昭和49年のテレビヒーロー
昭和49年、この頃になると明らかにテレビヒーローの数が減った。
第2次怪獣ブームがそろそろ終了なのだ。
いや、ブームというほどのものは既に終わっていたか。
仮面ライダーX
昭和49年2月16日~昭和49年10月12日
『仮面ライダーV3』の後番組は『仮面ライダーX』だ。
『仮面ライダーV3』の場合は、最初に1号と2号が出てきたので続編だとわかるのだが、『仮面ライダーX』の場合は他のライダーの登場はナシで話が進む(後半には出てくるが)。
仮面ライダーがバッタの改造人間だったのに対して、仮面ライダーXはナニモノだ?
メカっぽいので昆虫は特に関係ナシのようだ。
今度の敵はGOD。
ゴッドという事で、敵の怪人は神話の怪人が多い。
ネプチューンとかヘラクレスとか聞いた事のある名前ばかりだ。
後半はジンギスカンとかゴエモンとか人間の名前がつくようになった。
『仮面ライダー』は2年、『仮面ライダーV3』でも1年続いたが、『仮面ライダーX』は35話で終了。
内容はともかく、仮面ライダーの特徴の「変身」のかけ声がなくなったり(その代わりに「セタップ」)、変身ポーズがマネしにくかったりしたのがマイナスだったか。
ゲッターロボ
昭和49年4月4日昭和50年5月8日
アニメではマジンガーZが大ヒットしていたが、3機のマシンが変形合体するアニメならではのゲッターロボが登場。
今ならCGだろうが、当時の特撮技術ではムリなのがゲッターロボの合体だ。
電人ザボーガー
昭和49年4月6日~昭和50年6月29日
鉄人の次は電人だ。
電人って何かって言えば、ロボット。
変身ヒーローものではなく、主人公を助けるロボット、それがザボーガーだ。
ザ・ボーガーではない。
巨大ロボットではなくサイズは2メートル。
変形してオートバイにもなる。
いや、オートバイがザボーガーになるのか。
頭にはヘリコプター、足には小型の車、背中にはジェット機を搭載して秘密基地並の収納力だ。
後半はバズーカ砲と合体してストロングザボーガーになってパワーアップした。
ウルトラマンレオ
昭和49年4月12日~昭和50年3月28日
第2期ウルトラシリーズの最終作『ウルトラマンレオ』。
ウルトラマンからタロウまでの出身がM78星雲ウルトラの国だったのに対し、レオは獅子座のL77星。
ウルトラマン達とはまったく関係がない。
レオは勝手にウルトラマンを名乗っているのだ。
なのでレオの弟のアストラはウルトラマンを名乗っていない。
関連する記事→ウルトラマンレオ第1話『セブンが死ぬ時!東京が沈没する!』の感想
グレートマジンガー
昭和49年9月8日~昭和50年9月28日
マジンガーZの続編はグレートだぜ!
という事で『グレートマジンガー』。
相変わらずの放送時間で、日曜日の午後7時から放送開始。
宇宙戦艦ヤマト
昭和49年10月6日~昭和50年3月30日
コズミ家では裏番組の『猿の軍団』を見ていた。
『猿の軍団』は再放送がなかった(1回くらいはあったのか?)が、『宇宙戦艦ヤマト』はこれでもかってくらい再放送した。
関連する記事→宇宙戦艦ヤマトが大ヒットした
スーパーロボット マッハバロン
昭和49年10月7日~昭和50年3月31日
仮面ライダーアマゾン
昭和49年10月19日~昭和50年3月29日
『仮面ライダーX』の後番組。
コッチでは日曜の9時から放送されていた。
『仮面ライダーX』のメカメカしさから一転、獣っぽい仮面ライダーになった。
必殺技もライダーキックではなく、噛みついたりチョップで獣人を切り裂いたりする。
これまでの仮面ライダーとは違い、アマゾンは日本語を喋れない。
ターザンみたいな野生児なのだ。
「マサヒコ、トモダチ」とか少しずつ片言の日本語を覚えていく過程が面白かったのだが、急にペラペラ喋れるようになって面白さが半減した。
ウィキペディアには、『『仮面ライダーアマゾン』は全24話で終了した。これは連続テレビドラマとして制作された仮面ライダーシリーズでは最短話数の作品となっているが、不人気による打ち切りではなく初めから決まっていたことであり、毎日放送側が用意した第1話放映日の読売新聞記事でも「全二十四話」と告知されている。』と出ている。
てっきり人気がなくて打ち切りだと思っていたが違うのだ。
でも天下の仮面ライダーが最初から24回の予定っていうのも寂しいね。
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