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2019/04/10

【映画の感想】ゴジラ対メカゴジラ

ゴジラ対メカゴジラ(昭和49年公開)

ゴジラ誕生20周年の記念作品。
富士山が突然噴火した。
20周年記念だからね、富士山ぐらいは爆発するぞ。
噴火と共にゴジラが現れた。
ゴジラは人間の味方になったはずなので、噴火のほうが一大事だ。

このゴジラ、アンギラスと戦うが、アンギラスは簡単に口を裂かれて撃退される。
仲間だと思っていたゴジラの仕打ちに戸惑って、わけのわからぬまま負けたのだろうね。
「おや、ゴジラさん。どこ行かれるんで、って痛たたた、何すんですかい、痛たたた…」
ゴジラ対ガイガンの時のようにセリフにするとこんな感じか。

暴れまわるゴジラ。
正義の怪獣になったはずなのにどうしたことだ。
工場の中からもう一匹のゴジラが現れる。
何で工場の中から出てくるのだ?
最初からいたゴジラは皮膚が破れ、中からメカゴジラが出てきた。
ゴジラだと思っていたのが偽物で、ゴジラの皮をかぶったメカゴジラだったのだ。
どうしてゴジラの皮を被っていたのかね。
防衛隊に攻撃されないためなのか。
で、このメカゴジラがカッコいい。
ゴジラのライバルとして、キングギドラに並ぶ怪獣だよね。
応援したくなる怪獣だ。
スペースビーム、フィンガーミサイル、クロスアタックビームなどなど、マジンガーZみたいな武器のネーミングはカッコいい。
ゴジラと戦うときにこの武器を一斉に放つシーンは爽快だ。
ノリノリって感じだね。

ゴジラの相棒に新怪獣キングシーサーが登場する。
キングがつく怪獣はキングコング、キングギドラに続いて3匹目だ。
キングっていうんだから王様だ。
でもこのキングシーサー、なんかキングがつく割には小物っぽい。
けっこう強いんだけど、しょせんはシーサーのキングだからね。
沖縄だけのご当地怪獣だ。
目覚めさせる時の歌は歌謡曲のようだ。
モスラみたいなのを期待するとガッカリするぞ。
終わったと思ったら2番もあるし。

メカゴジラを操るのはブラックホール第3惑星人。
ブラックホール第3惑星って、なんかよくわからない星だね。
正体はゴリラのような宇宙人だ。
メカゴジラを地球人の博士に修理させようとする。
メカゴジラを作ったのはメーカーで、使っているブラックホール第3惑星人はそれを購入しただけで、修理は出来ないのだろうか。
メカゴジラを操るほどの科学力だが、基地のセキュリティーは、「アルファ」「ケンタウロス」の合言葉。
一回ばれたのだが引き続き使用して、また侵入される。

直ったメカゴジラはキングシーサーと戦い、途中からゴジラも加わり2対1の変速タッグマッチとなる。
この2匹を同時に相手にするメカゴジラがスゴイ。
首をグルグル回して2匹相手にミサイル、ビームの乱れ打ち。
ゴジラは首から大出血だ。

ブラックホール第3惑星人は何でゴジラの格好のロボットを作ったのかね。
ゴジラは怪獣王だから、それをロボットにすればもっと強いぞと思ったのだろうか。
とにかく、当時の子どもたちにとっては魅力的な敵の登場だった。