(SASURAI)の3曲。
そんな昭和56年にソニーから発売されたステレオラジカセ。
エナジーシリーズ
CFS-99エナジー99
84,800円。
エナジーシリーズのエース。
竹の子族が使ったような、デカくてパワフルなラジカセだ。
関連する記事→ソニーのステレオラジカセ・エナジー99
CFS-88
エナジースリーラン
旧AC/DCコンポ
79,800円。
ちょっと遅れて発売されたエナジー。
デザインが他のエナジーとは違って、スピーカーが分離する。
CFS-77
エナジー77
59,800円。
CFS-66
エナジー66
44,800円。
CFS-F40
エナジーQ'be
99,800円。
エナジーシリーズの最高値。
途中からAC/DCコンポF40と変更された。
エナジー20
定価39,800円。
最後に発売されたエナジー。
小型軽量、低価格。
過去記事→ソニーのステレオラジカセ・エナジー
AC/DCコンポ
CFS-F40旧エナジーQ'be
99,800円。
途中からAC/DCコンポに変更された。
CFS-88
初代AC/DCコンポ
79,800円。
後のエナジースリーラン。
スピーカーが分離する。
CFS-F70
AC/DCコンポF70
128,000円。
この機種がカタログに載った時は驚いたしワクワクした。
定価がなんと128,000円。
カタログで見る限りはあんまり大きそうに見えない。
エナジーキューブの半分くらいだ。
それでこの値段。
過去記事→ソニーのステレオラジカセ・AC/DCコンポ
CFS-7
ソニーの総合カタログ・メッセージVOL.3から |
44,800円。
もしかしたら前年の昭和55年発売か?
昭和55年の後半のカタログがないのでわからない。
昭和56年2月のラジカセカタログには新発売の文字がある。
だが、カタログだと数ヶ月は新発売の文字が入るので、もっと前に出たのかもしれない。
メタル101の愛称通りメタルテープに対応。
シルバー、ブラック、ブルーの3色から選べた。
昭和56年のグッドデザイン賞受賞。
●大きさ:幅390x高さ139x奥行77mm
●重さ:2.4kg
●スピーカー:10cmx2
●実用最大出力:4W(2W+2W)
CFS-11P
ミュージカン01 |
ミュージカン02 |
37,800円。
本体にスピーカーは1個だけ。ヘッドホンジャックが2個付いていて、ヘッドホンだとステレオで聞ける。同じ音楽を聞いてもいいし、カセットとラジオというように二人別々の音楽も聞ける。
モノラルの弟分CFM-11もあった。
縦型のデザインは珍しい。
私が欲しかったラテカセ(ラジオテレビカセットレコーダー)にジャッカルというのがあったが、縦型デザインはそれ以来か。
●大きさ:幅166x高さ244x奥行150mm
●重さ:2.8kg
●スピーカー:10cm
●実用最大出力:3.5W
カタログ
昭和56年2月 |
昭和56年5月 |
昭和56年9月 |
昭和56年10月 |
まとめ
ラジカセの大型化、高価格化のピークがこの昭和56年だ。CFS-F40は99,800円。CFS-F70はついに10万円を超え128,000円だった。
この後CDを搭載したラジカセが発売されるが、CDなしのラジカセの巨大化はこの年がピークだ。
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