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2019/04/07

【映画の感想】キングコング対ゴジラ

キングコング対ゴジラ(昭和37年公開)



『ゴジラ』に続き私がレーザーディスクで購入したゴジラ映画の第2弾、それがこの『キングコング対ゴジラ』だ。
ゴジラ映画としては『ゴジラの逆襲』に続く3作目、初のカラー作品になる。
総天然色だ。
レーザーディスクは未だに持ってるが、プレーヤーがダメになったのでもう見れないのが残念ではある。
そもそもディクス自体の耐用年数に問題がありそうなので、プレーヤーがあっても見れないかもしれないね。
まあ、ジャケットを見ていれば映像を見た気になれるぞ。

今回のゴジラは北極の氷山の中から現れる。
前作『ゴジラの逆襲』で氷漬けにされたので、その続きだ。
氷山が北極まで流されて行ったのだ。
日本を故郷だと思っているようで、日本に向かうゴジラ。
迷惑な話だ。

キングコングはゴジラの前にタコと対決だ。
タコと言ってもただのタコではない。
大ダコだ。
でも実際は本物のタコを使った撮影だ。
でっかい猿のキングコングがいるくらいだから、大きなタコがいてもおかしくないのだろう。
キングコングも生きていく為には何かを食べなければならない。
食べ物が小さいものしかなかったら、すぐに飢えてしまう。
キングコングが生きてこられたのは、タコ以外にも大イカや大魚や大鳥や大豚や大牛や大ヤシノミや大イモなんかがあるからだろう。

キングコングとゴジラの一度目の対決。
ゴジラの吐く熱線にキングコングはいいところなし。
こういう飛び道具がないのは不利だ。
でも電気を浴びて電気を武器に出来るようになるぞ。

東京に現れたキングコング。
キングコングは女性を手に国会議事堂に登る。
オリジナルのキングコングにそんなシーンがあったよね。
キングコングらしさを見せるために、こういうシーンは入れないといけないのだ。

ゴジラは富士山を目指している。
登る気なのだろうか。
ゴジラは日本が故郷っぽいので、一度は登ってみたいのだろう。
図体がデカいので、あんまり苦労せずに頂上まで登れそうだ。

登山はせずに、富士山麓でキングコングと対決だ。
アンギラスとの戦いとは違って、人間のプロレスっぽい戦いだ。
最後は決着がつかずに引き分け。
アメリカのキングコングが勝てば日本人が不満だし、ゴジラが勝てばアメリカ人が不満だろう。
ゴジラもキングコングも空気を読んだのだ。
「ここは引き分けだろ」
「だな」
両者はもつれあったまま海に転落だ。
でもキングコングは泳ぎだしたのに対し、ゴジラはどうなったかはわからない。
両者リングアウトのはずが、キングコングだけギリギリでリングに戻ったような感じだね。

『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』がシリアスで大人の映画っぽかったのに対し、今回はコメディタッチで子供向けっぽい。
でもそれが受けたんだろうね。
ゴジラ映画の中では最大の観客動員数を誇るそうだ。


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