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2019/04/06

【映画の感想】ゴジラ

ゴジラ(昭和29年公開)

映画『ゴジラ』を初めてキチンと見たのはレーザーディスクだ。
ゴジラのレーザーディスクが発売されたのは昭和60年。
当時はレーザーディクスのプレーヤーは持っていなかったのだが、東宝から発売されたゴジラのレーザーディスクは限定発売だった。
これは買うしかないぞ。
消費者は限定品に弱いのだ。
東宝はその弱点を突いてきた。
ディスクだけ買ってどうしたかというと、しばらくの間はジャケットを眺めているだけだった。
そのうちプレーヤーを持っているという友達の家で一緒に見た。
テレビの特集や本でストーリーはわかっていたので、復習するように映画を見たのだ。

ゴジラの初登場シーンは山の向こうに現れたシーン。
テレビの特番なんかでよく出てくる場面だ。
菅井きんの出ていたシーンもよく紹介されていたぞ。
子供の頃は山に行くとよくゴジラが出てくるような感じがしたが、こんな体験からなんだろうな。
ゴジラのようなデカい生き物がいたら、暴れなくたっているだけで怖いよね。
それが凶暴で暴れるんだから恐怖だね。

出現した怪獣はゴジラと呼ばれる。
ガッジーラではない。
ゴジラだ。
大戸島に伝わる伝説では怪物がゴジラと呼ばれていた。
それを今回出現した怪獣に当てはめたのだ。
でも大戸島の怪物と怪獣が同一かどうかはわからない。

ゴジラは品川に上陸し、町を破壊しまくる。
防衛隊の攻撃も効き目がない。
列車を口にくわえたりする。
翌日、夜になって再び上陸してくるゴジラ。
高圧電流でゴジラを倒そうとするが効果がない。
水爆でこんな怪獣になったのだから、これくらいじゃ倒せないぞ。
口から熱線を吐いて鉄塔をドロドロに溶かした。
戦車隊が攻撃するが、効果なし。
鉄塔でテレビの実況をするアナウンサーが切ないな。
「いよいよ最後、さようならみなさん、さようなら」
この、怪獣が都市を破壊しまくるのが怪獣映画の醍醐味だ。
戦争が終わってまだ10年もたっていないが、また東京が焦土と化したのだ。
当時映画を見た人は、東京大空襲と重ね合わせて見たのだろうかね。

最後の方は、ゴジラが大暴れではなく、どうやってゴジラを倒すかの対策だ。
芹沢の発明したオキシジェンデストロイヤーが効きそうだ。
兵器として使われることを恐れる芹沢。
でも結局は使うことになり、ゴジラは白骨化して退治された。
さすがのゴジラも骨になっては戦えなかったのだ。
やはりゴジラと言ったら一作目だよね〜と言いたい人は見るべき作品。


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