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2017/06/29

最初の仮面ライダーカード


仮面ライダースナック(かめんライダースナック)は、1971年から1973年1月までカルビー製菓(現・カルビー)が発売したスナック菓子。
特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を題材としたカード(仮面ライダーカード)がおまけとして付属したことで、社会現象になるほどの爆発的な人気を得た。

以上、ウィキペディアから引用。→仮面ライダースナック

仮面ライダースナック。

何人かの友達が仮面ライダーのカードを持っている。
どこで手に入れたのかは教えてくれない。
欲しいと思っていたある日、カルビーの仮面ライダースナックを見つけた。

これか。

これを買うとカードがついてくるのだ。
カードの入った袋を破りカードを取り出す。
出てきたカードは20番、ムササビートル。


仮面ライダースナックは爆発的に売れたが、カードをもらった後、スナックを食べずに捨てる子供がいた。社会問題化するくらいだったから、結構な数が捨てられたのだろう。仮面ライダーV3スナックは15円に値下げされた。スナックをつけないでカードだけ売ればよかったのにと思う。


カードが盗まれた事例。

仮面ライダーカードが盗まれたりもした。
私が小学一年生だったある日、クラス全員が教室に集められた。
先生が言う。カードを持ってきて自慢していたS君のカードが盗まれた。なので犯人は名乗り出るように。
当然誰も名乗り出ない。みんな見ている目の前で、私が犯人ですなんて言うやつはいない。
先生は今度は全員に目をつぶらさせた。
「全員、目をつぶって」
その後厳かに言った。
「盗んだ人は手をあげて」
誰も手をあげなかったのだろう。
犯人は見つからない。

先生は今度は違う手を考え出した。
私たちは何かをなめさせられた。当時はわからなかったが、後で思うにあれはリトマス試験紙だった。犯人を探し出す為にリトマス試験紙を犯人発見用の紙の設定にしたのだろう。
先生は言った。「これで犯人がわかります」
みんなまた目をつぶり、先生は犯人に手をあげるように言う。
ほほぅ、これで犯人がわかるのか。便利なのものだ、と幼い私は他愛もなく信じたが、半信半疑やほとんど信じてない子もいたのではないか。なぜならここでもまだ手を挙げる子がいなかったのだから。
先生はリトマス試験紙を回収し、それを持ってどこかへ行って帰ってきた。

しばらくしてから、隣の教室の先生がやってきて担任の先生に言った。
「ここに犯人の名前が書いてます」
小芝居を打ったのだろう。だが、犯人はそれで観念したのだろう。
同じパターンの目をつぶれ→手をあげろで、ようやく犯人が手を上げたのだった。
犯人はその場で公表されO君だったと判明した。
ああ、やっぱりなという気持ちがあった気がする。



2017/06/28

イナズマンの少年同盟は超能力がなくても入れた


仮面ライダー少年隊に入った私は平穏な日々を過ごしていた。

過去記事→少年仮面ライダー隊員には簡単になれる

現実にはショッカーもゲルショッカーもデストロンもいないのだから当たり前だ。


少年同盟

仮面ライダーは好調で続編の仮面ライダーV3も始まった。
同じ石ノ森(当時は石森)章太郎原作のイナズマンも始まった。
イナズマンは仮面ライダーのような改造人間ではなく、超能力を持った渡五郎が変身するヒーローだ。
こちらには少年同盟という組織が出てきた。
少年同盟は元々は石森章太郎のマンガ。超能力を持った少年少女達が、世界平和の為に活動している。
これがイナズマンにも少年仮面ライダー隊みたいな役割で出てきたのだ。

少年仮面ライダー隊の隊員達は特殊能力を持った子供というわけではなく、ただの子供だ。
それに対し少年同盟は超能力者の集まり。
超能力者。
当時私は憧れた。テレビにはユリゲラーが出てきたし、雑誌でもよく特集していた。
ESPカードっていうのを準備して、超能力者になるべく練習したりもした。

その超能力集団、少年同盟に入れる、そんな魅力的な話があった。
小学館BOOKという雑誌で少年同盟員を募集していたのだ。
小学館BOOKは小学館が発行していたテレビ雑誌。テレビマガジンやテレビランドの小学館版だ。この雑誌では仮面ライダーは掲載しておらず、ウルトラシリーズがメイン。
そんな中でイナズマンが掲載された。仮面ライダーに対抗するために、こんな企画を作ったのか。

私はすでに少年仮面ライダー隊に入っていた。
少年仮面ライダー隊に入っているのに、少年同盟に入るのはクレームがくるんじゃないか(どこからくるのだ?)と不安だった。
イナズマンの設定上では、少年同盟は超能力者の集まりだったが、募集要項にはそんな事は書かれておらず、返信用の切手を同封すれば誰でも入れたと思う。
少年仮面ライダー隊には入っていたが、それでも入りたかったので応募したのだ。

少年同盟員証


送られてくる前までは、ちゃんと送られてくるのかと不安だった。
お前は少年仮面ライダー隊に入ってるではないか?
私の心配は杞憂に終わり、少年同盟の会員証は無事に送られてきた。

少年仮面ライダー隊とは違い、こっちはイナズマンのバッチがついている。

ISDというのは、イナズマン少年同盟の略称だろうか。それとも石森章太郎同盟?
こんなバッジをつけていたら、新人類に見つかるではないか。

会員証には、鉛筆でこすると文字が見えるというページがあった。

そこに書かれていた内容は以下の通りだ。

1、きみが少年同盟にはいったことは、ぜったいにひみつだ。
もしわかると新人類におそわれるかもしれない。
2、少年同盟どうしだとたしかめあおう。このカードのイナズマがたのページを光にあて、くらやみで見ると、イナズマンのかおがうかぶ。
それをしっているのが少年同盟員だ。

ここがイナズマ型のページ。
No.は016269。
通し番号だろうか。
私の前には16268人も少年同盟員がいるのか。
そこまで多くはない気がする。


イナズマンの顔が浮かび上がる。夜光塗料で書かれていたのだ。


少年仮面ライダー隊の隊員証は良く持ち歩いて友達に見せびらかした。
だが、こちらは友達から何か言われるかもしれないと思い、ナイショにいていた。
新人類に見つかっても怖いし。

まあ、少年仮面ライダー隊も少年同盟も、何の活動もしないまま今に至る。


2017/06/27

ウルトラセブン第14話から第17話の感想


ウルトラセブンのレーザーディスク第4巻。これまでのジャケットでは、ULTRASEVENのタイトルの後ろは白だったが今回は黒で、ちょっと雰囲気が変わった。
マグマライザーがカッコいい。

第14話「ウルトラ警備隊西へ 前編」
第15話「ウルトラ警備隊西へ 後編」
第16話「闇に光る目」
第17話「地底GO!GO!GO!」収録。


第14話 ウルトラ警備隊西へ 前編

ウルトラセブン初の前後編。

ペダン星人への観測ロケットを侵略と勘違いされてしまう。
ペダン星人には観測という行動がないのだろうか。
キングジョーを連れて地球に来るぐらいの科学力がありながら、観測ロケットを侵略と勘違いするとはどういうことだ。勘違いしたフリをして、それを口実に地球を侵略しようとしたのだろうか。

四機のマシンが合体してキングジョーになるが、なんで分離しなければならないのか。
かっこいいからだ。キングジョーは劇中ではペダン星人のロボットと呼ばれている。

キングジョーが現れた。みんな車に乗って移動したがダンだけ乗らずセブンに変身した。ちょっと急用を思い出しましたとか言って車に乗らなかったのだろうか。

キングジョーにはエメリウム光線もアイスラッガーも効かない。ワイドショットはどうなのだ。続く。


第15話 ウルトラ警備隊西へ 後編

セブンとキングジョーの格闘の続き。
キングジョーの後ろからタックルセブン。キングジョーはあっさりひっくり返り、4機に分離して逃げて行く。

後半の戦い、セブンは光線を使ってないが、前回は光線が効かなかったのであえて使わないのだろうか。ワイドショットとか使って効かないとなるとナメられると思ったか。「そりゃ、ワイドショット!ん?やっぱり効かないの?」

キングジョーを羽交い締めにするセブン。ウルトラ警備隊が狙いやすくするためだ。自分で倒すのは諦めて新型爆弾に賭けたのだ。新型爆弾を受けると直立し爆発するキングジョー。
ワイドショットはペダン星人の円盤にお見舞いした。

第16話 闇に光る目

「これは自分の体だ」という謎の目。
それに対し「僕が拾ったんだ」とヒロシ少年。
拾ったら自分のものになると思うとは、子供か。子供だ。

アンノンは岩に寄生していた宇宙人。
バケルくんに出てきた、カワルに人形をあげた宇宙人と似たような種族か。体を持たない目だけの宇宙人だ。
前回のペダン星人同様、地球の観測を侵略と勘違いした星人だ。
だが今回は「私も同じ宇宙人だ。嘘は言わない」のセブンの言葉を信用した。

第17話 地底GO!GO!GO!

モロボシダンの姿は、薩摩次郎という青年をコピーしたというエピソード。この世には自分と同じ顔が3人いるとよく言われるが、その内の一人はこうやって宇宙人にコピーされるのだ。とはいえあんまりそっくりでは何かと都合が悪くないだろうか。特に目立つウルトラ警備隊員と同じ顔ならば。

警備隊のベルトを押すとウルトラアイが飛んできた。ダンがいざという時のために作っておいた小道具か。
宇宙戦艦ヤマトの真田さん的な。「こういうこともあろうかと…」

今回登場のユートム、いかにもロボットっていう姿形をしている。歩くときはガシャンガシャンと音もする。右手はドラえもんのような手。喋る声は可愛らしい。弱いのに、セブンからいきなりワイドショットを食らった。

地底都市は一体何の基地だったかはわかならい。ここで何をやっていたのかは謎のまま物語は終わる。ウルトラ警備隊もあんまり気にしていないところをみると、そういう事例は過去にもたくさんあるのだろう。


〈関連ページ〉





2017/06/26

ソニーのステレオラジカセ・AC/DCコンポF70


写真はソニーの総合カタログ、MESSAGE Vol.3(昭和57年2月)から。

CFS-F70

私は2年前にサースリーを買ってもらった。
だが、欲望に終わりはない。
今度はこのAC/DCコンポF70が欲しくなった。
サースリーが壊れれば買ってもらえるかもしれない。
だが、サースリーはソニータイマーも発動せずいつまでも丈夫なまま。
買い換えてもらえるとしても、定価128,000円という価格がネックだ。
子供のラジカセにこんな金額を出す親は少ないだろう。
それが、いつの間にか特価69,800円となっていた。やはり値段設定が高すぎたのか。
そしてそのタミングでねだってねだって、買ってもらったのだ。

写真

正面。 今でも週に1回程度電源を入れてラジオを聞いている。問題なく作動している。
スピーカーは10センチ×2。フルレンジスピーカー。APMスピーカーを搭載した後継機が出て欲しかった。


上面。


スイッチ類はフタの下にある。ホコリがつかなくて便利。


写真左下のボタンを押すと扉が開く。


フタの裏には図。


ボタンはフェザータッチ。再生中に早送り&巻き戻しを押すと頭出しができるAMS搭載。
この頭出しは4秒以上のテープの無音状態を検知し、それを曲間だと判断して再生を始めるものだ。その無音部分を作るレックミュート。
この機種はレックミュートボタンを押すとボツッボツッと異音が入った。
SirIIIではこのような事はなかったし、この個体だけの不具合だったのか。
テープを再生するたびに、ああ、ボツッボツッて入っているなあと気になった。

PLLシンセサイザーチューナー。AMとFMを6局ずつ計12局をプリセットできる。
快調に使っていたCFS-F70だが、ラジオに不具合が出た。
ラジオを聴いいてると、ピピピピという選曲音が勝手に出て、勝手にチューニングし始めるようになったのだ。
ラジオを聴いているだけならまだしも、ラジオ番組を録音している時にもこの症状が出た。
ソニーのサービスセンターに持って行って修理を依頼。
私は当時この症状を上手く説明できなかったのだが、サービスセンターの人は簡単に「はい」と言って預かった。
お前の言っていることはよくわからないからこっちで勝手に調べるよ的なものではないと思うが。
この機種によく出た症状だったから慣れていたのだろうか。


ACアダプター。結構ずっしりくる。

カチャッとはめ込んで使う。


電池入れ。
単1を8個セットしてACアダプターと交換して使う。電池寿命は説明書によると約12時間(レベルメーターOFF時、アルカリ電池)。レベルメーターをONにすると約6.5時間。レベルメーターが随分と電池を食うのだ。
自分で電池駆動させたのは1回くらいしかない。電池で駆動させた方が音がいいとかいう話を信じたからだが、コストがかかり過ぎる。


取扱説明書。



主な仕様(取扱説明書より引用)

ワウフラッター ±0.09% W•Peak(EIAJ) 0.045W•RMS
周波数範囲  METALLICカセット30~16,000(EIAJ)
        JHFカセット30~15,000(EIAJ)
        BHFカセット30~14,000(EIAJ)
SN比 50dB(EIAJ)
実用最大出力 6.5W+6.5W(EIAJ/DC)
消費電力 AC22W
最大外形寸法 476x153x180mm(幅/高さ/奥行き)把手含まず
重量 約9.4kg ACアダプター、メモリー保持用乾電池も含む

最後に

CFS-F70は最高機種の割にはあんまり優遇されなかった。
3、4ヶ月で生産終了したのではないか。
ラジカセの時代は大型化から小型軽量に移っていったのだ。



2017/06/22

【1000文字小説】父が台所



父の自転車と母の自転車が止まっている。その隣に俊樹は自転車を止めた。止まっているときには三台並んでいるが、走っているときに三台が並んだことはない。

玄関脇の電燈が点いている。人が近づくとセンサーが反応して明かりがつくのだ。時折野良ネコが歩いても反応している。午後七時を過ぎている。サッカー部の俊樹は毎日が練習で帰りはいつもこの時間になった。「ただいまー」と言いながら玄関の扉を開けた。

父が台所にいた。父は六ヶ月前に会社を辞め、次の職を探していた。会社で募集した早期退職に応募して辞めたのだった。退職金は多く出たが、次の職は中々見つからないようだ。

会社を辞めて家にいても食事の準備は母がしていたし、掃除も洗濯も代わらずに母がやっていた。今日の母は大学の同窓会があって帰りが遅くなると言っていた。それで父が夕飯の用意をしているのだろうか。

母は出かける前に、今日はデニーズにでも行ってねと言ったが、父は聞いていなかったのだろうか。「おかえり」と父は息子に声をかけた。

「ただいま」

「腹が減ったか」

「うん」

「今日は父さんが美味いもん食わせてやるぞ」張り切った声だった。父が料理をしている姿を今日初めて見た。料理などできるのだろうか。ファミレスに行った方がおいしいものを食べられるんじゃないか?

でもそんなことを言ってやる気になっている父の機嫌を損ねるのも嫌だ。職が決まらないせいか父はすぐに怒るのだった。

「何か手伝うことない?」

「いや、おとなしくテレビでも見てろ」と父は言った。それで俊樹はおとなしくテレビを見ていた。先月に買った60インチのテレビだった。画面が大きくて迫力があるのはいいが、退職金の無駄遣いだった。父は満足そうだったが、母は不満だった。俊樹は何も考えずただ大画面の恩恵を享受するだけだった。

それから三十分後に食事は出来上がった。おいしそうとはいえない見た目だった。俊樹は不安だったが父は自信作だという風な表情で俊樹が料理を口に入れる姿を眺めている。

見た目とは違い、父の料理はおいしかった。部活で疲れて腹が減っていたとはいえ、美味かった。いつも食事を作ってくれている母には悪いが、その何倍も美味いと思った。

「どうだ、美味いだろ」と父は自分で作った料理を口に運びながら言った。

「うん」素直に俊樹は言った。
「これなら料理人になれるだろ」父は自信に満ちた声で言った。将来は食堂がオープンするかもしれない。(了)



2017/06/21

車に乗ってイライラ

車に乗っているとイライラすることがある。
こんなことでイライラするんだなとの自覚があれば、多少はイライラが減るはずだ。
私は運転中どんなときにイライラするのか、書き出してみた。


信号待ちしていて青になった途端前の車が右折のウインカー。

赤信号で停止。前には1台止まっている。
青信号になった。さぁスタートだってときに右折のウインカーを出す車。
直前に出すっていうのはルール違反ではないのか?

左折車の停止が早すぎる。

青信号になったので直進。
前の車が左折しようとする。
左折車は歩行者がいるので渡りきるのを待っているが、止まる位置が手前過ぎ。
横断歩道の直前で停止して待てばいいのに、かなり距離を取って止まるので後続車が進めない。

高速道路の合流で40キロ位しかスピードを出さない。

高速道路への合流はある程度スピードがないといけない。
なのに怖いのかスピードを出さない車。
そんな車の後ろだと良い迷惑だ。

一車線だとノロノロ走る。

一車線の道路をゆっくり走っている車がいる。
それでこちらは二車線になったら抜こうと思う。
で、二車線になったら、それまでゆっくり走っていた車が猛然とスピードを上げる。
なので結局は抜けないまま一車線に戻る。
するとそれまでスピードを出していたその車は、またスピードを落として走る。
わざとやっているのか。
二車線になるとスピードを上げなければならないと思っているのか。

横断歩道に歩行者がいるのに止まらない。

私は横断歩道に人がいれば止まるようにしている。
交通法規では一時停止がルールのはずだ。
でも私が止まっても対向車が止まらない。
止まらないから危なくて歩行者も渡れない。
私が車を止めると、後続車からパッシングされたこともあった。
クラクションを鳴らされることもある。
止まらない車は厳罰に処せばいい。

赤信号でかなり車間距離を取って止まる車。

赤信号で停止。
前の車とかなり車間距離を取って止まっている車がある。
間に2、3台止まれるくらい空けている。
なぜそんなに空けているのかは謎だ。

赤信号でかなり車間距離取って止まり、ジワジワ進む車。

これも似たようなパターンだが、止まらないでジワジワ進んでいく車もある。
赤信号は止まれなのに停止しないのはルール違反ではないのか。

ブレーキ踏みすぎる車。

対向車が来るとブレーキを踏む車。
あれは対向車が自分とぶつかりそうで怖いから踏んでいるのだろうか。
それほど怖いんなら運転不適格ではなかろうか。

雪の日に異様にゆっくり走る。

冬は雪が降って積もることがある。
それでも運転しなければならない人も多いだろう。
で、その時にゆっくりと走りすぎる人がいる。
時速10キロ。
冬の渋滞の原因のひとつ。
そこまでゆっくり走るんなら、運転しない方がいいんではないか。

最後に

あんまりイライラせずに運転するのが一番だ。


2017/06/20

ウルトラセブン第9話から第13話の感想

ウルトラセブンのレーザーディスク第3巻。ナースがカッコイイ。
1巻2巻はジャケットが見開きで定価が11,000円だったが、3巻以降は通常のシングルジャケットで定価は9,800円になった。

第9話「アンドロイド0指令」
第10話「怪しい隣人」
第11話「魔の山へ飛べ」
第13話「V3から来た男」収録。

今回は第9話から第13話を収録。第12話が収録されていない。12話は昭和45年10月以降再放送もされていない。
解説書にはなぜ12話は放送されないのかの説明が書かれている。


第9話 アンドロイド0指令

金髪の女性がパトロール中のフルハシとソガのもとに現れる。フルハシが女性と握手した瞬間、電気ショック(?)を受けた。本部で「もう少しで死ぬところだったぞ」とキリヤマ隊長に怒られる。フルハシだから死ななかったのか。もしダンだったら死んでいたのだろうか。フルハシが死ななかったのに、ダンが死ぬとは思えないが。

この女性はチブル星人の作ったアンドロイドだった。美人だが、それがチブル星人の趣味なのか。いい趣味だ。

ソガが「アンドロイド0指令とはなんだ、答えろ」と叫ぶと、「お答えしよう」と言って答えてくれるじいさん。グーグルか。なんでキチンと答えたのかは不明。前回はメトロン星人がキチンと作戦を説明してくれた。星人の間で、ちゃんと説明するように引き継ぎが行われているのか。

本部に通信するが妨害電波。しかし何度か通信を試みると通じた。アンドロイド0指令の内容を本部に報らせ終わったらまた妨害電波で通じなくなった。なんて都合がいい。

ダンはセブンに変身したいけど、隣にソガがいて変身しづらい。仕方がないとばかり、変身を見られない為にソガを殴ったダン。ソガを気絶させてからセブンに変身する。いいのか、それで。目が覚めた後マズくならないか。で、マズくならなかった。ソガはすべて忘れてしまったのか。

セブンからダンに戻るシーンがあった。本当はダンがセブンに変身するのではなく、セブンがダンに変身するのだから、セブンこそウルトラアイが必要ではないのか。

第10話 怪しい隣人

キリヤマ隊長との通話を終えたダンは窓からいきなり飛び降りる。何で飛び降りたのかは子供の頃からずっと疑問だ。ウルトラセブンに変身していたと勘違いしたのだろうか。「あれ、飛べねぇ。いけねぇ、ダンのままだった」とか。
一緒にいたアンヌもびっくり。「キリヤマ隊長、ダンが大変です」と報告。そりゃ大変だ。

イカルス星人の青年はダンの質問に答えてくれる。ダンの正体がウルトラセブンだと知らない様子。他の星人は最初から知っているのが多いのに、情弱な星人だ。
イカルス星人は耳がでかい。多分音がよく聞こえるだろう。
ダンがあんまりうるさく聞くから答えたのだろう。
前回のチブル星人といい今回のイカルス星人といい、質問にはきちんと答えてくれる星人達だ。

4次元に風船がたくさんあるというのは子供の頃からの疑問。そんな4次元空間でダンにより放り投げられたカプセル怪獣。怪獣にならず消滅してしまう。どんな怪獣だったんだろうか。
普通は「ウインダム行け」とか「頼んだぞ、ミクラス」とかいうのに今回は掛け声だけだった。ダンも、出てこないんじゃないかなと感じていたのだろう。消滅してもいいような名もなき怪獣を出したのかもしれない。

今回アイスラッガーはイカルス星人に激突した際に大爆発。切れないのか。切れないのだ。

第11話 魔の山へ飛べ

ダンが死んだってのにアンヌが登場しないんだぜ。
ワイルドだろ。

最初の方でダンが死んでしまう。生命をとってしまうワイルド星人のカメラで写真をとられたからだ。だが、いつもはダンのことを気にしているアンヌが出てこない。
調べてみると、あまりにもやる気がないので干されていたとのこと。
主人公が死んだのに、ヒロインは何をやっているのだ。

ワイルド星人は、侵略するつもりはない、人類の若い命が欲しいだけだと言っている。ワイルド星人は皆老衰し滅びそうなのだ。だが、生命をとってどうするのだ。例えばダンの生命をワイルド星人の誰かに注入するのだろうか。そうすれば外観がワイルド星人で中身がダンが出来上がるだけではないのか。それともハヤタとウルトラマンのような関係になるのだろうか。

ナースは金色で顔も精悍でかっこいい。やってくれそうな体だが、動きはどこかぎこちない。吊られているからだ。最後はセブンに絡みついたがバラバラにされた。あっけない。でも、なんで名前がナースなのだろう。

アンヌは最後まで登場せずに終了。当時見ていた子供達はどう思ったのだろう。案外気にしなかったか。

第12話 遊星より愛をこめて

レーザーディスクには未収録。解説書に欠番になった説明『幻の12話』とは何か?が書かれている。あらすじも書かれている。

ビデオを見たことがある。宮崎勤から流れてきたというが本当だろうか。
単なる都市伝説なのか。

○○より愛をこめてというタイトルはよく聞くが、ロシアより愛をこめてあたりが最初だろうか。
色々ある、○○より愛をこめて。

・ロシアより愛をこめて
ご存知007の映画。

・エロイカより愛をこめて
マンガだ。

・ヤマトより愛をこめて
沢田研二が歌っていた。さらば宇宙戦艦ヤマトのテーマソング。

・柴又より愛をこめて
ご存知寅さんの映画男はつらいよの36作目。

第13話 V3から来た男

V3とは仮面ライダーではなく、宇宙ステーションの名前。
10話のキュラソ星人のときに出てきた。
今回は隊長のクラタが初登場。
ラストシーンでキリヤマ隊長と、もう会えそうにもないなとか言っていた。
だが、この後もちょこちょこ出てくるようになる。


〈関連ページ〉




2017/06/19

ソニーのステレオラジカセ・AC/DCコンポ


写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年10月)

ソニーのステレオラジカセはジルバップ、ドデカホーンなどヒットして続いたシリーズがある一方、それほど続かなかったシリーズもある。
その一つがAC/DCコンポ。
コンポを名乗るだけあって、大きく、重く、値段も高かった。

AC/DCコンポは全部で3機種。
とはいえ途中で名称変更があり、3機種が同時にAC/DCコンポを名乗ったことはない。
また、AC/DCコンポをブランド名というよりは、ラジカセの言い換えみたいに使っている場合もある。

3機種は以下の通り。

CFS-F40
CFS-88
CFS-F70

この中のCFS-88がエナジースリーランと名称変更になり、AC/DCコンポはF40とF70が担った。

AC/DCコンポ


写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年5月)

CFS-88
79,800円。

登場時にAC/DCコンポを名乗っていた。この機種こそがAC/DCコンポの初号機なのだ。
それがなぜか途中からエナジースリーランとなった。デザイン的にはエナジーシリーズとは共通点はなさそうなのだが。

初登場時のカタログではAC/DCコンポのみの表記。昭和56年10月のラジカセのカタログではAC/DCコンポとエナジースリーランが併記された。

写真はソニーのカタログから(昭和56年7月)


単独のカタログでも表紙にはエナジースリーラン、中のページではAC/DCコンポの表記。ラジカセのカタログ昭和56年11月からはエナジースリーランの単独表記となる。

スピーカー部分が折りたためるのがデザイン上の特徴。本体から分離させることもできる。コンポっぽいからAC/DCコンポと名付けられたのだろう。F70とF40は従来通りの一体型でスピーカーは分離できない。

ステレオラジカセとしては珍しく短波が聴けた。ちょっと前にBCLブームがあったので、その買い替え需要あたりも狙ったのだろうか。
操作スイッチはすべて本体の前面にある。

Zガンダムに出てきたエマ・シーンがティターンズからエゥーゴへ、レコア・ロンドがエゥーゴからティターンズへ行ったが、88はエマか、レコアか。

■下記はカタログから引用。
大きさ:本体/幅460×高さ253.5×奥行127mm、スピーカー部/幅230×高さ253.5×奥行127mm
重さ:10kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合12W(6W+6W EIAJ/DC)
周波数特性:ノーマル60〜10,000Hz メタル60〜13,000Hz

AC/DCコンポF40

写真はソニーのカタログから(昭和56年3月)


CFS-F40
99,800円。

発売時期はAC/DCコンポの3機種中一番早かった。
早かったが、登場時にはAC/DCコンポを名乗らずエナジーQ'be(キューブ)を名乗っていた。エナジーシリーズの一員だったのだ。途中からAC/DCコンポ F40となる。

登場した時の価格は99,800円。ラジカセに10万円とはかなりな高額の部類だ。
重さも12.5kgとヘビー級。
メタルテープの録再可能、ドルビーNRもある。スピーカーは4つもあるしパワーは28Wだ。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅460×高さ267×奥行161mm
重さ:12.5kg
スピーカー:10cm×4
実用最大出力:総合28W(14W+14W EIAJ/DC)
周波数特性:ノーマル30〜14,000Hz メタル30〜16,000Hz

AC/DCコンポF70

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年10月)

CFS-F70
128,000円。

まずはこの値段。
128,000円とかなり高額だ。
それまでのソニーのラジカセ最高額はAC/DCコンポ F40の99,800円。それを軽く超え桁が変わった。
CFS-88がエナジースリーランとしてAC/DCコンポシリーズを抜け、AC/DCコンポは新登場したこのF70とF40の2機種のラインナップとなった。

2機種を比べてみる。

F40:幅460×高さ267×奥行161mm 重さ12.5kg
F70:幅476×高さ153×奥行180mm 重さ9.2kg

サイズを見ると、F40の上半分を切り取ったような形がF70だった。

スピーカーはF40が4つあるのに対してF70は2個。
総合出力もF40は28ワット、F70は13ワットしかない。
F70が最上位機種なら、F40よりもサイズが大きくスピーカーも同じか多くなってもおかしくないと思う。
それがそうならなかったのは、当時のソニーの公式、小型化イコール高性能化を具現化したかったからだろうか。

PLLシンセサイザーチューナーと称し12曲プリセットできるラジオと、針ではないLEDのレベルメーターだけが、F40よりも優れていると思えた。
カタログを見る限り、最上位機種の割にはイマイチだなあと思っていた。

そんなある日、F70の実物が電気屋に入荷していた。
これがまたカッコイイ。
文句なしにカッコイイ。
カタログの写真では奥行きがあまりあるように写ってないが、実物だと奥行きは意外とあってカセットデッキみたいに見える。
針ではないレベルメーターは、0を越えると赤くなってカッコイイ。
2年前に買ってもらったSirスリーの時よりも欲しいと思ったのだった。

だが、高い。128,000円だ。この値段ならラジカセではなく、普通にコンポを買うんではないか?なのでラジカセを名乗らず、AC/DCコンポにしたのか。

それが、いつの間にか特価69,800円とチラシに載るようになった。普通は半年なり一年でかなり安くなるが、F70はやはり値段設定が高すぎてまったく売れなかったののだろうか。発売後3ヶ月ぐらい経過しただけで一気に安くなってしまった。半額に近い。格下のF40や88よりも安いのだ。発売当初に買った人は悔しがっただろう。

私は2年前にサースリーを買ってもらったが、安くなったタイミングでこのAC/DCコンポF70を買ってもらったのだ。こんなに嬉しいことはない。

昭和57年6月のカタログでは、「品薄機種のため、在庫のない場合はご容赦ください」となった。1年程度はカタログに載り続ける機種が多い中、半年程度のかなり短い製品寿命だった。
ソニーのラジカセとしては最高金額、そして最短の製品寿命だと思う。

■下記は取扱説明書から引用。
大きさ:幅476×高さ153×奥行180mm
重さ:9.2kg
スピーカー:10cm×2
実用最大出力:総合13W(6.5W+6.5W EIAJ/DC)
周波数範囲:ノーマル30〜14,000Hz メタル30〜16,000Hz

最後に

この頃からラジカセの巨大化ブームは去ったのだろう。
巨大なラジカセを買う層は小型コンポを買い、ラジカセの人気は小型ラジカセに移っていったのか。


〈関連ページ〉

ソニーのステレオラジカセ・エナジー
ソニーのステレオラジカセ・ジルバップ
ソニーのステレオラジカセ・サースリー

2017/06/15

Macで1000文字小説を書くときに使うエディタ

ワープロソフトとエディタ

Macを使って1000文字小説を書くには、ワープロソフトかテキストエディタが必要になる。

ワープロソフトはマイクロソフトのワードを筆頭に、打ち込んだ文章を装飾して見栄えをよくできる。打ち込んだ文字に色をつけたり、アンダーラインを引いたり、写真を一緒に配置したりできるのだ。

対してテキストエディタはテキストデータのみを扱う。文字の装飾はできず、文字だけをひたすら打ち込むのに適している。

テキスト文書を作るのがテキストエディタ。
それに装飾を加えるのがワープロソフトだ。パンフレットを作ったり見栄えのいい文書を作って印刷するのに向いている。


ワープロソフトの文書とテキスト文書の違い

ワープロソフトはテキストデータに文字の装飾を加える。
テキストエディタはテキストデータのみを扱う。文字の色や大きさを変えたりするのはテキストデータではないので扱わない。

音楽でいえば、テキストデータの文書は五線譜に書かれた音符。
ドレミドレミと誰が見ても同じデータを読み取れる。
それに対してワープロソフトで作った文書は、音符を見て演奏したり歌ったりして録音したデータ。
演奏にバイオリンを使ったりピアノで弾いたり、声に出して歌ったり。
演奏に当たる部分が文字の装飾とかだ。文字に色をつけたり大きくしたり小さくしたり。
録音したデータは専用の再生機器がないと再生できない。

基本的にテキストデータはどんなパソコンでも扱える。
テキストデータは汎用性が高いのだ。
MacでもWindowsでも、OSを問わない。
たいていOSに付属してるエディタで開ける。
Macだったらテキストエディット、Windowsならばメモ帳だ。

それに対してワープロソフトで作った文書は、専用のソフトが必要になる。

1000文字小説ではどちらを使うか

1000文字小説を書く場合に限らないが、気に入ったものを使うのが一番だ。
どれを使っても書けないということはないのだから。
Macの場合は標準でテキストエディットがついてくる。
これで十分に書ける。
ワードやPagesを購入して使っても書ける。ただワードやPagesの場合、機能の大半を使わない。

私は以前はjeditというエディタを使っていた。
今でも時折使うが、たいていはevernoteを使っている。
evernote webを使えば、パソコンやスマホなど、どの機種からでもアクセスできて便利だからだ。


2017/06/14

子供の頃に集めたバッジ

子供の頃に集めたバッジ。
小学館の学年誌で購入したり、友達からもらったり取り替えっこしたりして集めた。

ゾフィー。

ゾフィーはウルトラマンに登場したウルトラ兄弟の長兄。
ゼットンに倒されたウルトラマンに命を持ってきてくれた。

小学館の学年誌、小学一年生で買ったバッジ。5個一組だった。
5個の組み合わせは自分で選べず、あんまり欲しくないのも入っていたり、欲しいのが入っていなかったり、ちょっと不満だった。


ウルトラセブン。

顔だけ。

ウルトラマン。

これも顔だけ。

ウルトラセブンとウルトラマンの二つは顔だけだった。
他のウルトラ兄弟みたいにポーズをとっているのが欲しかった。

帰ってきたウルトラマン。

スペシウム光線のポーズ。

ウルトラマンA。

登場シーンのバッジ。
これが欲しくて、これが入っている組み合わせを買ったのだ。
だが、一番欲しかったのは科学特捜隊の隊員がつけていたバッジ。
だがこれは販売していなかった。
販売していれば売れ行きナンバーワンになっていたのではないか。


変身忍者嵐。

テレビマガジンの懸賞で当たったバッジ。
2万名にプレゼントしていた。
まあ、これくらい当選者がいれば当たるだろう。

アンギラス。

ゴジラの逆襲で初登場。ゴジラと初めて戦った怪獣。
初顔合わせは敵対していたが、それからゴジラの相棒的な怪獣になった。
ゴジラのバッジもあったはずだが、どこかへ行った。

プロ野球選手、監督。

なかなか上手いイラストで書かれている。

プロ野球球団

球団のロゴ。ヘルメットもある。

あしたのジョー。


ちょっと笑っているような顔がちょっとブサイク。
他のバッジに比べるとちょっと重い。

風のカラッペ。


ガムかなんかで当たりが出るともらえたはずだ。
テレビでやってなかったのに、バッジが作られたのが不思議だ。
そんなに人気のあったマンガなのだろうか。

スマイル。

何故かすごく流行った。みんなつけてたので私も欲しくなったのだ。

UFOロボグレンダイザー。


マジンガーZの主人公兜甲児が脇役で出てきた。

最後に

バッジはたいてい服につけるが、これらのコレクションはほとんどつけなかった。
つけるために集めたのではなく、ホントにコレクションとして集めていたのだ。


2017/06/13

ウルトラセブン第5話から第8話の感想

ウルトラセブンのレーザーディスク第2巻。
第5話「消された時間」
第6話「ダーク・ゾーン」
第7話「宇宙囚人303」
第8話「狙われた街」収録。
定価11,000円。

第05話 消された時間

時間を止めることのできるビラ星人が登場。
時間を止めるって、かなりの能力ではないだろうか。スタープラチナよろしくほぼ最強。
「私は宇宙の支配者だ」のセリフがあるが、時間を操れるのだから言葉に真実味がある。他のセリフから察するに、時間停止光線とやらを発するようだが、セブンとの戦いではなぜかその能力を使わずに破れた。「消された時間」とタイトルにはあって前半はその描写があるが、後半になると消されてしまったのだ。

スパイの容疑をかけられたダンは独房に入れられる。ダンはここでセブンに変身。独房をぶち破って脱出した。いいのか、これで。

第6話 ダーク・ゾーン

アンヌが髪をとかしている背後に立つ写真が有名なぺガッサ星人。
タイトルの「ダークゾーン」はぺガッサ星人が隠れている空間のことだ。
人間が怖くすごい臆病なのでダークゾーンから中々出てこれない。
地球に派遣されたこのペガッサ星人でさえこの有り様、他のペガッサ星人達はもっともっと臆病で怖がりなのだろう。

ぺガッサ市が軌道を外れ地球にぶつかりそうになる。このペガッサ星人達も元々はペガッサ星という星にいたようだから、惑星が軌道を変えられないことぐらいわかりそうなものだが。
地球を爆破するより、ペガッサ市が自爆するという選択肢はなかったのか。なかったのだろうな。

ダンの呼びかけに応じないぺガッサシティ。みんな臆病で怖がりだからなのか。
なぜだろう。未だにわからない。
地球を破壊するので、地球人を不憫に思い答えられなかったのか。

結局ぺガッサシティは破壊されてしまった。地球よりも優れた科学力を持つ割にはあっけなかった。
なんであんなにあっさりと破壊されたのか、未だに疑問だ。地球人を侮っていたのだろうか。

地球爆破に失敗したペガッサ星人は暗闇の中に消えた。
ダンは「もう一度あいつに会いたいなあ」なんて呑気に言っている。

第7話 宇宙囚人303

キュラソ星の犯罪者が地球に逃亡してきた。それが今回登場するキュラソ星人の囚人303。逃亡者なので地球侵略とか考えていない。殺人鬼である。

「こんにちは、ガソリンをください。誰もいないのかしら」
こうやって活字にすればなんともないが、この女の子の発音がおかしい。なぜこうなった。

セブンの出番は脱出するだけ。墜落するβ号からの脱出の際の変身だった。
別に変身しなくてもパラシュートかなんかで脱出すればいいんではないか。
脱出した後はダンに戻り、巨大化したキュラソ星人に説教して悦に入っている。

「キュラソ星と地球の間に素晴らしい友情が生まれることだろう」とのナレーションで終わる。
キュラソ星人はガソリンが主食のようだから、結構豊富にあるのだろう。友情は生まれたかもしれないが、番組を見続けてもこの後なんの進展もなかったようだ。
キュラソ星人がみんな303みたいな顔だったら、いい友達でいましょうね状態か。

第8話 狙われた街

ダンとメトロン星人が卓袱台を挟んで会話するシーンが印象的な作品。このシーンがフィギュアとかにまでなっている。

メトロン星人はタバコに他人が敵に見える結晶体を入れ、タバコを吸った人間が暴れるようにしたが、メトロン星人自体はタバコを吸えない手をしている。
メトロン星人だけではなく、ウルトラシリーズには他にも日常生活が不便じゃないかと思う手をした宇宙人が出てきた。ちょっと調べてみた。

バルタン星人。
メトロン星人。
アイロス星人。
メトロン星人ジュニア。
巨大ヤプール。
テンペラー星人。

まあ、科学が発達し宇宙船まで作れるのだから、地球人とは違う生活があるんだろう。

ダンとメトロン星人が卓袱台を挟んで会話をかわす。有名なシーンだ。
そこでメトロン星人は自分の計画をセブンに話す。なぜ待ち構えていてわざわざ計画を敵に教えるのだろう。倒せる自信があるからか。視聴者への説明のためか。

夕陽を背景にしてセブンとメトロン星人が戦う。キレイなシーンだ。
メトロン星人はアイスラッガーで真っ二つにされた。


〈関連ページ〉



2017/06/12

ソニーのステレオラジカセ・エナジー

写真はソニーのラジカセのカタログ(昭和56年2月)

昭和56年 ソニーの新型ラジカセ エナジー登場

ソニーから新しいラジカセ、エナジーというシリーズが出た。
これまでのジルバップやXYZのように1機種ずつ小出しにするのではなく、4機種が同時に登場した。
仮面ライダーは1号、2号、そしてV3と順番に出てきたが、ゴレンジャーみたいに最初から勢ぞろいみたいな感じだ。

エナジー99(CFS-99)84,800円
エナジー77(CFS-77)59,800円
エナジー66(CFS-66)42,800円
エナジーキューブ(CFS-F40)99,800円

というラインナップだった。
エナジー99がリーダー格。今でいうセンター。ゴレンジャーならアカレンジャー。

エナジー88っていうのが当初のラインナップにはなかったが、ちょっと遅れてエナジースリーラン(CFS-88)79,800円というのが出た。これが型番から見て実質エナジー88か。

昭和56年7月エナジー20発売。これでエナジーシリーズは終了した。

エナジー99

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-99
定価84,800円。

エナジーシリーズのエース。
ウーファーの口径が20センチとなった。
テープの曲の頭出しAMS(オートマチックミュージックセンサー)も曲数がキチンと表示される。他の機種では機能があっても曲数の表示ができないのだ。

何色というのか、天板の色が独特で、後にも先にもこの機種だけの色。エナジーシリーズなのに、他の機種には展開しない色。他にもスピーカーの周りに赤を配したり電源ボタンに緑、ファンクションスイッチに青や赤を使ったりと、色使いが楽しいラジカセになっている。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅594×高さ347×奥行169mm
重さ:10.8kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合12W(6W+6W EIAJ/DC)

関連する記事→ソニーのステレオラジカセ・エナジー99

エナジー77

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-77
定価59,800円。

エナジー99同様20センチウーファー搭載。
ラジオを録音して再生して楽しむ、それだけならこれで十分な気がする。
デザインは大したことがないから、私が選ぶならエナジー99だが。
値段が59,800円と手頃だったから、エナジーシリーズで最も売れたんではないだろうか。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅575×高さ286×奥行145mm
重さ:7.5kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)

エナジー66

写真はソニーのラジカセのカタログから(昭和56年2月)

CFS-66
定価42,800円。

エナジー20が発売されるまでは、エナジーシリーズの末弟だった。
上位機種に比べると、スピーカーの口径が小さくなったり、操作スイッチがフェザータッチではなくなったりしているが、特選街(後述)での評価も高いし、まあこれで十分かという性能だ。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅520×高さ252×奥行146mm
重さ:6.5kg
スピーカー:16cmウファー、4cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)

エナジーキューブ

写真は昭和56年3月のカタログ

CFS-F40
定価99,800円。

普通ならば価格の高いこのキューブがエースとなるのだが、なぜかそうはならずエナジー99がイチオシの機種らしく、エナジーシリーズの写真でも99がメインになっていた。
型番も他のエナジーシリーズは99とか77とかと数字のゾロ目なのに対して、キューブはFがついていてゾロ目でもない。愛称も数字ではなくて英語のキューブ。
型番のFはメタルXYZ(CFS-F3)にもついている。

エナジーキューブの99,800円という価格はこの時点でのソニーラジカセ史上の最高値機種だった。別売りでリモコンもある。

エナジーシリーズの一員なのだが、途中からAC/DCコンポという名も記され、最後はエナジーが消えAC/DCコンポF40となった。

エナジースリーランが、登場時はAC/DCコンポ、途中でAC/DCコンポエナジースリーラン、最後にエナジースリーランの単独表記となったのとは逆パターンだ。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅460×高さ267×奥行161mm
重さ:12.5kg
スピーカー:10cm×4
実用最大出力:総合28W(14W+14W EIAJ/DC)
周波数特性:ノーマル30〜14,000Hz メタル30〜16,000Hz

エナジースリーラン

写真は昭和56年7月のカタログ

CFS-88
定価79,800円。

CFS-88は登場時にはエナジースリーランを名乗らず、AC/DCコンポを名乗る。
途中からエナジースリーランを名乗った。
スピーカーが折りたためるギミックが楽しそうな機種。折りたたんだ姿がサイコガンダムっぽい気がする。

■下記はカタログから引用。
大きさ:本体/幅465×高さ254×奥行127mm、スピーカー部/幅233×高さ247×奥行127mm
重さ:10kg
スピーカー:20cmウファー、5cmツィーターの2ウェイ×2
実用最大出力:総合12W(6W+6W EIAJ/DC)

雑誌での評価

昭和57年3月号の特選街。

ラジカセ特集の中でエナジー66とエナジーキューブの記載がある。

記事『最新ラジカセ売れ筋18機種のNo.1発見テスト』
18機種の中の1機種がCFS-66。総合評価は18機種中2位。

『全一八機種のうちで最も廉価な価格帯に属しながら大型スピーカーを採用しており、非常にコストパフォーマンスが高いラジカセである。』と書かれている。
ちなみに1位はパイオニアSK-350。

記事『ラジカセかコンポか10万円台の15機種徹底比較』
こちらにはエナジーキューブCFS-F40が登場している。
『バランスのよい音だ。Fレンジもゆとりを感じる。』
『ピアノの音がきれい。ドラムスもしまっている。』と書かれている。
ラジカセ部門では順位はついていない。

エナジー20

昭和56年7月発売。
写真は昭和56年7月のカタログ

エナジーシリーズの末弟だが、総合出力はエナジー66と並ぶ7W。レベルメーターはエナジーシリーズ唯一のLED。
エナジーシリーズはこのエナジー20でエネルギー切れとなった。

■下記はカタログから引用。
大きさ:幅468×高さ206×奥行120mm
重さ:4.4kg
スピーカー:12cm2個
実用最大出力:総合7W(3.5W+3.5W EIAJ/DC)
周波数特性:80〜8,000Hz

最後に

エナジーシリーズは全部で6機種が発売された。
エナジーキューブとスリーランがやや異色だが、他の機種は単純だ。
エナジー99を頂点に、その機能削減版が下位機種だ。
ジルバップがTVやRRを出したりして、機能が色々と違ったのに比べると、エナジーは単純に価格差だけの、実にわかりやすいシリーズだった。