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2018/09/02

ソニーモバイルがスマートフォンXperia XZ3発表



ソニーモバイルから新型のスマートフォン、Xperia XZ3が発表された。
今秋以降の発売予定だ。

ソニー、有機ELディスプレイ「Xperia XZ3」発表(ケータイWatchのページへ)

ソニーのスマホでは初となる有機EL搭載機。
周回遅れと言われているXperia、アップル、サムスン、ファーウェイなど他社がどんどん採用した有機ELをようやく採用した。
ソニーのスマホには初採用だが、ソニーはもともとは有機ELを積極的に展開してきた。

有機ELのクリエ


今から12年前の平成16年、ソニーは有機ELを搭載したクリエを発売した。

クリエ VZ PEG-VZ90(ソニーのクリエのページへ)

クリエはソニーが発売していたPDA。
PDAとは電子手帳の機能強化版みたいなもので、現在のスマホから通話機能をとったやつみたいなものだ。
シャープのザウルスやウィンドウズのポケットPC何かが有名どころか。

私はパームパイロットを使っていた。
液晶画面は白黒、文字入力はグラフィティという記号みたいなアルファベットを使っていた。
OSはパームOS。このOSはIBMやソニーも採用した。

ソニーがこのパームOSを使って出したのがクリエ。
他のPDA同様に手帳みたいなデザイン&使い方のクリエだったが、このPEG-VZ90はポータブルテレビみたいなデザインになった。
手帳みたいな使い方よりも、画面の綺麗な有機ELを生かして映像を楽しむって方に重点を置いたんだろう。
当時は有機ELは寿命が短いなんて言われていた(今もか?)ので、大丈夫なのかな〜って思っていたけど、大丈夫だったんだろうな。


有機ELのテレビ


有機ELテレビはソニーが世界で初めて発売した。

世界初 有機ELテレビ発売(ソニーXEL-1プレスリリースのページへ)

定価は驚きの20万円。
わずか11インチのテレビで20万円だ。買ったけど。
やはり値段だけのことはあって画面はキレイだった。
パネルもスゴく薄くて未来的だったな。

そこからソニーの有機ELは低迷、大型化は出来ず、現在ブラビアに使っているパネルはLG製だ。

Xperia XZ3

そんな有機EL大好きだったソニーだが、スマホにはようやく初搭載だ。
実機のレビューを見ると、やはり画面は液晶よりもキレイなようだ。
有機ELのおかげか、XZ2では厚みも11.1mmから9.9mmに薄くなっている。
画面の両端は湾曲していて、「サイドセンス」と言う機能でタップして操作できる。

有機EL以外の特徴を少々。
カメラはデュアルカメラではなくこれまでどおりのシングルカメラ。
デュアルカメラは、出るかもしれないXperia XZ3 premiamu用にとっておくのだろうか。
このXperia XZ3で少しはスマホのトップグループに追いついただろうか。
でも出るペースが早いなあ。
XZ2はともかくXZ2Premiumなんて出たばっかりだ。
いい機種をじっくりと出せないものなのか。
電話会社の意向なのかな。

でもなぜソニーは中級機のXAシリーズを日本では展開しないのだろう。
売れないXperiaを売る為には、これまでと同じことをしていてはダメなのではないか。