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2019/03/28

【映画の感想】三大怪獣 地球最大の決戦

三大怪獣 地球最大の決戦(昭和39年公開)



『モスラ対ゴジラ』に続いて昭和39年に公開されたゴジラ映画。
昭和39年は2本のゴジラ映画が公開されたのだ。
ゴジラの初公開は昭和29年、10年目の大盤振る舞いだ。

タイトルの三大怪獣とはゴジラ、モスラ、ラドンの事で、それぞれ主演の映画がある。
その三大怪獣と戦うのはキングギドラ。
三匹と戦うのにちょうどいいように首がみっつある。
一匹でゴジラ、モスラ、ラドンの三匹と戦うのだ。
タイトルは三大怪獣ではなくて、四大怪獣ではダメだったのかな。

冬だというのに最高気温が28度にもなる異常気象。
でもそれは何故なのかは最後までわからなかったし、異常気象のせいでゴジラやラドンが現れたのか?

小美人はテレビ出演の為に日本に来ていた。
テレビ出演!
前作『モスラ対ゴジラ』で二匹生まれたモスラは、一匹が死んでしまったと言う。
ゴジラとの戦いの後遺症だろうか。
生まれてすぐにゴジラと戦ったのだからな、ハードだよ。
それとも食べるものがなくなったか。
デカイから食べ物も大量に食べるのかもしれないが、インファント島は緑が減ったので、モスラには厳しかったのかもしれない。

キャラクターはお馴染みの顔ぶれが揃うが、役柄がみんな前作とは違う。
『モスラ対ゴジラ』の続編っぽいから、そのままの役柄でやっても良かったんじゃないかな。

阿蘇山からはラドンが現れ、海からはゴジラが現れる。
防衛隊は怪獣を攻撃するシーンはないが、攻撃は無駄だと諦めているのだろうか。
オキシジェンデストロイヤーがないとゴジラは倒せないもんね。
国会のシーンはあるぞ。

黒部ダムに落ちた隕石からキングギドラが誕生する。
この登場シーンがカッコいい。
炎がキングギドラになるのだ。
この隕石ってキングギドラのタマゴだったのか。
それともウルトラマンが移動するときに使う赤い玉みたいに、移動用の玉だったのか。
とにかく、キングギドラの登場シーンがカッコいい。
キングギドラは三つある口から光線を出し都市を破壊しまくる。
さすが金星を滅ぼしただけの事はあるな。
伊達にキングは名乗っていないのだ。
だが操られずに自由気ままに暴れるのは今作だけだ。
今作より後は、常に何者かに操られる事になるのだよ。

モスラはキングギドラと戦うようにゴジラとラドンを説得する。
優等生だね、モスラは。
でもイモ虫の言う事なんて聞きたくないよね。
ゴジラから「お前の言いたい事はわかった。でもお前イモ虫じゃん」なんて言われるよ。
それでもモスラが一匹でキングギドラと健気に戦っているのを見て、戦いに参戦するゴジラとラドン。
ラドンに乗って攻撃するモスラがかわいいな。
倒せぬまでも撃退し逃げていくキングギドラ。

最後の人間のドラマシーン。
何故かローマの休日っぽくなっている。


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