写真は『ワールドスタンプブック 怪獣の世界』
小さな袋に入ったスタンプ(小さなカード)を集め、台紙のスタンプブックに貼り付けて自分で図鑑を完成させるものだ。
子供の頃に集めたカードは、駄菓子屋で売っているかスナックのおまけについてくるものだった。
だがこのワールドスタンプブックはそんな場所には置いてない。さすが講談社で出していただけの事はあり、本屋で売っていたのだ。
レジの近くに置いてあり、一袋50円で購入する。袋の中には1番から324番までのスタンプのどれかが入っていて、200円の台紙に張り付けて完成を目指す。
1番のミクラスはなぜか表紙に貼る場所があった。怪獣や星人、ウルトラ兄弟だけではなく宇宙船のカードもあった。
ラゴンやガラモンは白黒だった番組のせいか写真ではなくカラーの絵になっている。
最初のうちはダブりもなく順調に台紙を埋めていくのだが、後半になればなるほどダブりが多くなった。
友達と取り替えようと袋やアルバムには書かれていたが、周りの友達で集めている子はほとんどいなかった。
小学校4年生だったが、カード自体はまだまだ人気があったように思うので、ただ単にこのスタンプブックの人気がなかったのだろうか。ワールドスタンプブックはシリーズ化していて結構続いていたので、我が町での人気がなかっただけか。
私の怪獣の世界のスタンプブックには195枚のスタンプが張り付けられている。ダブってアルバムに貼ってないスタンプは数えてみると112枚。29種類は2枚、3種類は3枚あった。
これだけダブっているのに出ないスタンプがある。確率的にはどうなのだろう。こんなものなのか? それともわざと全部均等に印刷してなかったのか。
324枚のうち204枚集めると、残りは講談社に注文できた。1枚7円。だが、集まったのは195枚。後9枚足りなかった。買おうとしても、売っている書店がなくなった気がする。そして注文を利用しないまま現在に至る。
袋もかなり残っている。よく捨てずに取っておいたものだ。ダブったスタンプをこの袋に入れれば、普通に商品になりそうだ。