文字数を決めた小説
世の中には色んな長さの小説がある。 掌編、短編、中編、長編など。 中には文字数で分類した小説もある。 1000文字小説 このブログタイトルは『1000文字小説とか』 もともとは1000文字小説を載せるブログだった。 1000文字小説というと、400字詰め原稿用紙で2枚半程度。 掌編というかショートショートというか、随分と短い小説だ。 そのうち2000文字小説とか500文字小説とか300文字小説とかが現れた。 まあ、長くなと文字数の制限は、あんまり意味が無い気がする。 1999文字と2001文字の違いなんてほとんどないだろうし。 逆にそれが短くなればなるほど、一文字の重みが大きくなる。 例えば2000文字小説だと1文字は2000分の1だが、300文字小説だと1文字は300分の1。 300文字の方が1文字分の割合がはるかに大きい。 ジャネーの法則のように、子供の頃の1年とオッサンになった今の1年の違いだろうか。10歳の頃だと1年は10分の1、50歳だと1年は50分の1でしかない。 小錦が10キロ体重を減らすのと40キロの女の子が10キロ減らすのでは、同じ10キロでも重みが違う。 140文字小説 Twitterが出てきて140文字小説が出てきた。 1文字は140分の1にまでなった。 日本人はTwitterが大好きな民族のようなので、Twitterの利用が多い。 母数が多ければ、当然小説を書く人間も出てくるのだろう。 スマホが全盛期なので、Twitterで手軽に読める140文字小説は受けたのだろうか。書く気になればすぐに手軽に書けてしまうし。 54字の物語 140字よりさらに減って54文字だ。 基本ルールは、 「文字数を54字ぴったりに収めること」 「句読点やカギ括弧も1文字にカウントすること」だけだ。 まあ、昔から小話ってのがあったし、簡単に作れそうで、実際に作れてしまう手軽さもいい。 生みの親は氏田雄介さん。 Twitterではなくインスタグラム用に始まった。 インスタグラムの正方形の画面に合うように、9マスx6行の54字を決めたという。 54字の物語はこの ジェネレータ で作れる。 1行ショートショート 文字数は決められていないが、短い小説では1行ショートショートや1行怪談があ