APMスピーカー搭載のステレオラジカセ
APMスピーカーは以前ソニーが発売していたスピーカー。
Accurate Piston Motionの頭文字をとってAPMだ。
丸じゃなくて四角いデザインがカッコよく見えた。
テレビならトリニトロン、ビデオならベータというように他社とは違うモノを作ろうという社風が、既存のスピーカーを作らせなかったのだろうか。
APMスピーカーはラジカセにも搭載された。
ZX-7
デジタブル
62,000円
四角い形の小型ラジカセ。
このサイズでこの値段、この頃は高いラジカセほどデカかったが、ZX-7はいいお値段なのにサイズは小さいのだ。
四角いデザインはAPMスピーカーの四角に合わせたのだろうか。
●大きさ:幅354x高さ105x奥行105.5mm(EIAJ)
●重さ:2.6kg(乾電池含む)
●スピーカー:35㎡平面型2個
〈関連する記事〉ソニーのステレオラジカセ・デジタブルZX-7
ZX-5
デジタブル
39,800円
黒色一辺倒のZX-7に比べ本体色が白と赤から選べたZX-5。
ZX-7は横から見ると正方形だったのに対しZX-5はそこまで奥行がない。
同じデジタブルを名乗っているが、デザインのテイストが随分と違っていて普通のラジカセっぽい。
●大きさ:幅370x高さ128x奥行100.5mm(EIAJ)
●重さ:2.6kg(乾電池含む)
●スピーカー:35㎡平面型2個
〈関連する記事〉ソニーのステレオラジカセ・デジタブル
ZX-3
デジタブル
39,800円
APMスピーカー搭載ラジカセとしてはもっとも廉価の39,800円はZX-5と同じ。
ZX-3はZX-5と比べるとググッとZX-7似のデザインでサイズも一緒だ。
ZX-7の性能を落として安くした感じだが、ZX-3にはZX-7に付いていない取っ手が付いていたりする。
色も黒だけじゃなく銀色も選べた。
ZXシリーズはこの3機種で終了したが、もうちょっと展開して欲しかった。
●大きさ:幅354x高さ105x奥行105.5mm(EIAJ)
●重さ:2.7kg(乾電池含む)
●スピーカー:35㎡平面型2個
〈関連する記事〉こんなデジタブルはどうだ
CFS-9000
74,800円
ソニーは小型コンポのヘリコンポを展開していたが、そのラジカセバージョン。
愛称がないのが寂しい。
●大きさ:幅465x高さ257x奥行205mm
●重さ:8.6kg(乾電池含まず)
●スピーカー:77㎡平面型ウーファー2個、4cmツィーター2個
〈関連する記事〉ソニーのステレオラジカセ・CFS-9000
CFS-W900
89,800円
CFS-9000の後継機? カセットがダブルデッキになった。
●大きさ:幅620x高さ276x奥行261mm
●重さ:10kg(乾電池含まず)
●スピーカー:77㎡平面型ウーファー2個、5cmツィーター2個、1.5cmスーパーツィーター2個
CFD-5
108,000円
CDプレーヤーを搭載したソニー初のCDラジカセ。
ポータブルCDプレーヤーD-50とラジカセCFS-7000を足したようなデザイン。
CFS-7000はAPMスピーカーではなかったが、CFD-5になったらAPMスピーカーにパワーアップだ。
●大きさ:幅556x高さ203x奥行196mm(EIAJ)
●重さ:7.8kg(乾電池含まず)
●スピーカー:77㎠平面型ウーファー2個、5cmツィーター2個
〈関連する記事〉ソニーのステレオラジカセ・CFD-5
CFD-W888
108,000円
ソニーのCDラジカセの第2弾。
CDプレーヤーはフロントローディングになって、上面には何もスイッチがなくなった。
カセットはダブルデッキになった。
APMスピーカー搭載ラジカセはこれが最後か。
ラジカセに限らず、ソニーはAPMスピーカーを作らなくなった。
●大きさ:幅620x高さ220x奥行240mm(EIAJ)
●重さ:12kg(乾電池含む)
●スピーカー:77㎠平面型ウーファー2個、5cmツィーター2個
〈関連する記事〉