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2019/03/30

【映画の感想】怪獣大戦争

怪獣大戦争(昭和40年公開)



オープニングは怪獣大戦争マーチ。
これを聞くと風雲たけし城を思い出す。
この曲流れてたよねえ。
この映画は、この曲があるだけで名作だ。

木星の13番目の衛星Xへ向かった主人公たち。
そこにはX星人が住んでいた。
まあ、X星だからX星人なのだ。
でもX星って地球人がつけたんだよね。
X星人も自分たちをX星人と呼んでいるが、本当は何なのだ。

X星人はキングギドラの襲撃によって、地上には住めなくなっていた。
前作で追い払ったキングギドラは、こんな所で暴れていたのだ。
迷惑なやつだね。
台風情報も日本を離れると報道しなくなるが、消滅していないと現地では被害をもたらすのだ。

X星人はキングギドラを退治する為に、ゴジラとラドンを貸してくれとお願いしてくる。
ゴジラとラドンがどこにいるのかも、ちゃんと把握している。
X星人は怪獣を貸してくれる見返りに、がんの特効薬をくれるという。
モスラはいらないのかな。
前作でキングギドラを撃退するときも、モスラの糸は結構役にたっていたと思うがな。
もしかして、もういないのか。
もともと二匹いたのが一匹死んでしまった。
もしかして、残りの一匹も?
私はそんな疑問を持つのだが、劇中ではモスラのモの字も出てこない。

X星に運ばれたゴジラとラドンはキングギドラを撃退する。
モスラはいないが、2匹だけでも何とかなるもんだ。
シェーをするゴジラ。
おちゃらけてる。
子供向け映画だと割り切ってるんだろうね。

がんの特効薬のデータの入ったテープを再生すると、そこにはデータではなく、地球を植民地にすると宣言する音声が入っていた。
X星人はあらかじめキングギドラを操り、X星を襲っているように見せかけていたのだ。
キングギドラだけではなく、ゴジラとラドンも操り地球を攻撃する。
何もこんな手の込んだことをしなくても、最初からキングギドラ、ゴジラ、ラドンを操って地球を攻撃すればよかったのではないのか。
地球人はゴジラやラドンの居場所を知らなかったのだから、邪魔されずに見つけて操れるはず。キングギドラさえも操れるんだから、簡単に出来るよね。
X星人はバレずに地球に来ていたんだから、怪獣を操るのもバレずに出来るはずだ。
X星人は電子計算機の指示にしか従わないから、電子計算機が余計な計算をしたのかな。

タイトルは大戦争だが、それほど大戦争でも無い。
地球人がX星人をやっつけるのがメインだ。
怪獣たちはオマケのようだが、それでも最後はゴジラ&ラドンとキングギドラの戦いだ。


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