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2021/11/15

昭和51年のテレビヒーロー

 昭和51年のテレビヒーロー

東映の頑張りは目立つが、この頃は実写のヒーローがガクッと減った。

ウルトラシリーズも仮面ライダーシリーズも前年で終了した。

次のヒーローを求めて四苦八苦していた時代だ。


大空魔竜ガイキング

昭和51年4月1日~昭和52年1月27日

『ゲッターロボG』の後番組が『大空魔竜ガイキング』。

大空魔竜っていうのが恐竜の姿の要塞なのだが、大空魔竜の頭部に手足のパーツを合体させて巨大ロボットガイキングが完成する。

なのでガイキングの胴体は大空魔竜の顔になっているのだ。

支援するメカも恐竜のカッコをしている。

なんで恐竜の格好をしているのかっていうと、テレビランドによれば敵を驚かせる為らしい。



宇宙鉄人キョーダイン

昭和51年4月2日~昭和52年3月11日

石ノ森章太郎原作のヒーローもの、スカイブラザー改めキョーダイン。

マンガは月刊少年マガジンで連載していた。

映画『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』にグランダイン、スカイダインとして登場したが、悪役だったのでガッカリした。

カッコよかったけど。

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宇宙鉄人キョーダインカードは一気に15枚


ザ・カゲスター

昭和51年4月5日~昭和51年11月29日

『ザ・』のつくヒーロー、カゲスター。

他に『ザ・』のつくヒーローは『ザ・ウルトラマン』ぐらいだろうか。

ウィキペディアには『当初はアニメ作品として企画されていたが、広告代理店の大広側からの意向もあり特撮作品へと変更された。』とある。

カゲを使ったアクションを生かしたいなら、CGナシのこの時代ならやはりアニメの方がよかったよな。

結局あんまり人気は出なかったし。


UFO戦士ダイアポロン

昭和51年4月6日~9月28日

ゲッターロボのように3機のメカが合体してダイアポロンになる。

ゲッターロボと違うのは、合体する前の3機のメカも人型なのだ。

で、合体とは言わずに「合身」と呼ぶ。

がっしんがっしんと子門真人が歌っている。

UFO戦士というので何やら宇宙的な感じがするが、ダイアポロンはアメフトの選手のようなデザインだ。



忍者キャプター

昭和51年4月7日~昭和52年1月26日

『秘密戦隊ゴレンジャー』は男女5人のヒーローものだったが、『忍者キャプター』はそれを上回る7人組。

7人なのだが女性が一人なのは変わらない。

『レインボーマン』は7種類の姿に変身出来るが所詮は一人。

分身の術で増えたとしても、キャプターは最初から7人だ。


超電磁ロボ コン・バトラーV

昭和51年4月17日~昭和52年5月28日

『ゲッターロボ』は3つのメカが合体してゲッターロボになるが、コン・バトラーVは5つのメカが合体だ。

ゲッターロボが随分と無茶な変形をするのに対し、コン・バトラーVはマトモに合体している。

ポピーから超合金が発売されたが、5つ全部買って合体させたかったな。

5つのメカが合体する時に「レッツコンバイン」とメンバーが叫ぶのだが、コンバインってコメの収穫に使うやつだよなって毎回思っていた。

まあ今でも思っているが、米どころの人間としてはコンバインといえばコンバインだよな。


グロイザーX

昭和51年7月1日~昭和52年3月31日

桜多吾作原作のロボットアニメ。

桜多吾作といえば冒険王でマジンガーシリーズをマンガ化していてお馴染みだった。

コチラの地域では夕方に放送。


ブロッカー軍団IVマシーンブラスター

昭和51年7月5日~昭和52年3月28日

テレビでは一度も見た事がない。

冒険王で一峰大二がマンガ版を連載していたので、それを読んでいた。

読んでいたのだが、一峰大二のクドい画風のせいでイマイチな印象。



超神ビビューン

昭和51年7月6日~昭和52年3月29日

『アクマイザー3』の続編が『超神ビビューン』。

続編といってもアクマイザー3が出てくるのは最初だけで、その後は一切出てこない。

ダルニアなんかは最初からまったく出てこない。

まあ、アクマイザー3とは違う番組なので仕方がないが、チト寂しい気持ちだった。

アクマイザー3は人間が変身するヒーローものではなかったが、『超神ビビューン』はフツーに人間が変身するヒーローものになった。

ビビューンってデンセンマンと似ているなあと思っていたが、ウィキペディアを見ると、

『キャラクターデザインは漫画家の石ノ森章太郎である。同じく石ノ森の手がけた『超神ビビューン』のマスク型を流用している為、本来デザインには無い凹モールドが顔の中央に入っている。』

とある。

似ているのは当然なのだ。


マグネロボ ガ・キーン

昭和51年9月5日~昭和52年6月26日

『鋼鉄ジーグ』に続くマグネロボシリーズ。

ジーグに比べると随分とシャープなデザインになった。

マジンガーZから続く巨大人型ロボットなのだが、手足が長くなり(特に足が)、人型からちょっと離れた。



恐竜探検隊ボーンフリー

昭和51年10月1日~昭和52年3月25日

ウルトラシリーズ終了後の円谷作品。

今度は怪獣ではなく恐竜が相手だ。

実写とキャラクターがアニメの合成作品。

円谷プロにはウルトラシリーズを期待してしまうので、イマイチな印象なのは仕方がない。


円盤戦争バンキット

昭和51年10月3日~昭和52年3月27日

日曜夜6時半からという『サザエさん』の裏番組。

コズミ家では『サザエさん』を見た事がないのだが、この『円盤戦争バンキッド』も見た事がない。

この頃は何を見てたんだろうな。


バトルホーク

昭和51年10月4日~昭和52年3月28日

友達から借りて読んでいた月刊誌『冒険王』では石川賢が『バトルホーク』を連載していた。

このマンガ、最初の方にバトルホークが出てくるのだが、出てきたのはその1回のみ。

それ以降は格闘マンガになってバトルホークには変身しない。

毎月今回こそは変身するだろうと思って読むんだが変身せず。

最後の方はまあ今回も変身しないんだろうなと思っていたらその通り。

変身ヒーローものから格闘マンガへと変身したのだ。


プロレスの星アステカイザー

昭和51年10月7日~昭和52年3月31日

円谷プロによる等身大の特撮ヒーローもの。

戦闘シーンではいきなりアニメになった。

ボーンフリーも登場人物がアニメだったが、この時期は特撮ものよりもアニメの方が人気が出ていたのだ。

だからといって両者を足せばいいというものでもない。

佐山のタイガーマスクや山田の獣神ライガーのように、アステカイザーもホンモノが新日のリングに上がればもう少し人気が出たかもしれない。

中身はジョージ高野がいいかな。



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