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2019/05/14

宇宙鉄人キョーダイン

宇宙鉄人キョーダイン(昭和51年)


子供の頃の私にとって、特撮と言えばウルトラシリーズ。
ウルトラマンやウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンやウルトラマンエース、タロウ、レオの円谷ヒーローたちだ。
それに対して東映ヒーローは等身大のアクションヒーローで、特撮って感じはしなかった。
その東映が作った特撮ヒーローが『宇宙鉄人キョーダイン』だ。
当時買っていたテレビランドの告知ではスカイブラザーとなっていた。
それが変更されてキョーダインになった。
兄弟だからキョーダインって、安易だな。
数字の京と単位のダインにもかけているようだ。
京はきょうじゃなくてけいって読むんだけどね。

キョーダインは等身大ヒーローではあるが、変形してジェット機や車に変化、そこからはミニチュアによるアクションなのだ。
テレビランドやテレビマガジンでも、その辺を強調していた。
兄貴ロボット、スカイゼルはスカイミサイルやスカイジェットに、弟ロボットのグランゼルはグランカーやグランミサイルに変形。
ミサイルに変形したら爆発してそれで終わりになるんじゃないのかな。
実際はミサイルと言うより、ただのジェット機だったね。

戦う相手はダダ星地球侵略ロボット軍。
こちらのダダロイドも変形してキョーダインと戦う。
最初の頃のタンクーガやバズカード、ダイキライやガトリンガーなんかはキチンと変形していたが、ちょとずつ変形がショボくなり、途中から変形しなくなった。
それに伴い、キョーダインも変形しなくなった。
変形がセールスポイントだったのに、その変形が見られないのはどういう事だ?
子どもたちの反応が良くなかったのだろうか。
そんな事はなかったと思うがな。
でもキョーダインは手だけ変形してデカくしたりはしていたぞ。

途中から敵にガブリンというのが出てきた。
こいつが大将だが右手だけのロボットだ。
ということは左手や左足、右足、頭、胴体など他のパーツのガブリンもいるんだろうかね。
ガブリン5人衆というのも出てきた。
こいつらが毎週出てきてキョーダインと対戦、ダダロイドは出てこなくなった。
一体で出てきたり全員で出てきたり、再生されて出てきたり、ブラックナイトにされて出てきたりと忙しい。
ガブリンクィーンというのも出てきた。
普通のヒーロー物のように毎週新たな敵が出てくるのではなく、がブリン5人衆やガブリンクィーンが出てくるだけになった。
当初の変形するヒーロー物から、毎回同じ敵相手のヒーロー物に変形したのだ。

最後はダダ星に特攻して終わるキョーダイン。
本物の兄弟が無事だったので、ハッピーエンドなのか。
キョーダインはロボットなので、寂しかったらまた作ればいいしね。






2019/05/10

ウルトラマンレオ第24話『美しいおとめ座の少女』の感想

マッキー3号のオモチャを砂場で拾ったことがある。
ダイキャストのちょっと重いオモチャだ。
持ち主が取りに来ると思っていたが、一週間たってもそのまま置いてある。
TVでのMACの不甲斐なさに腹を立てて捨てたのかな。

第24話『美しいおとめ座の少女』

MAC基地。
「隊長、宇宙船です」
「何?かなりのスピードだな」
「このスピードでは、地表に激突します」と会話しているが、ただ見ているだけのMACの隊員達。
出動して地球に激突する前に何とかしたらどうだ。
東京の都心とかに激突されたらエライことだぞ。

案の定、どこかに激突した宇宙船は大破した。
炎の中で、宇宙船に乗っていたっぽい少女と老人がいた。
「おじいさま、大丈夫? おじいさま、しっかりして」

MACは宇宙船が墜落してから、墜落地点のBX003地区へ出動した。
遅いよな。
パトカーみたいにサイレンを鳴らして急行。
なんか大きな装置を背負った隊員もいるぞ。
でもこの隊員は取り立ててなにも見つけず、ゲンが金属片を見つけた。
「隊長、地球のもんじゃないですね」
「よーし、この地区のパトロールを強化しよう」
金属片どころか、宇宙船自体が地球のものではないんではなかろうか。

翌日、ゲンと佐藤隊員がマックロディーでパトロールしている。
病院では少女が往診を断られていた。
病院から出ても、病院を恨みがましく睨みつけている。
怖いな。
少女は走り出し、マックロディーの前に飛び出した。
慌てて降りるゲンと佐藤隊員。
何も言わずに行こうとする少女を、ゲンは呼び止めた。
「君、顔に泥が。これで拭きなさい、さぁ」
と言いながら白いハンカチを差し出すゲン。
少女はドロをぬぐうとハンカチを返し、どこかへ行ってしまった。
ゲンは道路に何かが落ちていることに気づいた。
「宇宙金属」
ゲンは少女を追おうとしたが、少女はもう見当たらない。
「おい、どうかしたのか」と佐藤隊員。
「いえ、何でもないです」
何でもないですって、なぜ秘密にした?
下心があるのか、ゲンよ。

夜の城南スポーツクラブ。
トオルやカオルや百子が帰った後、昼間の少女が現れた。
「お願いです。助けてください。おじいさまが死にそうなんです」
ゲンの職場を探していたのだろうか。
「君は、地球人じゃないね」とゲン。
視線を交わす二人。
間合いを測っているようだ。
「お願いです。助けてください。お願いします」
ゲンは少女についていくことにした。

「ここです」
そこには老人が寝ていた。
「おじいさま、しっかりして」
ゲンは老人の額に手をあてた。
「ひどい熱だ。早く病院に連れて行かないと」
だが少女は、地球人は信用出来ないと言って病院へは行きたがらない。
病院を色々回って、信用出来ない出来事があったのだろう。
ゲン以外は誰も自分の顔についた泥を指摘してくれなかったので、信用出来ないのだろうか。
「じゃあなぜ僕を」
「あなたは地球人じゃないわ。それに、いい人だわ。お願い。助けて。助けて下さい」
やはり、いい人の判断基準は顔についた泥のチェックなのだろう。
うら若き乙女の顔に泥がついたままなのに、誰も指摘してくれなかったのだ。
誰か言ってくれてもいいんじゃないの?と地球人に対して不信感を抱くのも無理はない。

「よし、出来るだけやってみよう。水を汲んできて」
「はい」
ゲンは少女と老人を看病した。
そして何とか峠は越えたようだ。
「もう大丈夫」と微笑むゲン。
ゲンのやったことと言えば、爺さんの額にタオルを乗せただけだ。
こんなことだけなら、少女一人でも出来るんじゃないか。

外に出て一休みする二人。
ゲンは昼間拾った金属片を取り出した。
「はい、落し物」
「あ、あなたが持ってたの。これね、おじいさまがお誕生日にくださったの」
ゲンはその金属片を少女の左胸につけた。
「よく似合う」
二人は笑いあった。
平和だな。
ゲンは夜空を見上げて言う。
「あ、綺麗な星空だ」
「綺麗ねー」
星空を見上げる二人。
「あなたの星はどれ」
「もう無いんだ。悪い星人に滅ぼされてしまった。君の星は」
「私の星はね、あれ」
少女が指差すと、星と星がキチンと線で結ばれておとめ座になった。
「私のふるさと、サーリン星は、おとめ座で一番美しい星でした。でもある日、おじいさまの作ったロボットが反乱を起こしたんです」
回想でロボットが暴れている。
「人々はみな殺され、サーリン星はおとめ座で一番醜い星になってしまいました」
「それで君達は逃げてきたの」
「ええ、でもきっと追いかけてくるわ。ロボットにはまだおじい様が必要なの」
「大丈夫。その時はMACが、いや僕が守る、守ってみせるよ」
「本当?」
「うん」
「いつかまた、美しいサーリン星にきっと帰れるわよね」
「ああ、帰れるさ」

シャワーを浴びているゲンのもとへ、トオルが映画の誘いに来た。
「悪い。今日はいけないんだ」とゲン。
シャワー室の外には百子とカオルがいる。
「おおとりさん行けないんだってさ」
「そう」
そこに口笛を吹きながらゲンが現れる。
「ねぇ、MACのお仕事?」
「えっ? ちょっとね」
仕事なら仕方がないと百子は言うが、あまりにも明るいゲンを怪訝に思わないのか。
どう見てもMACの仕事じゃないぞ。

浮かれて少女の元に向かうゲン。
「どうぞ、おおとり君じゃな。話は、あの子から聞いています」
出てきたのは老人で、ゲンはちょっとガッカリかな。
「お体、いかがですか」
「ああ、この分なら、あと十日もすれば起きれるじゃろう。これもみな、あなたのおかげだ」
「いやぁ、僕なんか。きっと、彼女の祈りが通じたんですよ」
そこに少女が花を持って現れる。
「おじいさま、あっ」
「やぁ」
「この花綺麗でしょー。河原に咲いてたのよ」
「ああ、いいにおいだ」
「このお花の名前何て言うの?」
「うん、これはね、野菊っていうの」
「野菊?まぁ、可愛い名前ね。サーリン星にもね、このお花にそっくりの花があったのよ。ねっ、おじいさま」などと喋っている時に、マックシーバーに連絡が入った。
「おおとり隊員、大至急本部に戻って下さい。また宇宙船です」
「宇宙船? はい、すぐ戻ります」
「ロボット警備隊だわ」
「とうとうここまで追ってきたか」
「おじいさま」
「ここは僕に任せて」
「しかし」
「大丈夫、きっと僕が何とかします。ですから、ここを動かないで」
「頼みます。私はもうどうでもいい。だが、この子だけは助けたい」
「おじいさま」
「いいかい、絶対ここを動いちゃダメだよ。じゃあ」

宇宙船と向かい合うマッキー2号とマッキー3号。
「命令するまで決して攻撃するな」とダンの命令だ。
ダンは宇宙船に呼びかける。
「宇宙船へ告ぐ。こちら宇宙パトロール隊、至急応答したまえ」
「我々はサーリン星ロボット警備隊だ。逃亡者を追ってやってきた。地球に危害を与えるつもりはない。逃亡者ドドルとカロリンを引き渡しなさい」
「ちくしょう。勝手なことを言いやがって。よし見てろよ」とゲン。
ダンの命令を無視して勝手に攻撃するゲンだったが、宇宙船からの光線で撃墜されてしまう。
「うわあっ、誰が攻撃しろと言った。墜落するぞ。早く脱出しろ」って、コントか。

「我々の力が分かっただろう。1時間だけ時間を与える。それまでに逃亡者ドドルとカロリンを連れてきなさい。さもなくば地球を破壊する」
我々の力が分かっただろうって、残念ながら分からないのだ。
地球に来る星人は誰もがMACには負けないからだ。
実力を測る物差しにはならないのだね。

MACの隊員達が集合している。
「命令を無視する奴があるか」とダン。
「すみません」
すみませんですんだらMACはいらないぞ。
いらないか。
「一刻も早くサーリン星人を見つけ出すんだ。分かったな」
地球の安全を守るため、サーリン星人をロボット警備隊に引き渡すというダンの考えに、「そんなひどい」とゲン。
ダン隊長はこの言葉で、サーリン星人をゲンが知っているらしいと察したようだ。
「ゲン、お前、サーリン星人の居場所を知っているな。知っているんだな。言うんだ」
「嫌です」そう言ってゲンは走り去る。

二人の下へ行くゲン。「ここは危険です。早く逃げて」
「しかし、おおとり君」
「事情を説明している暇はありません、さぁ、早く」
まあ、説明しなくてもわかるだろう。
ゲンは二人の避難をさせるが、途中でダンに見つかる。
「私はMACの隊長モロボシダンです。さぁ、急いで下さい。脱出用のロケットが用意してあります。ゲン、何をしてるんだ。早く二人をロディーに」
脱出用のロケットって、一体どこに脱出するのだ。
とりあえず地球から出ていけば、地球に危害は及ばないという考えなのだろうか。
そんな考えはないのかゲンは「はい。さあ早く」と二人を促した。
さすが隊長だなどと思っているのだろう。
しかし、途中で宇宙船に見つかり攻撃を受ける。
「隊長、二人を頼みます」
「分かった」
少女と老人を乗せロディーを走らすダン。
ゲンはウルトラマンレオに変身した。
宇宙船にとび蹴りするレオ。
宇宙船から手と足が生えてロボットに変身した。
パンチ、キックを連続で見舞うが全く効いていないようなロボット怪獣、ガメロット。
逆にガメロットのパンチ1発で吹っ飛んでダウンするレオ。
ガメロットは倒れたレオにストンピングの嵐だ。
そんな不甲斐ないレオの様子を見た少女カロリンは、ダンのマックガンを引き抜いて立ち向かっていく。
ウルトラマンレオがゲンだとわかっているのだろう。
「レオー、レオー」と叫びながら攻撃するが効果はない。
MACの兵器が役に立ったことはほとんどないのだ。
少女はロボットに変身した。
「少女カロリンはロボットだった」とナレーション。
ロボットが変身した姿が少女だったのだ。
少女は空を飛び、ガメロットの胴体にぶつかっていった。
それからのレオは大ハッスル。
ガメロットの手を引きちぎり、飛んで逃げようとした本体に投げつけた。
レオキックでガメロットの首を叩き落とした。
しばらく動き回った後、倒れて爆発するガメロット。

ナレーション。
「少女カロリンはロボットだった。彼女は宇宙からの逃亡者ドドル博士によって作られ、人を愛することを知ったアンドロイドだったのだ」
同じ博士に作られたとは言えガメロットは、人を愛することを知らなかったのかな。

夕暮れ。
カロリンの墓の前に老人とダンとゲンがいる。
「たとえアントロイドでも、この子は私の孫です。これからもずっと一緒にいるつもりです」
「じゃあ、ずっとこの地球で暮らすんですか」
「この子がここに眠っている以上、ここが私の故郷です。なぁ、カロリン」

でもロボット警備隊の目的が少女ではなく老人であるならば、ロボット警備隊が再び襲来するんではないだろうかね。

(昭和49年9月20日放映)


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2019/05/04

ウルトラマンレオ第23話『ベッドから落ちたいたずら星人』の感想

ウルトラマンレオは似顔絵が難しかった。
子供っていうのは色々絵を書きたがるものだが、私はレオの絵を上手に書けた試しがなかった。
なんと言っても角が難しい。
これは子供に限らず、学年誌のレオの特集を見てもあんまりカッコよく書けてない。
そんな点もレオがあんまり人気のない原因ではないだろうか。
そんな中、内山まもるのマンガだとレオがカッコいい。
実際のレオを写し取ると言うよりは、カッコよく見えるようにアレンジして書いているのだね。
それで私は内山まもるのウルトラマンレオを真似して書いてみた。
カッコよく書けた。

第23話『ベッドから落ちたいたずら星人』

「宇宙、それは君たちも知っているように、数え切れないほどの星がきらめき、吸い込まれそうに広い無限の世界。ほら、あそこに光っている星。 あれはコロ星っていうんだが…」のナレーションで始まる第23話。
まずは出てくる星の名前がコロ星だ、コロ星。
ふざけた名前の星だね。
ウルトラマンレオで、星人の母星が出てきたのは初めてだろうか。
16話でアトラー星が出てきたが、これは写真だった。
他のウルトラシリーズでも、星人の母星が出てくる事はあんまりない。
コロ星人の声はサザエさんに出てくるカツオにそっくりだ。
ベッドからどこかへ落ちて行った。
まあ、多分地球に落ちるんだろうけどね。

地球では子どもたちがMACごっこをしている。
古びた廃車のバスに『リトルMAC隊本部』の看板をつけている。
MACのマネなんかして楽しいのかね。
ガキ大将はダンのマネなのか松葉杖を持っている。
隊長なのだ。
ガキ大将の隊長が隊員の子どもたちに命令を出した。
女の子ふたりにはパトロール、男の子達には掃除を命じている。
適材適所とは思えない采配だ。
掃除は隊長車と本部の掃除。
隊長車って言っても子供なので自動車ではなく自転車だ。
イヤイヤながらも応じるのは、隊長がおやつをくれるかららしい。
隊長になったのもそういう経緯からかね。

掃除をしているトオルはベッドを見つけ、隊長に報告する。
男の子達がベッドを点検しているとカオルが「ミミズのお化けがいるの」と言って戻って来た。
パトロールの成果だね。

行ってみるとなるほど地面から何かが生えている。
勇敢にもすぐさま引っ張り始める隊長。
さすが隊長だ。
子どもたちがみんなで掘るとコロ星人が出てくる。
藤子不二雄のマンガに出てくる未来人のような服装だ。
地面から出ていたのは、コロ星人の尻尾だったのだ。
「感謝感謝」と子どもたちに言うが、腹を押さえながら倒れるコロ星人。
腹が減っているらしいと子どもたちは食べ物を探しに行った。
宇宙人なのだから、こういう時は本物のMACに連絡しないのか。
MACは頼りにならないから、MACに連絡という選択肢はないのかな。

何が食べたいのと聞くと、色々と数字をあげるコロ星人。
「110番食べたい、110番、110番、110番」と110番を連呼。
コロ星人は食べ物を数字で呼んでいるようだ。
ナンバー110番はドーナツのようで、リトルMAC隊長の持ってきたドーナツを食べまくるコロ星人。

本物のMAC本部。
ゲンがダンに「未確認情報なんですが、変な星人が東京に現れて、東京中のドーナツを食べちまったと言うんですが」と報告。
「なんだって?」とダン。
そりゃなんだって?だよな。

ドーナツを腹一杯食べて満足そうなコロ星人。
子どもたちは色々質問している。
尻尾が何かと問われて、怪獣レンボラーのコントローラーと言うコロ星人。
「ちょっとだけよ」と加藤茶のマネ?をしてから「レンボラー」と叫ぶコロ星人。
宇宙にいるレンボラーに信号が届いた。
頭から生えている2本の角がちょっとクルッてしている怪獣だ。

MAC基地ではダンがマッキー3号に命令を出している。
「未確認飛行物体が、マッハ32のスピードで地球に接近中。確認しろ」
マッハ32だぞ。
セブンもレオも飛行速度はマッハ7だ。
それがマッハ32。
レンボラーが断然早い!

本当に来るとは思っていなかったのか、実際にレンボラーが来ると逃げようとする子どもたち。
毎週怪獣とか星人が出てくるんだから、怪獣が来るくらいは当たり前じゃないのかねえ。
コロ星人は子どもたちに「ダイジョーよ、ダイジョーよ」と言うが、大丈夫のことか?
トオルの疑問に「大丈夫のことじゃない?」とカオル。
そこにゲンもやってくる。
コロ星人の言う通り変なポーズをとらされるレンボラー。

ダンの乗ったマッキー3号もやってくる。
ダンはレンボラーを危険だと判断したようで、ゲンはコロ星人にレンボラーを宇宙に帰すように言う。
コロ星人は素直にレンボラーに宇宙へ帰るように命令する。
いたずら星人というが素直だね。
言うことを聞いてバイバイするレンボラー。
図体はデカいが可愛いものだ。
「この発信しっぽがあれば僕だって」とリトルMAC隊長。
子供らしい短絡的な発想だ。
「おい、やめるんだ」
とゲンの言うことも聞かず、隊長はコロ星人のしっぽを取ってしまった。
コントロールが効かなくなり、すぐさま街を破壊しはじめるレンボラー。
もともとは凶暴な怪獣なのか、コントロールが効かないと暴れるのだな。
そのとき、突然の雨。
「もうダイジョ-よ。レンボラー雨嫌い。雨降ると逃げる」とコロ星人。
レンボラーはどこかへ飛んでいく。
飛んでいった先で雨が降っていなかったら、また暴れると思うのだがどうなのだろう。

逆立ちしてるコロ星人。
コロ星人は尻尾が生えるのに20時間かかる。
逆立ちすると少し早くなるからと逆立ちしていたのだ。
反対に引っ込みそうな気がするが、まあ早くなるんだろう。

逆立ち中にベッドを見つけ駆けていくコロ星人。
空飛ぶベッドで逃げればいいと言うが、リトルMAC隊長は尻尾を取った責任から俺は残ると言う。
でも本当は体重が多いからだよね。

そんなやり取りの中、大きな虹が出た。
すると再びレンボラーが現れた。
レンボラーっていうくらいだから、そりゃ虹も食べるわな。
虹を食べるとパワーが100倍になるという。
マッキー2号が攻撃するが効き目がない。
レンボラーは雨が苦手だというのだから、水でも播いたらどうかね。
水を撒くくらいなら、MACにでもすぐに出来そうだけどね。
ゲンはウルトラマンレオに変身した。
レオを応援する子供たち。
「よし、レオ、今度はボクシングだ」とトオル。
レオよりもレンボラーの方がボクシング用にウォーミングアップを始める。
歓声やゴングの音が聞こえてくる。
カオルがラウンドガールをやっている。
第7ラウンドではお互いフラフラだ。
最後はレオのパンチでレンボラーがぶっ倒れた。
レオの活動限界は2分40秒、到底7ラウンドは無理なはずだけどね。
今回は細かいことは抜きだ。
虹を食べたレンボラーはパワーが100倍。
それを倒したレオは番組当初よりも大分強くなったんだね。
特訓もいらなくなるはずだ。
でも雨に弱いんだから、水でも播いたらどうかね。
ウルトラシャワーとかで手から水ぐらい出せるだろうに。
レオはウルトラ兄弟じゃないから出来ないかな。

本物のMACはレンボラーを鎖で縛り付け、コロ星人の尻尾が生えるまで待つことになった。
レンボラーは目覚めると、鎖を簡単に引きちぎり暴れ出した。
だから、MACは水を撒けよ。

ゲンはレオに変身。
レンボラーと戦い始めた。
だから、レンボラーは雨が弱点なのだから、水でも播いたらどうかね。
戦っている最中に、ようやくコロ星人の尻尾が復活した。

「レンボラー、やめろ。あやまれー、あやまれー」とコロ星人。
命令どおりウルトラマンレオに深々と頭を下げるレンボラー。
うんうんと頷くレオ。
周囲に対しても頭を下げるレンボラー。
壊した鉄塔を直そうとするが直らない。
操られているので頭を下げているが、コントロールされてないとすぐに暴れるし、内心は怒り心頭なんだろうな。
コロ星人はベッドに乗って帰って行った。

子供たちは『学園天国』をかけ、コロ星人をドーナツでおびき寄せようとしている場面で終了。

『ベッドから落ちたいたずら星人』だが、それほどいたずらってわけでもない。
ガキ大将の方がいたずらだったよね。

(昭和49年9月13日放映)


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2019/05/01

ソニーのベータマックスSL-MV1

ベータマックスSL-MV1

昭和58年発売。
定価298,000円。

ラジオとテープレコーダーが合体したのがラジカセ。
ラジオを録音するテープレコーダーが付いているのは理にかなっている。
ラジオやテープレコーダーは未だにあるし、ラジカセもひとつのジャンルとなって未だに続いているぞ。
消しゴム付き鉛筆も便利。
ドラえもんとのび太が合体したのびえもんもいる。
男と女が合体したアシュラ男爵はどうだろうか。
ゴテンクスなんてのもいるぞ。
スマートフォンなんて色んなものが合体している。
二つのものが合体すると相乗効果で利便性がアップするのだ。
まあ、なんで一緒にしたってものもあるけどね。

であればビデオにはテレビが合体するのが一番だ。
発売当時高校生だった私が欲しかったベータマックスがこれ。
ベータマックスSL-MV1。
茶の間にはベータマックスSL-F11があった。
ベータがVHSに負けるとはつゆほども思わず、ベータテープのコレクションは増えていった。
で、自分の部屋にもテレビが欲しくなる。
ビデオも同様。
一人で見たいビデオは色々あるのだ。
そんなときに発売されたのがこのSL-MV1だ。
でも値段が高くて手が届かない。
298,000円。
ポータブルベータマックスとポータブルテレビを足したものだから、当然これくらいの値段が当然なんだろう。
でも高いよね。
この値段で一体どれくらい売れたのだろうか。

デッキ部はSL-B5だ。
SL-B5はSL-F1をさらに小型にしたポータブルベータマックス。
別売りでチューナーもあり、設置型としてTV番組も録画できる。
ビデオデッキをどうして持ち歩くのかというと、これにカメラをつけて録画するのだ。
SL-MV1のデッキ部は、何のヒネリもなくSL-B5そのまんまの感じだね。
ソニーの設置型ベータマックスでは出来るベータⅠの再生は出来ない。
まあ、使わないだろうからね。

このSL-MV1の後継機種は発売されなかった。
あんまり好評ではなかったのだろうか。
後年ソニーが8ミリビデオを発売し始めたとき、同じコンセプトのビデオコンボを発売した。
確かにベータマックスよりもカセットサイズの小さい8ミリビデオの方が、一体型には有利だったよね。

最大外形寸法:幅229x高さ273x奥行349mm
重さ:10kg

(画像はソニーのカタログから)

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ソニーのビデオデッキ・ベータマックスSL-HF705

ベータ対VHS

ソニーのベータマックスF11

ベータマックスのよかった点

こんなベータマックスはどうだ