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2019/03/23

【映画の感想】ゴジラ対ガイガン

地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン(昭和47年公開)



冒頭からゴジラが登場する。
ストーリーとは関係のないオープニングでの登場なんだけど、怪獣映画で最初から怪獣が出るとテンションが上がる。
でも今作のゴジラは出来がブサイクだ。
ゴジラタワーが出てくるが、ゴジラよりもこっちのゴジラタワーの方が出来が良い。
着ぐるみは使いまわしだそうで、くたびれているのだ。

ゴジラとアンギラスの会話が、マンガのような吹き出しになっている。
子供向けの映画だから、子供がわかりやすくていいね。
これなら小美人のような通訳もいらない。

タイトル通り、今回は宇宙怪獣ガイガンが登場。
ガイガンはカッコいい。
鳥のくちばしのような口には、横からキバがクワガタの角のように生えている。
手先も足先も角になっていて、頭からも一本生えている。
腹にはチェーンソーがついている。
全身武器の塊だ。
名前もカッコいい。
前作のヘドラ、その前のガバラ、エビラなんかと比べると、名前だけでもカッコいい。
もしガイガンがエビラだとかガバラだとかだったら、こんなにカッコよくはないとアン・シャーリーなら言いそうだ。

こいつがキングギドラと共に飛んできて、一緒に暴れまわる。
キングギドラが口から反重力光線を出して破壊しまくるのに対し、ガイガンは手でビルを叩き壊したりビルを腹のチェーンソーでぶった切ったりと、原始的な方法で破壊している。
ガイガンを撃退しようとミサイルを打ってくる戦闘機を、ジャンプして手で叩き落としている。
一機一機だ。
もっと広範囲を破壊するビームかなんかが欲しかったけどね。
キングギドラのほうが強そうに思えてしまう。
キングギドラは金星を3日で滅ぼしたそうだ。
ガイガンなら地道な手作業だから相当な時間がかかりそうだ。
壊しているうちに、最初に壊されたところなんかはもう復旧されて、いつまでたっても破壊し終わらないかもしれないね。

ガイガンとキングギドラを操っているのは、ゴキブリ型の宇宙人だ。
人間をユニフォームだと言っている。
ガイガンとキングギドラを操れるのなら、ゴジラやアンギラスも操って地球を攻撃すればいいんではないのか。
ガイガンはわからぬが、キングギドラは操られないと活動できないのか?
いつも何者かに操られている。
自分からは何も出来ない、指示待ち怪獣なのだろうか。
宇宙怪獣なので、操られていないと地球には来ないんだろうから仕方がない。

防衛隊はアンギラスが上陸するときは攻撃していた。
敵だと思っているのだ。
なんでだろうね。
可愛そうなアンギラス。
ゴジラに対してはそんな事はない。
ゴジラと一緒ならアンギラスもOKだ。
でもアンギラス、ガイガンとの戦いで流血。
ちょっと残酷な描写だ。
最後はガイガンとキングギドラを追い払い、ゴジラ&アンギラス組が勝利した。
まあ、勝つのは当たり前だけどね。