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2017/09/28

昭和53年に発売されたソニーのステレオラジカセ

昭和53年。
私は小学校を卒業し中学1年生になった。
中学生にもなると色んな音楽を聞き始める。

この頃はピンクレディーが絶頂期。ひよっこのテーマソングを歌うサザンオールスターズがデビューし、私がカラオケで歌う世良公則&ツイストもヒット曲を連発。仙台のご当地ソング青葉城恋歌のヒットもこの年だ。

音楽を聞くと、録音しておくラジカセが欲しくなる。
お金があればステレオコンポを買うのだろうが、中学生はまだラジカセだ。
中でもソニーが欲しかった。
今でこそなんて事のないブランドになったソニーだが、当時は今で言えばアップルみたいな憧れのブランドだったのだ。

CF-6500Ⅱ


59,800円。
ジルバップマークⅡ。

初代より2,000円だけアップして登場した。
初代ジルバップについてソニーのホームページには『発売当時のステレオラジオカセットの最高峰』と書かれている。
だが、この頃の最高峰はCF-3800、「ジャンボ・ステレオ」79,800円。
このジルバップマークⅡ発売の半年後には『ラジオカセットのひとつの頂点を極めます』とカタログに書かれたステレオXYZも発売される。
ジルバップは最高峰ではなく常に中間機だったのだ。

CF-6600


65,800円。
ジルバップデラックス。

基本的にはジルバップマークⅡと同じ。
ジルバップマークⅡの外装を木製キャビネットにしたのが本機。
実際に音を聞いたことはなかったが、響きが違ったのだろうか。
それとも雰囲気を楽しむものか。

本で言えば愛蔵版。
中身は同じなのだが、価格はアップだ。
こうなるともうラジカセといってもチャチな感じがしない。

CFS-686


69,800円。
ステレオXYZ(ジィーゼット)。

前年にヒットしたジルバップ、その改良版ジルバップマークⅡ、そしてジルバップデラックスと3機種が揃ったジルバップ。
そのジルバップシリーズを超える価格と性能。それがステレオXYZ(ジィーゼット)。
カセットデッキではおなじみ、テープのヒスノイズを低減するドルビーNRを搭載した。
ジルバップは計8機種が発売されたが、どの機種にもドルビーNRは搭載されなかった。

デザインは直線基調でカッコいい。ジルバップデラックス同様アンテナが2本っていうのもいい。カッコよくて性能がいい、多少値段が高くてもいい、それがソニーの魅力だったのだ。

CFS-600


89,800円。
スリーピース。
最初は愛称がなかったが、そのうちスリーピースを愛称っぽく使い始めた。

金額89,800円はこの時点でのソニーステレオラジカセの中で最高額だ。
スリーピースなので一体型ではなく左右のスピーカーが分離している。
スピーカーを本体に合体させることはできないから、ラジカセのように気軽に持ち運びはできない。
ラジカセというよりコンポっぽい。電池駆動できるが、まあ電池では使わないだろう。
89,800円という価格がナンバーワンなら、出力が12Wというのもナンバーワンだ。

CFS-656


49,800円。
ステレオ・ホットドッグ。

ゴングという名称では後継機が出なかったが、この機種が金額的にはゴング55の後継機。
デザインはジィーゼットに通じるところがあるが、愛称はホットドッグ。
ジィーゼットはデザインがかっこいいだけではなく、性能も兼ね備えたブランドなのだろう。
ホットドッグなので高級機という感じはまったくない。

カタログ

昭和53年3月 ラジオカセット総合カタログ

昭和53年6月 ラジオカセット総合カタログ
昭和53年11月 ラジオカセット総合カタログ

まとめ

家電メーカー各社からいろんなラジカセが出ていた。
その中でソニーからはジルバップデラックスやXYZが発売された。
私はこの頃にソニー信者になったのだろう。


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2017/09/27

ウルトラマンレオ第6話『男だ! 燃えろ!』の感想

ウルトラマンレオ DVD VOL.2
これまでのウルトラシリーズでは、基本的にウルトラマンの登場は事件の解決を意味していた。
ウルトラマンの登場で、星人や怪獣を倒しておしまいだ。
水戸黄門の印籠的な存在だった。
それがウルトラマンレオの場合は違っていた。レオが破れてそこからどうやって倒すかに主眼が置かれていたのだ。
だが、特訓する巨大ヒーローは子供達に受け入れられなかった。
ウルトラマンが出てきたのに、そのウルトラマンが負けて事件が解決しないのだからストレスがたまる。
私が見たかったのは特訓するレオではなく、もっとSFに振った話が見たかった。
それでもレオは大好きなシリーズなのだが、ウルトラセブンのストーリーをレオの世界で再現したらどうなるだろうと良く妄想したものだ。

第6話『男だ! 燃えろ!』

MACの宇宙ステーションで働く白土隊員。
そもそもMAC基地は宇宙ステーションではなかったか。
まあ、MAC基地の他にも宇宙ステーションがあるのだろう。

白土隊員の恋人洋子を車で送るゲン。
そこを等身大のカーリー星人に襲われる。レオに変身していないゲン相手に劣勢のカーリー星人。等身大ではかなわないと巨大化する。
カーリー星人は巨大化すると怪獣のようになる。ツルク星人と同じように、巨大化と言うより変身なのだ。

「洋子さん逃げるんだ」とゲンが言ったら星人に向かって走っていく洋子。
カーリー星人に踏み潰されて殺されてしまう。
逃げるんだという言葉を、ゲンから逃げるんだと思ったのだろう。
カーリー星人が巨大化する前にレオに変身、踏み潰せばよかったのではないか。
で、等身大のときは優勢だったゲンも、レオに変身して戦えばカーリー星人に負けてしまった。

MAC基地に帰り、白土隊員に責められるゲン。
恋人が殺されてしまったので怒るのはわかるが、MACの実績を考えれば色々と守れないのは当然だ。
自分もMACにいればわかるだろう。
だが、白土隊員は「MACのパトロール隊のメンバーと言えば、この世で最強の人間たちだ」などと言う。どこの世界のMACだ。
あるいはこの頃の地球人は弱体化していたのだろうか。それでMACの隊員ぐらいでもう最強。

白土隊員はパトロール隊に入隊。星人をこの手で倒すと志願したのだ。
その姿を見たゲンは奮起。
特訓を始めた。2本の丸太を吊るし、振り子のようにして戦う特訓だ。

等身大のカーリー星人に襲われる女性。それを白土隊員が助ける。そして眉間の弱点を発見する。MACで倒せると自信を持った隊員たち。

CM明けでまた特訓を開始するゲン。
上から吊るした先の尖った丸太相手に戦っているのだ。
止めに入る大村、百子。
側から見れば何やってるんだとしか思えないからだ。
大村が言う。「こんなことまでしなくちゃいけないのか、MACの隊員は」

白土隊員は射撃の練習をしている。こちらの方がよほどMACの隊員らしい。

等身大のカーリー星人が現れ、次々と倒されていくMACの隊員たち。
白土隊員が言う、「この世で最強の人間たちだ」が疑わしくなる。ていうかそもそこそんなことは白土以外誰も思っていない。

こんな特訓は生ぬるいとジープに乗ったダンに追いかけ回されるゲン。
「逃げるんじゃない」ってダンが言っても、逃げるだろうよ。
そもそもこんな特訓をしなくても、レオのジャンプ力はスゴイし、空だって飛べる。
時間の無駄だったのではないだろうか。
この無駄な時間がレオの初期のセールスポイントだったのか。

巨大化したカーリー星人が現れる。
白土隊員は銃を撃つが巨大化した星人には効き目がない。ピンチの白土隊員を見てゲンがウルトラマンレオに変身。
カーリー星人との戦いが始まる。

突進してきたカーリー星人をかわすレオ。星人の角はビルに突き刺さる。そこを蹴り。
角を折ったレオは星人の弱点の眉間に突き刺した。
弱点を攻めて絶命させたのはわかるが、弱点ではなくても、角が眉間に突き刺されば普通に死ぬだろう。

(昭和49年5月17日放送)


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2017/09/26

薬を飲まない


認知症の母は、毎食事前に薬を飲んでいる。
飲んでいるといっても、薬を飲まなければならないということはもう覚えていないので、私が飲むように言っている。
素直に飲むときは素直に飲む。
「薬だよ」
「はい」と言って何の問題もなく飲む。

素直じゃないときは飲まない。
「えー、いいから、いいから」と言ったり、「飲みたくない」と言ったり、「あんたが飲みなさい」と言ったりする。

飲まないときはちょっと時間を置くと飲むようになることもある。
1分にも満たない間をとってから「薬だよ」と言うとさっきまでの抵抗は嘘のように飲むことがある。
それで飲まない時はさらに間をあける。
飲まないと言い張ると私も飲ませるのを止める。
で、また数分してから言うと大抵は飲む。

薬を飲むにしても、飲み方を忘れてしまっていることもある。
飲み方を覚えているときはスムーズだ。
これまで通りなんの問題もなく飲める。

だが、飲み方を忘れてしまった場合は時間がかかる。
粉末の薬なのだが、一気に口に入れないで少しだけ入れる。
口に何か入ったのを感じて、それでいいと思うのだろうか。
全部入れないで止めてしまう。
それから水で飲み込まず、舌の上で味わって「苦い」とか言う。
実際は苦くはないはずだが、そう感じるのか。
口をあけて私に「ほらほら」と見せる事もある。

水で流し込むように言うが、一回ではなかなか理解できない。
で、飲みきるまで5、6回繰り返す。

こうやって飲めばまだいい方だ。
「あんたが飲め」
こう言われたときは「俺はもう飲んだよ」と言う。
すると「え、そうなの」という感じで渋々飲み始める。

「いやだ」と言って飲まない時も多い。
「じゃあ俺も一緒に飲むから」と言って私が飲むフリをすると渋々と飲み始める。

薬を飲んで一時間半ほどすると、かなり眠くなる様子だ。
眠くなると大人しいので、手がかからなくなる。
それもあって、できるだけ飲ませたい。
まあ薬は関係なく、ご飯を食べた後なので眠くなるだけなのかもしれない。


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2017/09/25

道無き道を突き進む母

道無き道を進む母
一昨日の昼休み、弁当を食べていたら母が通っているデイサービスから電話があった。
母が暴力をふるっていると言う。
職員だけならまだしも、業者の人にも暴力をふるっていると言う。
他の利用者への暴言もあり、興奮していて手がつけられない状態だと言う。
またかとちょっとうんざりする。
とにかく行ってみた。

行ってみると、母はもう暴れてはおらず椅子に座っている。
大人しく座っているのではなく、座りながら前にいる職員を口汚く罵っている。
そんな言い方をすれば絶対嫌われるだろうなというような口ぶり。
他の職員から、ここ最近は特に酷いと説明された。
落ち着いた頃を見計らって頓服薬を飲ませた。
本当は暴れる前に飲ませるのだろうが、暴れるそぶりを見せた頃だともう飲むはずもない。

薬を飲んだからといって、すぐに効果は現れない。
私は母を車に乗せ気分転換のドライブをする。
興奮は徐々に収まってきたのか大人しくなった。
だんだん眠くなってきた様子。
そのうちに眠ってしまった。

家に連れて帰ると、母は布団に入って眠った。
眠ったが、30分おきぐらいにトイレに起きてくる。
その都度私が声をかけると、意味不明の返事を返してくる。
薬のせいだろうか、多少ろれつが回っていない。

翌日、私が起きると、鍋にはバナナが皮ごと切り刻んだ味噌汁ができている。食器洗いのスポンジもちぎられて入っていた。
一晩寝ると母の興奮はたいていはリセットされる。おかしいことはおかしいが、興奮は収まった様子。
母は一番上にパジャマを羽織った姿だ。
味噌汁を新たに準備し始めると、母は私の知らない誰かの名前を言いながら、その人はいないのかと聞いてくる。
昔の友達か誰かだろうか。
他にも何かブツブツ言っているが、声が小さくて聞き取れない。
朝食が出来上がってさあ食べようという時に、母は迎えに行くと言って出て行った。

私もご飯をそのままにして追いかけた。
母はいつもデイサービスに持っていく着替えや上靴の入ったバッグを持っている。
母は左右を見渡しながら、近くの山に入っていく。
崖が崩れて立ち入り禁止の看板とロープを無視して進んでいく。
そして道もない山の斜面を登り始めた。
足場が悪いのでゆっくり進む。
ちょっと踏み固めてから足を出す。
私が「道がないから戻ろう」と言っても戻らない。
私は半袖だったので蚊がしょっちゅう腕に止まってくるので叩き潰す。
最近の母は散歩中すぐに疲れたと言って歩く速度が落ちるのだが、何も言わずにグングン進む。
冒頭の写真はその時の一枚だ。
どこにこんな体力があるのだ。

20分ぐらい歩いてようやくまともな道に出た。
道を歩いていた20代半ばぐらいの女性はびっくりだ。
パジャマを着たばあさんとおっさんが道もない所から出てきたのだから当然だ。


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2017/09/21

ウルトラマンレオ第5話『泣くな! おまえは男の子』の感想

ウルトラマンレオ DVD VOL.2
私にとってウルトラシリーズはブルマァクのプラモデルとともにあった。
テレビだと30分で終わってしまうが、プラモデルだとずっと一緒だ。
ウルトラマンのスペースビートル。
ウルトラセブンのウルトラホーク1号、3号、ポインター。
帰ってきたウルトラマンのマットアロー。
ウルトラマンエースのタックファルコン。
ウルトラマンタロウの時は未購入。
ウルトラマンレオでは買いたかったが買えなかった。
ブルマァクのプラモデル自体が出なかったのだ。

第5話『泣くな! おまえは男の子』

城南スポーツセンターのみんなでピクニックに行く。
ゲンははしゃいで歌を歌っているが、トオルだけ浮かない顔をしている。
ツルク星人に殺された父を思い出しているのだ。
なんといっても目の前で真っ二つにされたのだ。ショックだろう。

トオルの妹カオルはそれほど落ち込んだ様子はない。
それほどショックではなかったのか。トオルよりも幼いので、あんまり理解できていないのかもしれない。
逆にトオルを気遣う様子も見せる。
それでもトオルの機嫌は直らない。

百子がカオルに「私はカオルちゃんのお母さんよ」と言ったのを真似して、ゲンがトオルに「よし、僕はトオルくんのお父さんだ」と言うとようやく機嫌を直した。
そこにMACからゲンに召集の連絡が入った。
大村にも促され、行ってしまうゲン。

「オオトリさんはMACの隊員、僕の父さんなんかじゃない」と、トオルは再びいじける。トオルは「僕のお父さんはMACの隊員だ」と誇らしくはならず、ただいじけるだけ。MACの隊員といえば、ツルク星人に斬り殺された鈴木隊員のイメージしかないのだろう。

明るいBGMをバックに怪獣カネドラスを攻撃しているマッキー2号、3号。
カネドラスは頭のブーメランをアイスラッガーみたいにして飛ばした。マッキー2号も3号も撃墜されてしまう。
カネドラスはそれで満足したのか姿を消す。
マッキーを撃墜しただけで満足とは随分と志の低い怪獣だ。マッキーは撃墜して当たり前。レオを倒すのも当たり前なのだが。

MAC基地で、ダンはゲンが遅れたことを叱責する。
そこにカネドラスを月の裏側で発見の報告。
ダンは「容易な相手ではない」と言い、ゲンは特訓を始める。
特訓しなければならないのなら、ゲンが間に合っていたとしてもカネドラスには勝てなかったのではないか。
ゲンが間に合ってウルトラマンレオに変身。カネドラスにかなわない。特訓する。
間に合っても間に合わなくても同じことだ。

で、カネドラスが再来する前にと特訓を始めるゲン。
ダンが考案し大村が作ったという機械を相手にする。
「奇妙な機械〜」とナレーションで言っているが、確かに奇妙というか珍妙な機械。
それを相手に真面目に挑むゲンも奇妙、というか滑稽だ。
機械なので単調な動きしかしない。3本の角みたいなのが上下に動いているだけなのだ。
今見ても変だが、小学校3年生だった当時の私も変なマシーンだなあと感じていた。今も同じ気持ちを持ち続けている。子供の頃の気持ちを忘れていないのだ。
これでは子供達は見なくなって視聴率が下がるのもわかる。
そんな機械に真剣に飛びかかっていくゲン。
真面目にやればやるほど、見ていた子供達の気持ちは離れていったことだろう。

スポーツセンターで子供達が跳び箱の練習をしている横で特訓しているゲン。
ゲンが真面目にやればやるほど間抜けな風景だ。

特訓中のゲンの元を訪れたダン。
ゲンは尋ねる。「隊長、こんなことをして何になるんですか」
実際、こんなことをして視聴率低下の一因にしかならなかったことだろう。

カネドラスは頭のブーメランをアイスラッガーみたいに使う。ならばダンが攻略法を知っているのではないか。変な機械を使うより、ダンが何か伝授すればいい。

怪獣再来の報。
大村は「みんな、早く家へ帰るんだ」と言って子供達を避難させる。
家に避難させるのか。シェルターとかに避難ではないのか。
この時代の各家庭にはシェルターかなんかが備え付けられていて、その方が安全なのかもしれない。

逃げずに特訓を続けるゲンとトオル。
一人おろおろする大村。
特訓マシーンの角みたいなのが折れて大村に向かって飛んでいく。それを真剣白刃取りで受け止めた大村。いたく感心するゲン。

トオルの元に駆け寄ってくるカオル。やはりトオルが気になって戻ってきたのだ。
口から火を吐く怪獣。大村がやられて倒れたが、気にせずトオルとカオルを助けに行くゲン。
特訓が終了したわけでもないがウルトラマンレオに変身する。

レオに変身はしたが、トオルとカオルの乗った車をかばうレオ。かばった背中をいいように攻撃されるレオ。
トオルに亡き父の声が聞こえてくる。
「お前は俺の息子だがカオルの兄でもあるんだ」その言葉で立ち直ったトオル。
「レオー、頑張れー」というトオルの声援でレオも奮起。

カネドラスはアイスラッガーを仕掛ける。特訓は関係なくジャンプでかわすレオ。
大村さんの使った真剣白刃取りでブーメランを受け取め投げ返す。
ブーメランが目に突き刺さったカネドラス。
アイスラッガーのように投げた後は自分でコントロールは出来ないのだろう。
最後はレオのチョップで真っ二つだ。
特訓のマシーンは役に立ったのか?

ゲンとカオルが見ている中、トオルが跳び箱の練習をしている。
ダンと大村も見守る中、トオルはついに跳び箱を飛べるようになった。

(昭和49年5月10日放送)


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2017/09/20

ウルトラマンレオ第4話『男と男の誓い』の感想

DVD ウルトラマンレオ VOL.1
1話と2話、3話と4話が前後編。
1話と2話はレオ対ブラックギラス、レッドギラス、マグマ星人の1対3の戦いだった。
今回は1対1だ。
ツルク星人がそれだけ強いということだろうか。
怪獣も現れず、星人が一人だけで前後編というのはテンペラー星人並みの強さなのか。

第4話『男と男の誓い』

先週のダイジェスト。それから本編に入る。
水中に消えてしまったレオ。
「父さんを殺したのはあいつなんだ」とツルク星人を指差すトオル。
レオの金属片が落ちていいたくらいでは騙されない。まあ、レオのせいにして陥れるというシーンはなかった。

レオが敗れた後、マッキー3号でツルク星人を攻撃するダン。ウルトラセブンのBGMが流れるのがカッコいい。
高圧電線に導いて電気攻撃だ。一時退却するツルク星人。
倒せないまでも、変身できずとも2度もツルク星人を追い払ったダン。
只者ではない。
そりゃそうだ、ウルトラセブンだ。

水中に消えたゲンを探すMACやスポーツセンターの面々。
水中に消えたのはウルトラマンレオなのだが、みんな普通にゲンを探している。
MACの隊長モロボシダンだけは一緒に探さずに夕陽を眺めている。
その後は基地で一人待っているダン。
午前4時、ゲンが見つかったという連絡が入りホッとした表情のダン。

ゲン=レオは生きていた。
2分40秒が過ぎてもレオは死ぬわけではなく、ゲンに戻るだけなのだ。
カラータイマーが鳴ると、こっちもドキドキして頑張れーと応援したくなるのだが、時間がきても何のことはない、変身がとけるだけだったのか。
ツルク星人にボコボコにされたが、切られた傷はなさそうだ。

甲斐甲斐しくゲンの世話をする百子やトオルやカオル、スポーツセンターの面々。
MACの医療室に連れて行かなかったようだ。
MACに霊安室はあっても医療室はないのか。
そんな瀕死の状態のゲンを連れ出すダン。
この滝の水を切れなどという命令を下す。
それから特訓に励むゲン。

ツルク星人が出現。
避難中のトオルとタケシのピンチにダンはウルトラ念力を使った。マッキー3号を操縦中だったが、両腕をクロスするので操縦はできない。自動操縦だったのか。念力を使った後も操縦してないっぽい。やはり自動操縦なのだろう。
ウルトラ念力では敵を倒せないとナレーション。それでも結構効いていた様子なので、ダンが念力を使っている間にレオがやっつければいいのではないか。
「いいか、俺がウルトラ念力で星人の動きを止めるから、その間にやっつけろ」とか。

特訓中に泣き言を言っているゲンの元にダンが現れる。
いろいろ喋っていたら、ツルク星人出現の報を受けてまた出動するダン。
行ったり来たりと大変だ。
だからここで打ち合わせをすればいいのではないか。俺がウルトラ念力を使うので、その隙にツルク星人を倒せと。
二人がかりで倒すより、レオの戦士としての成長を優先させているのか。一人で倒せるようになれと。

滝から落ちてくる花びらに閃いて、滝を蹴りで切ったゲン。できたぞーと喜んでレオに変身、ツルク星人と再び対決だ。
レオは戦う前に両腕を硬くして、ツルク星人の刀を腕で受け止められるようにした。これは特訓とは関係なさそうだから、初めの対戦時からそうすればよかったのではないか。
ツルク星人の二段攻撃っていうのはイマイチよくわからなかったが、いつの間にかレオはツルク星人の両腕をもぎとっていた。
倒れたツルク星人はトドメを刺されるようにもげた両腕が突き刺さって絶命した。
特訓の成果、なのだろう。

保護者のいなくなったトオルとカオルは百子と住むことになった。
トオルとカオルと百子の関係は、スポーツセンターで一緒ということぐらいだろう。
それで引き取るとは百子も大したものだ。

(昭和49年5月3日放送)


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2017/09/19

落ちていたもの


朝は母を連れて散歩をする。
夕方にも散歩をする。
朝の散歩の時にはゴミ袋とゴミ拾い用のトングを持って出かける。
道端に落ちているゴミを拾いながら散歩するのだ。
一日一善。
認知症の母に、強制的にいいことをさせている。
人の役に立たせているつもりだ。
道端には様々なゴミが落ちている。

タバコの吸い殻

タバコの吸い殻が落ちていなかった日はない。
週に一回ぐらい、わかばのパッケージが落ちている。
だいたい一箱吸い終わるのが一週間なのか。
まだ火がついている吸い殻が落ちていることもある。
周囲には人はいない。
火事になったりもするぐらいだから、タバコの火はすぐには消えないのだ。

空き缶

ビールや発泡酒の空き缶が圧倒的に多い。
ビールの中身が残っていることはほとんどない。
発泡酒の中身が残っていることが多い。
値段が安いからあんまりもったいないと思わずに捨てるのだろう。
時折缶コーヒーの空き缶。

ペットボトル

空き缶に比べるとこちらは圧倒的に数が少ない。
持ち運ぶのを前提にしているので、途中で捨てていく人は少ないのだろう。

免許証

一度免許証を拾ったことがある。
25歳の男性のものだった。
免許なしで運転しているのだろうか。
後で交番に届けた。

コンビニ弁当

コンビニエンスストアで弁当を買ってきて、歩きながら食べるのだろうか。
食べ終わって空になった容器が道路脇に捨ててある。
もちろん割り箸も捨ててある。

風船

ちょっと前に、公園によく落ちていた。
風船のついた花火の破片なのだ。

雑誌

私が子供の頃はけっこう落ちていた気がするが、今は滅多に落ちていない。

お菓子、お菓子のパッケージ

アリが群がっていることがある。
知らずにそのままゴミ袋に入れていると、出てきて手を這い回る。
息を思いっきり吹きかけたりして吹き飛ばす。
アリはどこだかわからない土地で投げ出される。
こういうアリはそのまま死んでしまうのだろう。
それとも何キロ離れていても巣に帰り着く本能があるのだろうか。
あるいは他のアリの群れにちゃっかり混ざったりする個体もいそうだ。

お金

お金はほとんど落ちていない。
私が子供の頃はよく拾った覚えがあるが、最近は小銭をあんまり使わなくなったので落ちていないのだろうか。
散歩の途中、母はお金と勘違いして立ち止まり拾おうとする丸いもの。
毎日同じ場所で同じように拾おうとする。毎日新鮮な気持ちなんだろう。

最後に

良い習慣を身につけることは良いことだ。
私が認知症になっても、習慣は残るだろう。
朝から晩までゴミを拾い続けているかもしれないが、徳がいっぱい積める。


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2017/09/18

王冠コレクション


子供の頃は王冠を集めていた。
家でジュースを飲んで集める、瓶のコーラの自動販売機には王冠を抜く栓抜きが付いていた。王冠はそのまま自動販売機に吸い込まれる。その王冠を磁石で吸い上げて集める、道に落ちているのを拾って集める…。
ドラえもんの第9巻、「王かんコレクション」の巻ではドラえもんが流行性ネコシャクシビールスで王冠のコレクションを流行らせた。そんなビールスがなくても、結構王冠を集めた子供はいたのだ。

コカコーラ

コカコーラの王冠
王冠の裏にスーパーカーが書かれてた。当時はスーパーカーブームだったのだ。
全部で100種類あるという。私は何種類ぐらい集めたのか。とりあえず数だけは集めた。ダブったのも結構あり、到底100種類はない。


コカコーラ

スターウォーズも集めた。映画には熱狂したが、スターウォーズの王冠には熱狂しなかった。スーパーカーに比べると格段に少ない。

コカコーラ

英語の書かれたコカコーラの王冠。勉強になる。『without〜なしで』。
英語のシリーズもあったのだ。
全然興味がなかったのだろう。同じコカコーラの王冠でも、英語シリーズはこれ1個だけだ。

ファンタゴールデングレープ

従来のファンタグレープに問題が発生。着色料に問題があった。問題が解決するまでのつなぎとして売られていたのがゴールデングレープ。
ゴールデンアップルの都市伝説を生んだ。

ファンタグレープ

グレープの文字より無果汁の文字の方がデカい。
いまだに発売されている。
ファンタオレンジと並んでファンタ定番の味だ。

ファンタオレンジ

グレープと並ぶファンタ定番の味だ。
これもいまだに発売されている。

ファンタアップル

随分と錆びている。かろうじて字が読める。
以前はロッテリアで飲めたが今はもう販売していない。

カルピスソーダ


カルピスソーダも瓶があったのだ。

キリンレモン

綺麗なまま残っている。
10円玉を乗っけて王冠を外すと綺麗なまま外せるという裏技を覚えたからだ。

ペプシコーラ


裏は裏蓋で覆われている。
裏蓋をめくると…、
『この次にご幸運を…』の文字。
ハズれた。

ミリンダグレープ

ファンタと並んでよく飲んだ。今はもうない。

ミリンダオレンジ

ファンタと並んでよく飲んだ。今はもうない。

裏をめくると『当たり20円』。

プラッシー

米屋で買えた。

ドリンカオレンジ

ドリンリキではない、ドリンちからでもない、ドリンカだ。まったく覚えていない。

リボンシトロン

リボンちゃんというキャラクターがいた。

リボンオレンジ

リボンシトロンの姉妹品なのか?

スカットりんご

スカット。全然覚えていない。どんな飲み物だったか、どういう味だったか、何もわからない。スカッとしない。

醤油とサラダ油

王冠コレクターだったのでこんな王冠まで集めた。

ソースと醤油

王冠コレクターは更にこんな王冠まで集めていたのだ。

国旗が印刷された王冠も集めた記憶があるのだが、一つも見当たらない。ここにある王冠とは別にしまっていて、そのままなくなってしまったのだろう。

まとめ

今は缶が主流だから瓶はあんまり見かけなくなった。
瓶だと飲んだ後、またお店に持っていかなければならないのが面倒くさい。
これ以上私の王冠コレクションが増えることはなさそうだ。

■■一行日記■■
軽自動車なのに重い人が乗っていた。



2017/09/14

ブラックベリーZ3

1年前にブラックベリーZ3を買った。12,800円だった。
ブラックベリーOSがどんなものか、使ってみたかったのだ。
ブラックベリーの特徴は何と言ってもハードウェアキーボードだが、このZ3にはなし。
まあ、OSがどんなものか知りたかったので、安かったこの機種にしたのだ。

 黒い箱にZ3の文字。シンプルだ。

本体

大きさ 140 × 72.8 × 9.3mm
重さ 164g
画面サイズは5インチ。960×540ピクセル。あんまり解像度は高くないが、画面は見やすい。
側面のイヤホンジャックやマイクロUSBには邪魔なキャップはない。
防水ではない。

裏面

裏面は滑らないようになっていて落としにくく持ちやすい。
中央にはブラックベリーのマーク。
左上にはカメラ。画素数は500万画素。

LTEには未対応。
SIMはmicroSIM。

ブラックベリー 10 OS

下から上へのスワイプでホーム画面に戻る。
ホームボタンはないので、このスワイプ操作を忘れると戻れなくなる。

日本語も選べる。
ブラックベリーの特徴のハードウェアキーボードはなし。ソフトウェアキーボードはQWERTYキーのみ。フリック入力はできない。

ブラックベリーハブというのが便利。
メールやフェイスブックやツィッターの通知がこれで全部わかる。
だが、フェイスブックはアプリをバージョンをアップすると、ブラックベリーハブに通知が来なくなる。
そもそもこのバージョンアップしたフェイスブックのアプリ、アプリとは名ばかりで、ブラウザで表示したフェイスブックなのだ。レビューでも酷評ばかり。

BlackberryのアプリはBlackBerry Worldで配布されているが、数は圧倒的に少ない。
Wirldといっているが、ずいぶん小さな世界なのだ。

アンドロイドのアプリを入れることもできるので、どうしても使いたい場合はそうする。

インスタグラムの公式アプリはないが、代替品はある。

最後に

10年前にはトップシェアだったブラックベリー。
移り変わりの早い世の中だ。
アンドロイド搭載機を発売中だが、昔のような売上はもう望めないだろう。
さて、次はブラックベリーパスポートが1万円台まで値段が下がれば買ってみよう。


2017/09/13

ウルトラマンレオ第3話『涙よさよなら…』の感想

DVD ウルトラマンレオ VOL.1
一番見たウルトラシリーズはウルトラセブン。その次に見たのがウルトラマンレオ。
どちらも夕方の再放送タイムの定番のひとつだった。
ウルトラセブンはいつの間にか再放送しなくなり、代わりによく再放送されたのがウルトラマンレオだ。人気があったのだろうか。
ウルトラマンレオをリアルタイムで見ていたのは私が小学校3年生のときだ。それからよく再放送されて、高校生ぐらいの頃まで見ていたか。

第3話『涙よさよなら…』


城南スポーツセンターで、トオルが雲梯をしている。それを応援しているトオルの父。トオルが無事できたのを喜んでいる。
トオルはカオルの兄だが、1話2話にはなぜか登場せず、今回が初登場だ。

トオルとカオルの3人での帰り道、フィンガー5の恋のダイヤル6700を歌いながら歩いている。この曲が発売されたのは放送の前年の昭和48年12月。収録時では最新の曲だったのだろう。レオの世界では時代設定がいつになっているのだろうか。

トオルの父親がツルク星人に殺されてしまう。
胴体が真っ二つにされたのだ。
ツルク星人は両手が刀になっている宇宙人。人を殺すことしか考えてないのだろう。その刀でバッサリだ。真っ二つになった父を棒立ちで見つめるトオル。

ツルク星人は地球侵略とか考えておらず、宇宙の通り魔だ。
トオルの前にウルトラマンレオのバッチを落としていく。
レオに対する挑戦状のつもりだったのか。
トオルはウルトラマンレオが犯人だと思う。
ウルトラマンレオのバッチが落ちていたからって、レオが犯人だとは普通は思わないだろう。

もともと母はおらず、ツルク星人に父も殺されてしまったトオルとカオル。二人を預かることにしたMACの鈴木隊員。
車で鈴木隊員の自宅に向かう途中、ツルク星人に襲われる。
今度はこの鈴木隊員がツルク星人に斬り殺される。よくある名字なので、初めて覚えたMACの隊員名だがすぐに出番はなくなった。

ダンとツルク星人の戦い。そこに割って入ったゲンだが、ダンに殴られ気絶している。どうして殴ったりしたんですかと怒るゲンに、あのまま戦っていれば殺されていたぞとダンは言う。ツルク星人は2段攻撃を仕掛けようとしていたというのだ。
2段攻撃というのがよくわからないが、フェイントを使った技だろうか。
そもそもゲンも相手が等身大ならば、レオに変身して踏み潰せばよかったのではないか。

そんなことを察したのか、今度は巨大化して暴れるツルク星人。
巨大化したツルク星人は怪獣のような姿になっている。
これまでのウルトラシリーズでは巨大化しても姿形は変わらなかったが、ツルク星人は怪獣のような姿になった。
等身大と巨大化バージョンと2種類の着ぐるみを作ったのだ。
巨大化というよりは、変身というべきか。ゲンが変身してウルトラマンレオに変わるように、等身大のツルク星人も変身して巨大化したのだ。

マッキーではない戦闘機が撃墜されるとダンは撤退を命じる。
ツルク星人にかなわないMAC。MACは腰抜けだと市民から言われていると言うゲン。
ダンはツルク星人を倒すためにマッキーのスピードを倍にするように指示する。
戦闘機のスピードをいきなり倍に出来るのか。
もし出来るのなら初めからそうしておけばいいのではないか。
とはいえそれでも星人には勝てないと踏んでいるダン。
ツルク星人を倒すのはレオしかいないと考えているのだ。
ツルク星人の2段攻撃に勝つには3段攻撃しかないというダン。

ツルク星人が現れ、スピードアップしたマッキーで攻撃するMAC。
なぜかマッキー1号は出てこない。
撃墜された戦闘機を見て変身するゲン。

ツルク星人にかなわないウルトラマンレオ。
等身大の時には人間を真っ二つにしていたので、レオも切られるかと思いきや、ゴツゴツ叩かれていて、切られるのとはまた別のダメージだ。等身大の時は両腕が刀だったが、巨大化後は刀というよりも木刀になった感じだ。
カラータイマーが鳴り出したレオはエアープレンスピンで投げ出される。
2分40秒のタイムリミットが過ぎ、レオは海に沈んだまま次回に続くとなった。

(昭和49年4月26日放送)


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2017/09/12

こんな牛丼屋はどうだ


時折行く牛丼店。
毎日食べたいわけではないが、時々無性に食べたくなる。
すき家、松屋、吉野家が牛丼御三家。
それぞれの店に特徴があるが、こんな牛丼屋はどうだろう。

肉だけ丼

頼んだ牛丼が出てきた際に、一番腹立たしいのが玉ねぎがどっさり入っているときだ。その分肉が少ない。
肉の量や玉ねぎの量はマニュアルで決まっているのではないのか。
牛肉と玉ねぎのトータルで何グラムとなっていて、牛肉何グラム玉ねぎ何グラムとは決まってないのか。
とにかく玉ねぎが多すぎるのはヒドい。
なので潔く玉ねぎを入れない。
玉ねぎなしの牛肉だけ丼を作る。
値段は500円。
単価も上がるし、肉だけ入れればいいのだから、玉ねぎが多すぎとかの盛り付けでのクレームもない。

立ち食い

立ち食いそばは昔からある。
立ち飲みも昔から。
今ではステーキ店やスパゲッティ店まである。
であるなら、牛丼店でも立ち食いがあってもいいだろう。

持ち帰り専門店

弁当屋みたいに、持ち帰り専門店を作る。
現状でも持ち帰りで弁当はあるのだから、メニューはそれをそのまま使う。
客席がいらないので、圧倒的に小さい店舗で済む。
注文が多い場合は配達もする。

牛丼食べ放題

1,500円ぐらいで牛丼が食べ放題。
あるいは牛丼ではなくて、牛皿でもいい。
焼肉食べ放題みたいなものだ。
単品で野菜を頼んだりビールを頼んだりして単価も上がる。

そば・うどんメニュー

そばとうどんをメニューに加える。
牛肉そば、牛肉うどんを作る。
私は若い頃は立ち食いそばを食べた後に牛丼を食べていた。
一軒で両方とも食べられれば便利だ。

最後に

私が住んでいる仙台は牛タンの店が多い。
牛丼店でも牛タンを使ったメニューを出してくれないものか。


2017/09/11

誰かが来る


アルツハイマー型認知症の母は夜の8時前には布団に入る。
風呂に入ってから寝る時もあれば、眠いからと言って風呂に入らずに眠る時もある。
布団に入ってすぐに眠ればいいが、寝ないで起きてくることがある。
誰かが来るからと起き出すのだ。
誰かが来るから、誰かの分の布団を敷く。
外へ出て行かない分まだマシかも知れない。

誰かが来るからの誰かとはいろいろ変わる。
一番多いのは息子が帰ってくるという主張だ。
8割はそうだ。
いつも帰ってくるのは息子だという記憶だけが、一人歩きしているのか。
母は毎日の夕方、そろそろ息子が帰ってくるだろうと思っている。
で、実際に息子の私が帰って来る。
この帰ってきたという記憶はなくなり、帰ってくるだろうだけが残っている。
息子は目の前にいるので、誰も来るはずはない。

息子以外だと、夫、弟、イトコ、よくわからない人などなど。
母の夫は私の父だが、いつも仕事に行っていたから帰ってくると思うのはまだわかる。専業主婦だった母は朝に父を仕事を送り出し、夕方は帰りを待っていたのだろう。
弟もまあわかる。イトコはなんでなんだろう。

よくわからない人は母自身がよくわからない。
「誰が来るの」と聞いても、「誰だっけ。よくわからない」とか言う。
わからない人が今頃来ないだろって言っても来ると言い張る。
誰かが来るという結論ありきで行動しているのだ。

誰かが帰ってくると言い出した母は、自分の寝ていた布団をずらし、スペースを作る。
そこに新たに布団を敷き出す。
誰かが帰って来るので、その人が寝る場所だ。

敷いた布団の横に座ってじっと待っているが、眠いのだろう。
すぐにうつらうつらし始める。
だが、「眠いんだから、眠ったら」と言っても「帰って来るまで待ってる」と言う。
言い張るので放っておく。
そのうち眠気をこらえきれなくなり、布団に入って眠る。
『そのうち』が1時間ぐらいになる時もある。
一回寝てしまうと、トイレなんかで途中で起きても、誰かが帰ってくるなんてことは言い出さない。

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2017/09/07

VAIO Phone Aを使ってみた感想その2


VAIO Phone Aを購入してから2週間。

VAIO Phone Aを使ってみた感想

気になる点もあるが、おおむね満足だ。
2週間使ってみた感想を書いてみた。

nanoSIM

nanoSIMを入れようとしたが、よくわからない。
説明書にもmicroSIMの記載はあってもnanoSIMの記載はない。
SDカードとの排他的仕様なので、SDカードの装着場所に入れてみた。
問題なく認識した。
IIJでの購入だったからか、何の設定もせずにすぐにネットに繋がった。

カメラ

カメラ性能は取り立てて優れた部分はない。
有効画素数は約1300万画素。
ズームをする時は画面のピンチでしかできないようだ。
音量ボタンでできそうなものだが、できなかった。
8倍までズームできる。光学ズームではなくデジタルズームだ。
なのでズームにした画像はあんまり良くない。

画面

5.5インチは大きくて見やすい。
まあ、その代わりにスマホ自体がデカすぎると感じる人もいるだろう。
画面は暗い。
明るくすればバッテリーの減りが早くなる。
明るい屋外では画面がほとんど見えなくなる。
写真を撮るときはちょっと困る。

画面の自動回転

時折できなくなる。
できないときは一日中できない。
なぜかはわからないが、翌日になると問題なく使えるようになったりする。

電池

朝9時ごろ100パーセントでスタート。
日中は1時間程度ネットを見たりメールを見たり。
時折カメラを使い写真を数枚撮る。
夜の9時頃には40パーセントを切っている。
画面が大きい分、それだけで電力を消耗するのだろう。

スピーカー

内臓スピーカーはモノラルだ。
別段困りはしない。困りはしないが、VAIOのAはAudioのA。
であるならばやっぱりスピーカーはステレオがいい。
社名にオーディオと冠していてモノラルってのは如何なものか。

内臓ストレージ

内臓ストレージは16GB。
あんまりアプリをインストールしていないので、今のところは問題なし。

ベゼル

もうちょっと狭いといい。
左右はともかく上下はもうちょっと。

防水

防水機能はついていない。
雨の日は気をつけなければならない。
風呂場で使うなどとは以ての外。

フィルム

画面保護のフィルムは貼らない事にした。
今のスマホは画面のガラスが頑丈になっているから、貼らなくても大丈夫なはずだ。
保護フィルムを貼ると、画面が本来の映りとは違ってしまうとも思う。
VAIO Phone Aは画面が暗いので、貼ったらこれ以上暗くなるかもしれない。

今後のVAIO Phoneへの要望

指紋認証。やっぱりあると便利だろう。
ベゼルはもっと狭くする。
防水、防塵機能。
アンドロイドは最新版。
内臓ストレージは32GB。
次はもうちょっと上の、高級路線をいって欲しい。


2017/09/06

ウルトラマンレオ第2話『大沈没! 日本列島最後の日』の感想

ウルトラマンレオ DVD VOL.1
主題歌の「ウルトラマンレオ」は主人公おおとりゲンの真夏竜が歌っている。
主人公が主題歌を歌うのは、『帰ってきたウルトラマン』の団次郎に続いて2番目だ。
歌詞は1番ではなくて2番。1番は劇中でかかった。
主題歌の映像では、私の好きなマッキー1号が毎回見ることができる。
劇中ではほとんど出番がないのだ。

第2話『大沈没! 日本列島最後の日』

前回のあらすじを紹介した後、ブラックギラスとレッドギラスの双子怪獣に苦戦するレオの場面。
マグマ星人が現れさらに苦戦する。
それはそうだ。
もともと勝てない相手だったのが、地球に来たからって急に勝てるようになるわけがない。
ピンチのレオを救ったのはダンのウルトラ念力。セブンに変身できなくなったダンの最後の技だ。念力でひるんだブラックギラスとレッドギラスの角を折るレオ。
これはいかんという感じで退散していくマグマ星人と双子怪獣。
最初から打ち合わせしておけばいいんではないか。
今度星人と怪獣が現れたら、ウルトラ念力で動きを止めるからその隙にああしろこうしろと。

ともかくダンのウルトラ念力によってなんとか助かったゲン。
自分一人で追い払ったと勘違いしている。
ダンが、実は自分が手助けしたんだと匂わせる。
ゲンに、もしかして隊長が…と言わせるように仕向けておいて、ダンは「言うな!」

戦いの最中、百子が負傷、病院に運ばれていた。
津波なんだが、火に包まれる一般人もいたりして大変だ。
百子が負傷したと知って、森の中に行って暴れるゲン。
エネルギーが有り余っている感じがする。
そこに現れたダンに、きりもみキックを身につけるようアドバイスを受ける。
光線技を伝授しないのはなぜだろうか。
額にビームランプがあるだろう。そこからビームが出るんだぞとか胸にカラータイマーがついているだろう。それは時間を計るだけではなくタイマーショットを撃てるんだぞとかアドバイスすればいい。
ともかく、スポーツセンターでくるくる回る訓練を始める。
ゲンを補助する猛。なんでこんなことをと思っているに違いない。

第2話になってようやくMACの活躍。
ブラックギラス、レッドギラス以前にもセブンがMACを出動させず単独で戦ったことがあるのだろう。
だが、セブンに変身できない今はMACを使うしかないのだ。

MACの戦力はマッキー2号、3号。
2号は分離して2機になって攻撃。3号はダンが乗る。この3号、仮面ライダーにおける戦闘員、ガンダムにおけるザクのような存在。
セブンだとウルトラホーク1号が一番活躍していたが、MACでは1号はでかいがほとんど出番がない。前回は偵察していたが、今回は出番なし。ネットで検索すると撮影初期に破損したとの情報もあるが本当だろうか。操演が大変なので、壊れたことにして使わなかったのかもしれない。私は2号3号よりも、この1号が好きなので、ほとんど出番がないのは非常に残念だ。

きりもみキックの練習をするダンとゲン。
ダンはゲンを一人前に育て上げようとする。
ダンはウルトラの国から派遣されてきているのならば、ウルトラの国に報告しなかったのか。
セブンに変身できないのだから、後任を頼むとか。
人手不足で地球まで手が回らなかったのだろうか。
それでレオを育て上げるしかないと。

完成したきりもみキック。
レオに変身しブラックギラスとレッドギラスに挑む。
マグマ星人をダブルアームスープレックスで投げるレオ。だがマグマ星人はすぐに起き上がりダメージはなさそうだ。
カラータイマーが鳴り始めるレオ。
このカラータイマー、レオの故郷L77星にいた時にもあったのだろうか。母星にいれば時間の制限などないので必要なさそうだ。地球に来た時につけたのだろうか。じゃあマグマ星人はつけなくていいのかって話だ。

ギラススピンをしている双子怪獣。
ウルトラマンレオは人形のようになってクルクルと回る。
そしてきりもみキックを出した。
飛んでいくブラックギラスとレッドギラスの首。
マグマ星人はどうしたかというと、そのまま退散した。
逃げ足の早い宇宙人だ。
他のウルトラシリーズなら円盤で逃げたところを本人なり防衛隊なりが撃墜するところだ。

戦い済んで飛び去るレオ。
ただ飛び去る他のウルトラ兄弟とは違い、最後は光って消える。

怪獣を倒してマグマ星人を追い払っても物語は終わらない。病院の百子は意識を取り戻さないのだ。
ゲンは海岸で「死なないでくれ、死なないでくれ」と叫ぶ。
するとなぜか空に獅子が登場し、稲妻が光る。
沈んだ島が浮上してきた。
百子も意識を取り戻した。
一体これは何の力だ。

「レオとマグマ星人の戦いは、今始まったばかりである」とナレーション。
いやいや、L77星の時から始まっていたはずだ。
始まっていたからこそ今回の戦いがある。
『〇〇との戦いは、今始まったばかりである』というフレーズを使いたかっただけだろう。

ゲンは地球を守る決意を固めるが、地球に住んでいるからって地球を守る義理もない。
そもそもなぜ地球にやってきたのか。
似ているのかもしれないが、L77星と地球にはなんのつながりもない。
ウルトラの国に難民として逃げ込んだ方がよっぽどよかったんではないか。
ウルトラマンって言葉を知っていたり、ダンを知っていたりするのだから、当然ウルトラの国だって知っていたはずだ。
そこでウルトラの戦士として認められて地球に派遣される…。

(昭和49年4月19日放送)


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ウルトラセブンの感想をまとめた

2017/09/05

ボイストレーニング


以前ボイストレーニングに行ったことがある。
友人のH氏が行かないかと誘ってきた。
同年齢のH氏とはいつも一緒にカラオケに行っていた。
歌が上手で、もうトレーニングなんて受けなくてもいいんではないかと思うぐらいだが、さらに上手くなりたいと言う。
私もカラオケが好きだった。好きなのだが、上手くはない。上手になりたかったので、一緒に行くことにした。

私のカラオケは声だけが大きい。以前一緒にカラオケに行ったO君から「トイレまで声が聞こえてきましたよ」と言われたことがある。一緒に行った人間は皆耳を塞ぐ。ジャイアン状態だ。

教室に行くと、先生は20代中頃の可愛いお姉ちゃん。
私とH氏、それに私とH氏と同年齢ぐらいの男が来ていて一緒に始めることになった。
おっさんが3人と若いかわいらしい先生の組み合わせだ。

「じゃあ、好きな曲のCDかテープを出して下さい」と言う先生。

各自自分の好きな歌を持って来て、それを練習するんだと言う。
我々は誰もそんな話は聞いていなかった。
電話での問い合わせではそんなことは言われてなかったのだ。
で、先生は困って、3人で歌える歌にしましょうと、置いてある数多くのCDの中から一曲を選んだ。
我々おっさん世代の好きな曲で3人で歌える歌とは何だろう。
サザンオールスターズか井上陽水か松田聖子か中森明菜かチェッカーズか安全地帯かオフコースかアリスかはたして。

『犬のお巡りさん』だった。

犬のお巡りさんだと。
子供が歌う、童謡の犬のおまわりさんだと。

おっさん3人が一緒に犬のお巡りさんを歌うことになってしまった。

現在の歌唱力を知りたいということで、一人一人が犬のお巡りさんを歌った。
まずはH氏。
真面目な顔で熱唱する。相変わらずうまいなあと感心するが、歌っているのは犬のお巡りさんだ。
次に私、真面目に熱唱する。声だけはデカいが歌っているのは犬のおまわりさんだ。
最後はたまたま一緒のおんなじおっさん。見知らぬ人たちの前で犬のおまわりさんを歌っている。
歌い終わると、可愛い先生が各自に真面目にアドバイス。

それから基本から教えてくれる先生。声の出し方とか口の開け方とか呼吸とか。
そして最後にみんなで歌いましょうと言う。
で、歌いました。犬のおまわりさんを。
先生は、はい、気持ちを込めてとか笑顔でとか時折声をかける。
何十年後かの、老人施設かなんかで歌う老人3人とケアしている女性職員みたいな感じとなった。

2017/09/04

息子と兄を間違える


認知症の母は私のことを母の兄だと思うことが多い。
私も50歳を過ぎていいオヤジになった。
年をとっている=息子ではないと思うのだろうか。
私を兄と間違える時の母の中では、息子は小さいままなのだろう。
母は母で、自分はもっと若いと思っているのだ。

目の前にいる、自分よりも年上の人間は誰か。
それで兄だと思うのか。
実際には母と母の兄が二人だけで暮らしたことはないし、母の兄は何十年も前に結婚して孫もいる。
だがそんな事実は関係ないのだ。

私を兄だと思っている時間は長いが、大抵はそのままにしている。
私のことを「あんちゃん」と呼んでくる。
あんたの嫁さんはどこに行った?と聞いてくることもある。
兄の嫁がいるのをわかっているのに、一緒に住んでいるのはおかしいとは思わない。

朝は私を息子だとわかっている日が多い。
週のうち6日はわかっている。
だが、息子だと思っていても一瞬で切り替わる。

「あれ、息子はどこ行った?」
「今までそこにいたのに…」

目の前にいるのが当の息子なのだが、その息子はどこかへ行ったようだ。
こういうときの母は若い頃の自分に戻っているのだ。
10代、20代、30代ぐらいか。
「今何歳?」って聞くと「80歳」と正解を述べることがあるが、多分それはたまたまで、大抵は「30だっけ」「50歳ぐらいか」「数えるのやめた」とか答える。最高齢は「300歳」だ。300歳だったらけっこう若く見える。自分が80歳なら息子もその分歳をとるのだが、そんな事実も関係ない。

息子はどこに行ったのだとなったとき、ちょっと前までは「俺が息子じゃないか」と言うと、最初はちょっと怪訝な顔をしながらも「ああ、そうだっけ」と思い出していた。
それがだんだんと無理になった。
それで「仕事に行ったよ」とか答えるようになった。
そう言っただけで納得する場合もある。
「ああ、そうなの」
「学校だよ」と言えば納得することもある。
「ああ、そうなの」

納得しない場合もある。
まだ小さいんだから仕事なんてしてないとなったり、挨拶もせずに学校へいくわけはないとなったりする。
納得させるのは無理だから話題を変える。無理に変えなくてもその内忘れる。

納得せず忘れないときの母は、息子を探しに家を出て行く。
息子を探し回るのだが、当の息子は目の前にいるので、見つかるはずはない。
1時間から1時間半程度歩き回ると、いい頃合いだ。
「帰ろうか」と言うと素直に応じて家に帰る。


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