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2019/03/27

【映画の感想】モスラ対ゴジラ

モスラ対ゴジラ(昭和39年公開)


子供の頃、私が思うゴジラは怪獣王で、王であるからには一番強い怪獣だった。
モスラ対ゴジラは昭和39年の公開。
私が生まれる前の年で、映画は見たことがなかったはず。
それが同い年の友達が私に言う。
「ゴジラはモスラに負けたことがあるんだよ」
そんな事はないはずだゴジラが一番なのだと思っていたのだが…。

台風が来た翌日、でっかいタマゴが流れ着く。
なんのタマゴかはわからない。
で、悪役がそれを漁師達から買い取るのだ。
この映画の中では、ゴジラもいるしモスラもいる世界だ。
なんのタマゴかはわかならくても、「こんなでっかいタマゴはきっとゴジラのタマゴに違いない」とか言う人が出てきても、おかしくはないんじゃないのかな。
怪獣のタマゴだったら国が対策をたてるよね。
でもそんな話もなく、タマゴは見世物にされることになった。

今回のゴジラは地中から登場。
海からやってきて上陸のパターンではなかった。
同じパターンばかりだと飽きられるからだろうかね。
名古屋の街を破壊しまくる。
ちょっとズッコケて名古屋城をぶち壊す。
このゴジラを倒すためにはどうするか。
主人公の新聞記者達は、モスラに応援を頼んだのだ。

インファント島は日本ではないが、族長は日本語を喋る。
小美人も日本語を喋るし、インファント島では取得必須の言語なのだろうか。
インファント島民はみな日本人と顔立ちも似ているし、モスラのタマゴは日本に流れ着いたし、日本人の遠い祖先はここから来たのかもしれない。

寿命が尽きようとしていたモスラは、それでも何とかゴジラ退治に乗り出した。
羽をバサバサさせてゴジラの足元をふらつかせる。
かなりの強風だが、それだけでは倒せないだろう。
そもそもハチとかカブトムシなら強そうだが、モスラは蛾だからね。
最後の武器は鱗粉だ。

タマゴから出てきたのは二匹のモスラ。
親モスラに対してかなりデカいタマゴだと思っていたが、一匹ではなく二匹いたからだ。
生まれたばかりで泳いでゴジラを追いかけ、ゴジラに立ち向かう。
一匹はゴジラの尻尾に噛み付いた。
痛がるゴジラ。
糸を吐いてゴジラをグルグル巻にするモスラ達。
ゴジラは身動きが出来なくなり海に没した。
怪獣王がイモ虫ごときに負けてしまうとは、なんたる体たらくだ。

タイトルはゴジラ対モスラではなくモスラ対ゴジラ。
主役はモスラで、ゴジラは悪役で敵役なのだな。


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